硫黄島からの手紙

最近の社会現象につき、グリーンウッド氏かっての職場仲間をメンバーとする非公開のラウンドテーブル21(一種の掲示板)で最近 、話題となったクリント・イーストウッド監督の2006年の映画「父親達の星条旗」と対になる「硫黄島からの手紙」、「東海地震」、「ホワイトカラーエグゼンプション」に関する対話をご紹介します。


件名 : 硫黄島からの手紙
日時 : 2007年1月3日 1:12

まえじまさん、

「硫黄島からの手紙」観ましたか?私はまだ外国に出かけていたので見る機会はありません。8日までまだ上映しているようなので近々観にゆこうと思っています。

ところでまえじまさんは梯久美子著「散るぞ悲しき-硫黄島総指揮官・栗林忠道」を読むべき本とされていましたが、私はまだ読んでいません。しかし梯久美子に栗林忠道を取材し書けと薦めたのは作家の丸山健二氏だと最近知りました。昔、梯久美子がフリーランス作家としてアエラのために丸山健二を紹介した記事を読んで、丸山健二に興味を持ち、彼の本を数冊よんでしまいました。梯久美子が描くほど丸山健二は素晴らしくはなかったのですが、梯久美子は対象を上手く謳いあげるのがとても上手いとおもいます。じつは丸山健二氏はその取材の時、取材されながら「自分で栗林忠道を描きたいのだが貴方のほうがよいと思う」と強くすすめたといいます。丸山健二氏は梯久美子の力量を知っていたのですね。そしてその目は確かであったのでしょう。

グリーンウッド

 



件名 : Re: 硫黄島からの手紙
日時 : 2007年1月3日 9:12

グリーンウッドさん、

「硫黄島からの手紙」は12月中旬封切1〜2週間後観ました。

梯久美子著「散るぞ悲しき-硫黄島総指揮官・栗林忠道」の後、栗林中将の絵手紙を集めた文庫本も読みました。

文藝春秋1月号に「硫黄島 栗林忠道の士魂」と題する渡辺謙と梯久美子の対談が掲載されており、これも読みました。

私より妻の方が硫黄島オタクになってしまい、(文藝春秋を買ってきたのも妻)、WEBの映画評とかプログとか読んでいました。

事前に仕入れた情報が過多だったせいか、妻は映画は期待ほどではなかったと言っています。

私にとってはそこそこ良かったです。

まえじま 

 



件名 : Re: 硫黄島からの手紙
日時 : 2007年1月3日 13:53

まえじまさん、

観てきました。今まで見たこともないい大変な混雑でした。

梯久美子さんらの著作を読んであらかじめイメージが出来上がっていないため率直にたのしめました。

日本映画にありがちなステレオタイプの人物描写ではなく、クリント・イーストウッド流のヒュ−マン・ドラマに仕上がっていますね。

ところで沢木耕太郎の「凍」、新潮社を読みましたか?世界でも第一級の登山家、山野井夫妻がヒマラヤのギャチュンカン(Gyachung Kang 7,922m)に挑んだ、ノンフィクションです。途中何度も恐 怖感で詠み続けられなく、少しずつ読んでます。

グリーンウッド

 



件名 : 栗林中将衝撃の最後
日時 : 2007年1月14日 10:58

まえじまさん、

文芸春秋2007/2号に「栗林中将衝撃の最後、ノイローゼ、部下による惨殺説」という検証記事を読みましたか?

著者は梯久美子でした。読んでないかもしれないので概略紹介します。

彼女は徹底した調査で本説は、SAPIOの2006/10/25号に掲載された大野芳の記事が出所であるとつきとめました。大野芳氏は昭和36年防衛研修所戦史室がおこなった硫黄島関係者からの聞き取り調査での堀江芳孝元少佐証言を紹介してります。梯久美子は父島に駐在していて硫黄島の直接情報を持たない参謀堀江芳孝元少佐が間接情報を元に組み立てた推測にすぎないとしています。堀江芳孝元少佐の証言は戦史室も採用しませんでした。反証が多かったためでもあり、堀江芳孝元少佐証言にブレが多いためであるとしています。堀江芳孝元少佐がこのような証言をしたのは、戦後、米国流の価値観にそまった遺族が栗林司令官が早く降伏してくれればもしかしたら夫は無事かえれたかもしれないとひそかに思っていたという背景があるのではと梯久美子は推測してます。

