2010年の航海日誌

2010年05月13日(木)、晴れ後曇り、南西の風、1m/sec。今年は船検の年だ。雑誌投稿原稿も書き終え、時間ができたので昨年の10月12日より放っておいた船に7ヶ月ぶりででかけた。

万一バッテリーが上がっていたら持ち帰って充電しようとジープで出かける。 メンバー用駐車場に車をいれ、マリーナに向かうとベイサイド・マリーナ・ホテル・ヨコハマというものが完成していた。昨年、トレーラー・ハウスのようなものが沢山設置されていたのがこのホテルの客室だったのだ。

ベイサイド・マリーナ・ホテル・ヨコハマ

船はなんら異常はなさそうだったが、もやいが1本切れて、フェンダーが1個パンクしていた。

いつも冷却水のパイロットノズルが詰まるのでエンジンを掛ける前に点検しようとゴムホースをはずそうとしたが、プラスチック製のパイロットノズルが壊れてしまった。

ベイサイドのメカ到着を待つ間、ホースを仮止めしてエンジンをスタートしてみると一発でかかった。しかし排水から油が浮き上がる。

メカ殿はボートでやってくる。パイロット水はエンジン・ジャケットをバイパスして冷却水ポンプに直結しているという。エンジンオイルには異常がない。ということはギヤオイルのシールから冷却水ポンプ吸入に漏れていることになる。これはエンジン解体修理を意味する。船をヤードまで牽引陸揚げ修理となる。

鍵をベイサイドのヤード・マンに預け、新品のフェンダーを購入。

2010年05月14日(金)、曇り、南西の風、1m/sec、家の鍵を船に置き忘れて帰ったので6:30に起床し、ジープで出かける。マリーナのセキュリティーシステムが壊れてチェックインできない。係員を呼び出し、リセットしてもらい。システムOSにウインドウを使っている。連休などの後にはしばしばこういうことが発生するそうである。復旧できないので係員のマスターカードで入場し、家の鍵を回収。

2010年05月30日(木)、ヤード・マンより電話あり、エンジンのオイル漏れはギヤオイルではなく、キャブレター・ガスケット損傷によるガソリン漏れであったという。ガスケット交換で対処。修理代金3.5万円。

2010年06月10日(木)、晴れ、北東の風、1m/sec、ヤードから鍵を回収。エンジン30分間運転してバッテリー充電。7/15を検査日として船検申請書提出。法定備品チェック。信号紅炎の失効期限は2010/8までと確認。

2010年06月25日(金)、10年目の船検を取得したらROCAを手放すことにし、販売元に相談したところ即売できた。マリーナに出向き9月末日を持って解約する手続きをした。

2010年07月5日(月)、ジープでマリーナに出向き、私物を回収した。同時に船検準備としてエンジンテストし、バッテリー充電を1時間以上行う。マスト灯などが点灯しているかチェックする。

2010年07月8日(木)、今日は検査日である。心配で買い足した予備のガソリンタンクは不用であるので、これを自宅の非常用発電機の燃料タンクに使うために持ち帰ろうとジープで出かける。一度も交換しなかった予備のスパークプラグが2セットあったので交換した。バッテリー充電しながら検査官の到着をまつ。検査は難なくパス。エンジンは同じものか聞かれただけでエンジンテストは要求されなかった。中間検査済み証は郵送してくれるという。このワッペンを船体に貼れば私の義務は終了する。

さらばROCA号

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