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シリアル番号 表題 日付

1121

林住期

2007/05/02

林住期とは、バラモン教の経典リグ・ヴェーダに始まる思想で、仏教にもヒンズー教にも引継がれている。人の一生の修行の場所(âšrama‐)をどこに求めるかという事に関し。人生を4段階に分けて考える、「アーシュラマ説」で四住期説と訳されている。

原語 音読み 日本語訳 解説 年齢
1 brahmacarya‐ ブラフマチャーリヤ 学生期(がくしょうき) 修行に励む時期 0-25
2 gârhasthya‐ グリハスタ 家住期(かじゅうき) 職業と家庭をもって社会生活を営む 25-50
3 vânaprasthya‐ ヴァーナプラスタ 林住期(りんじゅうき) 仕事と家庭を捨てて森に住む 50-75
4 samnyâsa‐ サンニャーサ 遊行期(ゆぎょうき) 森を出て、天下を周遊し、人の道を伝え、生涯の結実を世に残す 75-

ブッダが家を捨てて修行生活に入ったのもこの思想に従っていることになる。

一遍上人、空海、行基らも遊行して各地に大きな足跡を残している。

五木寛之が「林住期」という本を著して紹介して一般に知られるようになった。

飯田さんに教わる。


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