諏訪大社下社秋宮と諏訪湖

2001年8月30日グリーンウッド夫妻は諏訪大社の下社秋宮を訪問した。白馬栂池高原散策後、八島ヶ原湿原散策に向けて移動する間に立ち寄ったのである。

諏訪大社は諏訪湖畔にある神社で古来、伊勢神宮、鹿島神宮などと共に 一宮(いちのみや)とされる。 狩猟神、農業神、武神として全国的な信仰をあつめている。湖の南北にわかれて上社(かみしゃ)、下社(しもしゃ)がある。上社は、本宮が諏訪市中洲(社殿は重要文化財)、前宮が茅野市宮川にある。下諏訪町にある下社は、春宮(とうぐう)と秋宮が1kmはなれてある。

「古事記」によれば、祭神の建御名方神(たけみなかたのかみ)出雲の大国主神の子で、国譲りにひとり反対したため、追放されて諏訪にいたったとされる。 巨木を7年に一度建てる御柱祭りが今に伝わっているのは出雲と同じ巨木文化圏にあったためだろう。

諏訪大社・下社秋宮

神職の最高位にある大祝(おおほうり)は、建御名方神の子孫とされる諏訪氏が世襲し、諏訪氏は中世には武士化して、大きな勢力をもった。

諏訪湖は糸魚川(いといがわ)---静岡構造線上に形成された断層盆地である諏訪盆地内の沈降地帯に水がたまった湖である。かつては山梨県側に排水され、富士川の谷にそって駿河湾にそそいでいたが、八ヶ岳の噴火にともなう溶岩流によってせきとめられ、現在の形になった。諏訪ICから中央道に入ると高度が900メートルから1,000メートルとなり八ヶ岳の南を過ぎると甲府に向かってダラダラ坂の下りとなるので分かる。

2001/8/31

Rev. April 12, 2009


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