ADSLから光ファイバーへの切り替え

2001年秋ADSLのモデムを買い取って10年間、頑張ってきたが、モデムが夏季にダウンするようになった。そろそろ光ファイバーへの切り替え時期かな と思っていた。

七里ヶ浜は山を背負っているためTVの難視聴域である。真鶴岬の中継にアンテナを向けても台風毎にアンテナが倒れる。ついに数年前に鎌倉ケーブルと契約 し、CNNやBBCのニュースをみていた。中国製の安いDVDプレーヤーを使っていたが、これが数年で壊れた。どうせならとハードディスク式TV録画機 (シャープのブルーレイディスクレコーダー)を 買うことにした。ところが予約録画が鎌倉ケーブルテレビで はやりにくいという。光ファイバーにしなさいとすすめられ、ついに決断してテレビ、インターネット、電話を一挙に光ファイバーにした。

光ファイバーはこのところ急速に普及しはじめたという。0.25mmのプラスチックファイバーを8軒が共有するという。我が家はその最後の8軒目だとい う。ケーブルはプラスチックファイバー1本と2本の鋼製ワイヤーをプラスチックで固めたものだ。鋼製ワイヤーが引っ張り張力を受け持つ。普通は電信柱3本 毎にジャンクションボックスがあるのだが、我が家は道路分岐に位置するため、電柱4本目のジャンクションボックスに接続し、そこからさらに電柱1本経由し て 引き込んだ。

ジャンクションボックス内ではファイバーは裸になっており、曲がっているところでは光が漏れでているのが見える。



ジャンクションボックス内の裸のファイバー


既設の電話線や保安器は完全に撤去してもらった。鎌倉ケーブルTVの同軸回線も撤去してもらう。 鎌倉TVも幹線は光ケーブルだという。最寄の電信柱で同軸ケーブルに落している。

光ファイバーの回線端末装置の電源は落雷のサージ遮断箱経由でAC電源に接続。壁から出る黒く細いのがガレージ経由引き込んだ光ケーブル。



光ファイバーの回線端末装置

LANケーブル、電話線、TVの屋内配線の同軸ケーブルを回線端末装置に差し込み、鎌倉ケーブルテレビのセット・トップ・ボックスを取り外して同軸ケーブ ルを分割器 経由シャープのTV、シャープのHDD式TV録画機、ボーズのFMラジオに連結して工事は完了。HDD式TV録画機とTVを従来のAV黄色端子ではなく、 HDMIケーブルで接続したら画 質は各段によくなった。



接続図

SECOMのモデムも交換必要ということで、工事をした。古いのは無線がバックアップだったが、今度は無線が主で有線はバックアップだという。無線機は内 臓 型になった。

プロバイダーヘの接続設定はNTTより送られたCDを挿入して、プロバイダーの接続ユーザー名とパスワードを入力して完了。メールアドレスと無線LANは 何もすることなくその まま使えた。ADSLより高速になったという実感はない。

TVはNHK契約をしなおさねばならない。その後は日本の有料多チャンネル放送会社スカパーJSAとの契約が必要。16日間はお試し期間ですべてのCSが 無料で視 聴できる。

録画予約はオンライン番組表から目的のプログラムをえらんでOKを押すだけ。そのとき放送していれば、TVに表示され、そうでなければ予約とい うことになる。

HDDに録画したあとBD-RE、DVD-RW、DVD-Rに移せる。コストパーフォーマンスはDVD-RWが優れている。

光の普及率は40%と聞いたので町内を歩いてみるとたしかにそうだ。なかでも興味を引いたのは、電話線、鎌倉ケーブルテレビ、インターネット用に光回線と 3本を引いたままの家があったことだ。折角の光回線がないている。


November 16, 2011

Rev. December 7, 2011


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