最も真実にちかい証言は硫黄島からの生還者の大山軍曹が氷鉋の義井に送った手紙と、彼が実家を訪れて口頭で話した内容であるとしてます。息子の太郎氏がその話をメモにしていて彼女はそれを見て書いているのです。「散るぞ悲しき-硫黄島総指揮官・栗林忠道」に書いたものの10倍の資料を集めているようです。真相は被弾した司令官が出血多量で絶命し、その遺体を彼の生前の命令にしたがい木の根本の弾痕に高石参謀長がシャベルで埋めたが真相のようです。C.Eastwood監督作品で最後の軍刀で首を跳ねよと命じられた参謀が敵弾で倒れるというシーンは無論架空ということになります。

首切りシーンは米国人の固定観念と真相との妥協の産物なのでしょう。

グリーンウッド

 



件名 : 東海地震
日時 : 2007年1月17日 11:08

パイントリーさん、

16日の未明の03:18、ベッドの中でかなり長い地震を感じませんでしたか?翌日の新聞には静岡県東部を震源とする地震で震源の深さは170km、M5.7で東京、横浜、宇都宮で震度3であったと書いてありました。

実は前の日、私はこの地震を予知して不安な気持ちになっておりました。なぜかというと添付写真のような絹雲が何本も並行してはしっているのを目撃したからです。七里ガ浜上空を相模湾から駿河湾にむけてかかっておりました。富士山も小動岬の向こう右手下に見えるでしょう。

相模湾から駿河湾にむけて出現した絹雲
 

なぜ予知できたかというと2005/11/1の夕刻、wakwakの仲間と荒船山登山をしていて荒船山の上に10本ほどのスジ雲が南北方向に何本も並行に走っているのをみたことがあります。その3日後、長野市に滞在中、夜中に地震を感じました。震源地がどこか分からなかったのですが地震雲で地震を予知できるのではと思ったのです。

決してエセ科学ではなく、地殻が強い応力でひずんで割れはじめたりすると磁力線が大気中に放射され荷電している雲粒または氷晶核が凝集して絹雲となるのです。

東海地震では浜岡原発の事故が懸念されています。放射能もれがあっても政府はすぐ公表しないでしょうから自衛のため、はやく放射能検出警報器を注文しなければと思っています。

グリーンウッド

 




件名 : Re:東海地震と硫黄島からの手紙
日時 : 2007年1月17日 12:14

グリーンウッドさん/まついです、

講義も今週と来週を残すのみとなりました。今週はリスクマネジメントと言うより「クライシスマネジメント」のお手本である例のキューバクライシスの映画「13Days」を院生と一緒に見て考えさせる予定なので、気楽です。少し余裕が出たので久しぶりに投稿します。

「地震雲」ですが、昨日は高気圧が関東地方から東へ去りつつある状況で「飛行機雲」が出やすい状況だったと思います。悪天候の日本海側にいると湘南の好天がうらやましく、貴地の天気状況には神経質になっているのです。茅ヶ崎上空から相模湾上空はご存知のとおり、羽田発西行きの飛行経路でたくさん飛びますから見間違えたかも?とも思いますがいかが?

それはともかく、クリント・イーストウッドの「硫黄島からの手紙」で盛り上がっていますが、こちらでも公開されたので近いうちに見に行こうと思います。ゴールデン・グローブ賞を受賞したようでめでたい限りですが、「栗林中将」についての高い評価はともかく、「市丸少将」についてはいかがですか?ご存知と思いますが玉砕直前「ルーズベルトに与ふる書」を書いた人ですが、映画ではどのように扱われているのか、興味があります。

和文と英文(部下の2世の軍曹が翻訳したようです)共にアナポリスの海軍兵学校の図書館に保存されているそうです。(カリフォルニア大学の友人が教えてくれました)原文と英文を参照しましたが、「八紘一宇」などはさすがに翻訳に苦労したようです。しかし、その内容は実に崇高で、今日にも通用する考え方です。

