シリアル番号 | 表題 | 日付 |
1314 |
ポピュロフォブ |
2011/05/26 |
庶民には何も分からないという考えをポピュロフォブ(大衆嫌い)という。このポピュロフォブを否定する考え方。
アメリカではティーパーティー運動が盛んだが、ヨーロッパでは反EU、反移民、排外主義など大衆迎合的(ネオ・ポピュリズム)な主張をする政党が台頭している。
右翼ではなく、ポピュリズムは軽蔑的といって嫌う。
フランスでは国民戦線(FN)という。フィンランドでは「真のフィンランド人」、オランダの自由党。その主張はエリートが政権をたらい回しにしているという考え。選挙の洗礼を受けない官僚がEUの政策を左右している。
ギリシアやポルトガルを経済支援で助けることで喜ぶのは両国の国債を買い込んでリスクを抱える独仏の銀行なのだ他人の失敗をなぜ税金で救済するのかというのが主張。失敗経済に金をつぎ込んでも成長はできない。増税、減収、補助金削減、破綻の道ましぐら。「王様は裸だ」と真実を叫ぶ少年の役を果たす。中央集権化した欧州には住みたくないと主張 。
日本も政治家がだらしないから選挙の洗礼を受けない官僚が好き勝手している。そのうちに日本にもこういう政党がでてくるのではという予感がする。