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215

役所と民間企業の違い

96/6/6

●以下は役所から民間企業に天下る時先輩から言われた忠告
ー役所は個人の責任が問われない、民間のほうが個人の責任を問われる
ー役所は下剋上である、民間はトップダウン
ー役所はキャリア制、民間は横ならびで一斉に競争する

●しかし実体は
ー民間も個人の責任追及は少ない
ー民間はトップダウンは米国が一番で日本の企業は中間
ー民間が横ならびで競争するというのはほんとう

●理由は
ー責任を追及していては人材が枯渇する(役所が個人の責任を問わない理由は辻清明「日本官僚制の研究」を読まれたし)

ー役所が下剋上を奨励しているのはキャリア制にある。弊害として一年位で部署が代わるため、専門性が薄く、前例主義になりやすく、政策立案が30才前半の担当者が行うため独善がおおい。民間がトップダウンなのはトップが専門性を身に付け真のりリーダーになりうる。

ーキャリア性の実体は通産省2万人中高等公務員試験資格者は1,000人。このうち事務官500人がキャリアで最低課長が保証されている。弊害は滅私奉公を強要され、専門性がなく、役にたたない。

鯨井氏のお話し


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