北八ヶ岳

双子山

グリーンウッド夫妻は八ヶ岳連峰の北端にある蓼科山の山麓にあるY氏所有の蓼科の別荘に逗留させてもらって、双子山に登った。氏の別荘は諏訪白樺湖 小諸線(県道40号)沿いの蓼科第二牧場を見下ろすところにある。女神湖 近くの白樺高原分譲地内である。諏訪白樺湖小諸線は立科町を南北に貫く幹線だが、蓼科牧場や少し下がって長門牧場 (Theme Park Serial No.149) などがあるなだらかな尾根にある尾根道である。

別荘のベランダからは手前に牛が自由に草を食む蓼科第二牧場、中景になだらかな尾根、尾根が消える佐久の谷の向こうに浅間山の連峰が見える。晴れた 日には右から浅間山、白根山、四阿山(あずまやま)、斑尾山(まだらお)、妙高山、火打 山、高妻山、白馬岳、唐松岳、五龍岳、鹿島槍ヶ岳、美ヶ原まで見渡 せる。まさに100万ドルの絶景である。

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別荘のベランダから

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牧場から蓼科山とY氏別荘

ここに2泊し、中日にY氏夫妻の案内で蓼科山の東にある大河原峠から双子山に登り、双子池、亀甲池、天祥寺原を巡って大河原峠に帰る4時間半のハイ キングを楽しんだ。

赤色ルート

双子池から亀甲池に抜ける谷沿いの道は苔むして、まさにトトロの世界であった。

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双子池にて

天祥寺原は一面の笹で樹木が無く見晴らしが良いが、ここは笹ダニがいるので要注意。大河原峠に行くには蓼科山裾を大 きく巻いて走る「林道夢の平線」を使う。「林道夢の平線」には高山植物を集めた御泉水自然公園や蓼科山登山口がある。

笹ダニが媒介する病気は「ライム病」で、1976年にコネチカット州のライムという町で集団発生したことで認識されるようになり、この名前が付けら れました。現在では、昆虫が媒介する感染症として米国で最も多い病気となっていて、49の州で発生しています。日本では長野県でシカのダニでにかまれると 感染する。2020の全英オープン優勝したソフィア・ポポフが渋野の次の優勝者だった。

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天祥寺原より蓼科山をバックに

前回訪問時の1999年の5月は まだ木々の芽はでておらず、麦草峠にはまだ残雪があったが、7月末ともなれば新芽も出そろい、木々は初々しかった。近くの白樺湖畔には白樺温泉「すずらんの湯」がある。登山 の汗を流すには格好である。

蓼科湖を少し下がったところにバラクラ・イングリッシュガーデン(Botanic Garden Serial No.134)がある。昨年の5月はまだ花のシーズンには早かったが、7月ともなれば花いっぱい。こ こにはエキゾチックな園芸植物が豊富。

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イングリッシュガーデン

帰路、メルヘン街道(国道299号線)新井近くで巨木の並ぶ古い松並木を発見。「風除けの松」というのだそうだ。300 年の歴史を持つ赤松の並木は見事だ。そば畑を風から守っている。

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新井の風除けの松

県道17号線を南下すると尖石(とがりいし)石 器時代遺跡があるとの案内板がある。そして「縄文のビーナス」なるものがあるというが帰り道で時間がなく立ち寄ったことはない。大きなものかと想像してい たが、実際には小さなものだそうだ。

ネットで調べると「縄文のビーナス」は棚畑遺跡から出土した。米沢埴原田 の工業団地の造成に伴い、昭和61年に発掘された、市内でも最大規模の遺跡で今から約4000年から5000年前といわれる。「仮面の女神」とよばれるも のは茅野市湖東の中ッ原遺跡から出土したもので今から約4000年前の縄文時代後期前半に作られたとされている。

2000年7月22日

Rev. August 30, 2020


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