翻って、わが国の今日の政治家、経済界の主導的立場の方々の貧困な発想に幻滅を感じる毎日ですが、この手紙は一服の清涼剤となると思います。

話は変わりますが、リスクマネジメントの立場から見て従業員の「やる気」「働き甲斐」は重要なポイントなのですが、最近はそれらをおかしくする方向へ向かっているのが気になります。やっと大きな議論となった「ホワイトカラー・エグゼンプション」(通常国会では思いとどまったようですが)や「非正社員」の増加をもたらした労働者派遣法の行過ぎた規制緩和策など、経団連の悪乗りとも思える施策や法改正が目立ちます。ラウンド21のメンバーのご意見を伺いたく、問題を提起します。

まつい




件名 : Re:東海地震と硫黄島からの手紙
日時 : 2007年1月17日 13:26

まついさん、

飛行機雲はいつも見ていますが、これはちょっといつもと違う感じでした。とても太くて写真には写っていませんが何本も並行に等間隔で並んでいるので異様な感じでした、荒船山で見たもたものと同じなので地震を連想しました。電磁放射が電離層に異常をおこすため八ヶ岳の流星観測をしている天文台が地震予知ができることを紹介しています。けっして巷のエセ科学ではございません。このような現象は大気状態もあり不安定なので学者は研究しませんが、私は関連ありと思っています。

「市丸少将」については何も知りません。映画でもでてこなかったと思います。まえじまさんがご存知かもしれません。

八紘一宇については日中戦争、太平洋戦争でアジアへの侵略をすすめるために軍人がつかった言葉で「全世界を天皇のもとに一つの家とする」という意味と理解していますが、ルーズベルトに書く手紙にこれがでてくるのはチョット理解しにくいですね。なにか宣戦布告しているみたいになるのではと危惧します。翻訳する人はこまったでしょう。ヒューマニズムに置き換えてとぼけたのでしょうか?

丸谷才一氏も指摘していますが戦後自民党が長期政権をいじできたのは、そのまえの軍人支配がひどすぎたので、それに比べればましかと国民が考えたためだろう。しかるに自民党のかなりの部分がこのことに気がつかず、なにかというとかっての国のありようを懐かしんで、靖国どころか最近は教育勅語を持ち出さんばかりの風情ですね。「美しい国」とかなんとか、もう自民党を見限るときなのでしょうが野党がにたようなもので、どうしようもありませんね。

まあこれも選挙民が望んでいるというならなにをかいわんやです。

あと10年でこの世とおさらばする身にはどうでもよいこと。

追伸:ところで日揮から千代田に移籍し制御部にいた島田さんの2つ上のお兄さんは紘一といい八紘一宇からとった名前とか上坂冬子の「教育の忘れもの −東京の学生寮・和敬塾」に書いてありました。二人とも北海道出身で和敬塾に世話になったのだけれどお兄さんは日本化薬の社長さんをされたようですね。

グリーンウッド

 



Sent: Wednesday, January 17, 2007 12:13 PM
Subject: Re: 東海地震と硫黄島からの手紙

グリーンウッドさん/まついです、

講義も今週と来週を残すのみとなりました。今週はリスクマネジメントと言うより「クライシスマネジメント」のお手本である例のキューバクライシスの映画「13Days」を院生と一緒に見て考えさせる予定なので、気楽です。少し余裕が出たので久しぶりに投稿します。

「地震雲」ですが、昨日は高気圧が関東地方から東へ去りつつある状況で「飛行機雲」が出やすい状況だったと思います。悪天候の日本海側にいると湘南の好天がうらやましく、貴地の天気状況には神経質になっているのです。茅ヶ崎上空から相模湾上空はご存知のとおり、羽田発西行きの飛行経路でたくさん飛びますから見間違えたかも?とも思いますがいかが?

