読書録
シリアル番号 |
1228 |
書名
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強欲の帝国
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著者
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チャールズ・ファーガソン
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出版社
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早川書房
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ジャンル
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ノンフィクション
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発行日
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2014/4/15初版
2014/6/30再版
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購入日
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2015/04/30
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評価
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優
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近くの書店で衝動買い。
チャールズ・ファーガソンは元々数学者なのですが私も一時つかったウェブ開発ツール「フロントページ」を開発し、これをマイクロソフトに売却し、アップル
やIBMの顧問を歴任した後、映画監督になり、本著を書いたという異能の人物だ。
米国では林冠経済を仕切る1%の支配層(主としてウォールストリートに多い)と99%の一般下層民とが乖離してしまって、1%の支配層に私物化されていると指摘。実はこの林冠経済を仕切る1%
の支配層が中国に工場を持って世界に君臨しているという構図。米国のウォールストリートの連中は2007年のバブル崩壊を起こしたが、だれも責任とってない。
米国人の多数が中国をリードするような技術革新を継続するためには公教育をせめてアジアのレベルに引き上げないと99%の米国市民は貧民になるだけで米国の将来
はないと言っている。日本も今これをまねようとしているかのうように見える。
しかし米国の民主党対共和党という2大政党共謀による複占政治体制がガンとなって均衡を得
これを読むと日本は疑似独占政治体制で米国を真似しているから行き着く先は米国と同じく、癌に侵された生命体といったところ。
解決法は日本の昔の武士が失敗の責任をとってホントに腹を切ったように刑事責任を問うシステムにしなければならない。そのためにはそのような法体
系を作る第三政党を育てるか反乱しかない??しかし、今の日本の憲法は人権と自治に関しては高レベルだと思うが、自治の精神は国民にはない。いまだに国
はお上が勝手する場所。結局、明治維新も第二次大戦の敗戦も国民の意識を変えなかった。