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蘭引(らんびき)

らんびき」 はポルトガル語のalambiqueから転じた名。16世紀後半、南蛮渡来の還流付き蒸留器。南蛮外科で傷口を消毒するアルコールや薬草抽出液や化粧用香 油水の蒸留に使われた。3段の陶器製で上段は水冷式還流器、中段は製品受け皿、下段は蒸発器となっている。幕末には瀬戸物屋の店頭に並ぶまでになっていた という。内藤記念くすり博物館の見学ルートで買い求めた複製品である。 多治見市の岐阜県陶磁器陳列館長古川庄作氏の指導の下に陶工、小曽木教彦氏によって製作された。

 


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