二一会平成25年度第3回研究会

トインビーにとっての宗教、デーヴァナーガリー文字 表の般若心経

飯島正

2013年8月23日

アジア大名誉教授室

 

アーノルド・J・トインビーと若泉敬共著「トインビとの対話 未来を生きる」をテキストにトインビーは西欧の伝統のなかで最大の宗教家の一人はアシジの聖フランチェスコだとした。

トインビーによる高等宗教の定義は個々の人間と究極の精神的実体と直接交流させようとする宗教のこと。低次宗教とは中間的介在を介する交流を意図する。聖フランチェスコは高次宗教を目的とした。

なお聖フランチェスコがめざしたものは良寛のそれと同じ。そして弟子の聖キアラと貞心尼は相似の関係にある。

現代インドで使われているdeva nagari文字でかいた般若心経のコピーをいただく。私がIAST(International Alphabet of Sanskrit Transliteration)表記からISO15924Devaに書き換えた般若心経と比較すると一部一致しないところがでてきた。

江戸開城のために勝と西郷の会談をセットした山岡鉄舟の参考文献として大森曹玄著「山岡鉄舟ー剣・禅・書の達人」春秋社

タラヨウの木は小平市の小平第十小学校の庭や玉川上水の土手に植わっていると飯島先生に教わり、数枚の葉も郵送していただいた。

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