松江、出雲、鳥取、岡山めぐり鉄路の旅

第三日

足立美術館と鳥取砂丘

グリーンウッド夫妻は2007年4月の新緑の季節にJRを使った山陰と岡山をめぐる3泊4日の旅にでかけた。

松江駅から山陰本線で安来駅に移動。駅からは中海がチラッと見える。荷物をコインロッカーに収納して美術館の送迎バスで足立美術館に向かう。足立美術館は実業家足立全康氏が私財を投じて造った美術館である。横山大観、榊原紫峰、川合玉堂などの作品の収集でも知られるがなんといっても氏が作り上げた庭園がその手入れの見事さで世界一の庭園となっていることだ。全景と中景と遠景が渾然一体となって素晴らしい景観を作り出している。実は近景だけが足立美術館の私有地にあり、中景と遠景は借景である。すぐ裏には灌漑用水路と公道が走っているが電柱は道路を外して低い水田の中にたてて見えなくしてある。遠景となっている山の麓の集落は近景に隠れて見えない仕掛けになっているのだ。中景の大きな滝は隣のお寺に私有地にある崖に人工的に作ったものだ。それにしても素晴らしいデザインである。

足立美術館の庭

基本的にはこの庭園は館内から見るように設計されていて回遊はできない。しかし一部回遊式になっているところもあり、そこで寿立庵という茶室があったのでここで抹茶をいただく。

足立美術館の庭

美術館内のレストランでゆっくり昼食後、安来駅から山陰本線で鳥取駅に向かった。大山は雲の中だった。ホテル・ニューオータニ鳥取(Hotel Serial No.387)にチェックインしてすぐ路線ばすで鳥取砂丘に向かう。

思ったより広大でよかった。オアシスを越え、砂丘第二列の馬の背まで登った。途中から雨が降り出し、豪雨となった。雨の中を歩いてバス亭にゆき、そこで約1時間待って、ホテルに帰る。

鳥取砂丘のオアシスに向かって歩く

鳥取砂丘第二列の馬の背から日本海を望む

夕食はホテルの大観苑でとる。

第三日のコース  →はJR、⇒は徒歩

ホテル⇒松江駅→(山陰本線)→安来駅→(送迎バス)→足立美術館→(送迎バス)→安来駅→(山陰本線)→鳥取駅⇒ホテル・チェックイン⇒鳥取駅→(路線バス)→鳥取砂丘→(路線バス)→鳥取駅⇒ホテル泊

April 27, 2007


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