メモ

シリアル番号 表題 日付

700

電気二重層電池

2003/04/05

エネルギー密度ではコンデンサーに近い二次電池。そのエネルギー密度(J/cm3)は下記の通り。

  エネルギー密度(J/cm3)
リチウム一次電池 2000
鉛蓄電池・ニッカド蓄電池 300
リチウム二次電池 80
固体極電気二重層電池 10
電気二重層コンデンサ  1
アルミ電解コンデンサ 0.03

ニッカド蓄電池やリチウム二次電池は使用温度範囲や寿命に問題があるので固体極電気二重層電池が代りに使われる。特に太陽電池との組み合わせに合性がよい。

固体極電気二重層電池は50ミクロン内外のプロトンだけを通過させるプリプロピレンやガラス繊維を隔てて固体カーボン電極を対峙させ、電極の間に硫酸または苛性ソーダ液を充満した構造をもつ。電極となる活性炭は100m2/grの表面積を持つためこれを対峙させることにより大容量のキャパシタを得ることができる。

屋外の太陽電池時計、照明灯、縁石表示発光体などに使われている。

山本重雄著「ソーラー電池のはなし

二次電池では現在、ニッケル水素電池とリチウムイオン電池が使われている。ハイブリッド車向けは現在ニッケル水素電池が主力であるがリチウムイオン電池への移行も検討されている。

Rev. May 9, 2007


トップ ページヘ