それはともかく、クリント・イーストウッドの「硫黄島からの手紙」で盛り上がって いますが、こちらでも公開されたので近いうちに見に行こうと思います。ゴールデン・グローブ賞を受賞したようでめでたい限りですが、「栗林中将」についての高い評価はともかく、「市丸少将」についてはいかがですか?ご存知と思いますが玉砕直前「ルーズベルトに与ふる書」を書いた人ですが、 映画ではどのように扱われているのか、興味があります。

和文と英文(部下の2世の軍曹が翻訳したようです)共にアナポリスの海軍兵学校の図書館に保存されているそうです。(カリフォルニア大学の友人が教えてくれました)原文と英文を参照しましたが、「八紘一宇」などはさすがに翻訳に苦労したようです。しかし、その内容は実に崇高で、今日にも通用する考え方です。

翻って、わが国の今日の政治家、経済界の主導的立場の方々の貧困な発想に幻滅を感じる毎日ですが、この手紙は一服の清涼剤となると思います。

話は変わりますが、リスクマネジメントの立場から見て従業員の「やる気」「働き甲斐」は重要なポイントなのですが、最近はそれらをおかしくする方向へ向かっているのが気になります。やっと大きな議論となった「ホワイトカラー・エグゼンプション」(通常国会では思いとどまったようですが)や「非正社員」の増加をもたらした労働者派遣法の行過ぎた規制緩和策など、経団連の悪乗りとも思える施策や法改正が目立ちます。ラウンド21のメンバーのご意見を伺いたく、問題を提起します。

まつい


 


件名 : Re: 硫黄島からの手紙
日時 : 2007年1月17日 14:34

グリーンウッドさん/まついです、

市丸少将の「ルーズベルトに与ふる書」は下記に詳しいので興味あればご覧ください。大変立派な手紙です。宣戦布告ではありません。八紘一宇は国民小学校で習ったので僕も知ってますが、手紙での趣旨とは直接関係ありません。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h13/jog185.html

http://www.j15.org/yukoku/letter.html

映画で出てこないこと、了解しました。この映画の米国での評価はおおむね良いようですが、同じく友人の報告では、「日本人を米国人と同じように扱うことに、直感的に抵抗感を持つ人も依然として存在し、好悪いろいろ」と言うことのようです。多分この「手紙」も米国人にとっては都合の悪いところがあるので、また内容を正確に理解できる人(かなり教養のある人でないと分からないだろうと思います)が少ないこともあって、硫黄島と米国人には大きな意味のある手紙(だと思うのですが)は無視されたのでしょう。

ところでホワイトエグゼンプションについてはどうですか?

まつい
                         

 



件名 : Re: 硫黄島からの手紙とホワイトカラーエグゼンプション
日時 : 2007年1月17日 15:13

まついさん、

なかなかの文章ですね。死に臨んで書いたためでしょう。たしかに日本が太平洋戦争をしなければこの人のいうように今のアジアはなかったかもしれず、結果論ですが中国や韓国は日本に感謝してしかるべきかもしれません。東南アジアやインドは正しくも日本を賞賛しております。ではなぜかというに中国人と韓国人は日本の野心を知っていたから感謝する気にならないのでしょう。

彼は信じたことを書いたのでしょうけれど、一方で日本が満州に傀儡政権を作って土着の満人を見下し、韓国人の名前をかえてアイヌと同じに日本人に同化させようとし、欧米をまねて中国本土を侵略しようとしたことを八紘一宇と称しているわけで、認識が偏っているとおもいます。もし軍人が本当にアジアを欧米から解放して大東亜共栄圏をつくろうとしたな らば、中国に侵攻するかわりに彼らと共同戦線を張って欧米とたたかえばよかったのでしょう。そうすれば欧米に勝てたとおもいますよ。日本の真意は欧米にまねて中国を植民地として甘い汁をすいたかったと誤解されてもやむをえないではないでしょうか。私の伯父は海軍のパイロットとして日支事変に従軍し空爆中、蒋介石軍の高射砲で撃墜されたのです。あきらかに中国は自国を守っていたのです。仮に日本が米国をやつけたとしてもいずれ彼らの反抗にあって苦労したでしょう。今の自民党のかなりの部分も市丸少将と同じ思想ではないのかと危惧します。

ホワイトカラーエグゼンプションについては私はフォローしてませんのでノーコメントです。管理職まで残業代を支払うのはおかしいと思ってはいましたが、法律でどうのこうのするのもおせっかいではあるなという感じです。いつもの愚民政策お得意の政府ですから変なことになっているのかなと思っています。

グリーンウッド


 



