シリアル番号 | 830 |
書名 |
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン |
著者 |
リリー・フランキー |
出版社 |
扶桑社 |
ジャンル |
小説 |
発行日 |
2005/6/30第1刷 2006/5/15第27刷 |
購入日 |
2006/12/28 |
評価 |
良 |
2006年のベストセラーとか
友人の北澤より借りる
東京タワーに引かれて東京に来た家族の物語とあるが、著者中川雅也(まさや)氏の母栄子と父、親類、仕事仲間との心温まる人生模様を濃密に描いた作品で最後まで涙を絞らせるストーリーであった。
オカンが死後に開けろと指定した箱の中にあった西行法師の和歌
この作品を読んで、自分と母親の関係をこれほど濃密にはできなかった。悪い息子だと反省したのだが、世の一般の評価は作者は完璧なマザコンであり、これはマザコン小説なのだということを知り、少し精神の平静を得たのであった。