シリアル番号 | 日付 |
995 |
2005/10/07 |
名言 | 一国に従属している地方というものは、周囲の国々にとっては永遠に誘惑の種である以上、その地域は領土保全の決意の上に立つ独立国となってはじめて、安全な地帯として存続できる |
言った人、出典 | 英国の外相パーマストン子爵 |
引用した人、他 | バーバラ・W・タックマン「八月の砲声」 ウエリントンがベルギーの平野でナポレオンを下したのち、ベルギーの地をオランダに併合したが、ベルギー人は新教をきらい独立しようとした。パーマストンはそれならと外交力を発揮してベルギーを永世中立独立国として各国に認めさせた。 にもかかわらずカルタゴの将軍ハンニバルがローマ軍を破ったカンネの戦いをならい、第一次大戦ではドイツはベルギーを通ってフランスに侵攻するのだ。カンネではカルタゴが勝ったが究極において戦争に勝ったのはローマだった。 塩野七生「ローマ人の物語IIハンニバル戦記」 |