読書録

シリアル番号 082

書名

翔ぶが如く(全2巻)

著者

司馬遼太郎

出版社

文芸春秋社

ジャンル

小説

発行日

1975/12/30初版
1976/2/5第5刷

購入日

1976/03/01

評価

征韓論の西郷隆盛と大久保利通の対決

著者:1996/2/12動脈破裂により急死72才

この本では触れられていないが、大久保利通は征韓論の西郷隆盛を押さえることには成功したが、人望豊かな西郷が郷里に帰ってしまったのは大誤算であった。大久保利通は人気がない。人気のない政権がすることは洋の東西を問わず、内政より外政に力を入れることである。大久保は「征台の役」とよばれる台湾出兵に積極的になった。西郷の弟、従道(つぐみち)率いる3,600人が台湾南部のパイワン族にいた牡丹社に攻め込んだ。こうして海外出兵は日常茶飯事となってゆくのである。

Rev. June 28, 2007


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