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2003/01/05
重厚で黒っぽい色をした南アルプスのなかで甲斐駒ケ岳と鳳凰三山は例外的に明るい。中でも地蔵ヶ岳山頂のオベリスクはひときわ異彩を放っている。
これは花崗岩が四万十帯を貫いているためで花崗岩が風化して白い砂礫層を作っているからである。風化しにくい部分が残ったのがオベリスクである。
小泉武栄著「山の自然学」
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