読書録

シリアル番号 743

書名

徳富蘇峰 日本ナショナリズムの軌跡

著者

米原謙

出版社

中央公論新社

ジャンル

伝記

発行日

2003/8/25発行

購入日

2006/1/4

評価

中公新書

息子の蔵書

23才にして論壇に華々しく登場した蘇峰はしかし、藩閥政府への参画を「変節」と誹謗された。満州事変から軍部に協力、超国家主義、皇室中心主義を唱え、戦後は第二次戦中の言動によって無視された。すべてこれ彼がナショナリストであるが由縁というのが著者のいいたいことのようだ。

だが蘇峰のナショナリズムは結局、世界を挙げて敵とする戦争に日本を導いたのではなかったか。


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