読書録

シリアル番号 1206

書名

秀吉と海賊大名 海から見た戦国終焉

著者

藤田達生

出版社

中央公論新社

ジャンル

歴史

発行日

2012/1/25初版
2012/3/5再版

購入日

2014/9/27

評価



中公新書

鎌倉図書館

著者は三重大学の教育学部教授

NHKの番組で秀吉が瀬戸内海海賊を退治してしまったので、日本の海外への展開は途絶えたという説を聞いた。

瀬戸内海の海賊といえば村上海賊が思い浮かぶが、河野氏がその上にいた海賊大名だという。
秀吉はこの河野氏を調略により無力化したという説。毛利氏だけが河野氏の後継者になることを許された。

信長とその後継者秀吉の天下統一戦は全国の領主から本主権(先祖伝来の伝統的支配権)を奪いあらためて有能な支配者を任命する革命であった。こうして大名は鉢植え大名となり、実質的には封建領主かた官僚に変質してゆく。


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