件名 : Re: 地震予知
日時 : 2007年1月17日 14:37

まついさん、

地震前兆としての電磁放射や電離層プラズマ密度変化で地震を予知する方法については

http://www.asahi-net.or.jp/~pu4i-aok/core/bookdata/700/b740.htm

をご覧ください。

グリーンウッド

 



件名 : Re: 地震予知とホワイトカラーエグゼンプション
日時 : 2007年1月18日 10:02

グリーンウッドさん/まついです、

いろいろとご教授ありがとうございます。

1)八ヶ岳山麓の「串田さんの地震予知」はいくつか読んだ記憶があります。特に電波の異常伝播について、僕は子供の頃からアマチュア無線をやっていますので興味がありました。電離層に「Sporadic E」俗称Eスポと言うのがあって、その発生理由はいまだに分かっていません。(と思います。と言うのはここ10年間近く、僕の知識はアップツーデートされていないのです)地球上でも日本近辺の上空に多いと言われ(観測が精緻なことが理由かもしれません)なぞの電離層です。夏場に多いと言われていますが、地震に伴う何らかの力との関連説なども言われていました。今後の研究の発展には僕も興味があります。

2)ホワイトカラーエグゼンプション(WE)について膨大な資料をありがとうございます。世の先生方の評価は大体大同小異で、むしろR21の皆様の鋭い批評を期待しましたが、皆様あまり興味がないようなので問題提起を引き下げます。

いろいろとありがとうございました。


 



件名 : Re:ホワイトカラーエグゼンプション
日時 : 2007年1月18日 10:48

まついさん、

引退者にはホワイトカラーエグゼンプションは興味がないテーマですのでコメントはありませんでした。ゆうべ鎌倉の古い材木屋のおかみがイベント好きで民主党のあさお慶一郎参議院議員をかこむ10人くらいの集会を自宅で催しました。そこにさそわれて出かけたおり、 まついさんの問いかけを紹介しましたところ敏感に反応して説明をしてくれました。私はかれの説明には興味がなく、その間まついさんがなぜ問題化したかを自問自答していました。そしてこれは日本文化の大転向なので まついさんが問題意識を持ったのだなとと思いいたりました。

いままでは一律教育で羊のように育てられた国民が黙々と多量生産工場で、上意下達で働いてきたわけです。でもこのような生産体制は中国にゆずらなけれなならない。日本は米国のように少数のエリートが自分の自発意思で興味のある分野に労働時間など無視して突っ込み、ブレークスルーをする。他の国民はそのブレークスルーに乗って世界に君臨するという図式にならなければ未来はない。そういう文脈ならホワイトカラーエグゼンプションは良い制度です。しかしキャノンの元経営者や法律を作る官僚は未だに上意下達で多量生産する羊を製造することしか理解できていないので米国式の少数のエリートを野に放つというホワイトカラーエグゼンプションをおかしな形にして法制化しようというわけではないでしょうか。集会にあつまったおばさん連中も羊を育てることしか頭にないようでした。まあ安倍政権は僅差でバカな真似をしないですんだわけですが、安倍政権は危ういですね。

ついでにあさお慶一郎にはしっかり既存原発55基、とりわけ浜岡原発の潜在的リスクについてしっかり講義しておりました。彼はおもいもよらなかったことと大変興味深く聞いておりました。

では

グリーンウッド


 



件名 : Re: 硫黄島からの手紙
日時 : 2007年1月18日 12:46

グリーンウッドさん、まついさん、

昨年12月初め、クリント・イーストウッドの「硫黄島からの手紙」が上映される1週間位前に「硫黄島からの手紙-もう一つの真実」みたいなタイトルの(タイトル名は自信なし)ノンフィクションがTVで放映されました。

硫黄島に最後の軍事郵便を運んだのは、木更津航空隊に所属する市丸少将の教え子の一式陸上攻撃機だったこと、その教え子のパイロットはつい数年前まで生きておられ、毎年硫黄島に慰霊に出かけられていたことなどの話でした。

またそのTV番組だったか、あるいは別な所での見聞かはっきりしないのですが、木更津航空隊の一式陸上攻撃機数機は、米軍の上陸後も硫黄島に出撃し米軍を爆撃、これに対し栗林中将が木更津航空隊にお礼の電信を出しているそうです。

まえじま

January 31, 2007

Rev. October 30, 2007

 


トップページへ