「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  「かすみがせき市環境部職員M、今日もやる気は‥‥^^;」   Kasumigaseki City Serenade? No.008 2000/02/26   『容器包装リサイクル法(企業の負担)』                    発行部数 452部 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」  筆者体調不良のため、発行が遅れてしまいました。申し訳あり ませんでした。なお、こういう時はWebページの方に、その旨の 断り書きをしておきますので、遅れていると感じたらそちらを 確認してください。:-)  遅れに遅れていた、Win2000がやっと発売されましたね。 Win98の後継OSでないことは、ある程度知られているようですが、 やっぱり勘違いして買う人はいっぱいいるんだろうな。^^; 初心者雑誌にまで、特集が組まれてるんだから。  買うつもりの人は、 http://www.zdnet.co.jp ZDネット あたりで勉強してください。  それにしても、 http://www.zdnet.co.jp/news/0002/18/w2k2.html 成毛社長が登場,ザ・コン館は大いに賑わう が笑わせてくれます。受け狙い‥‥ってことはないだろうな。^^;  MSはあてにならんし。なんかまた混乱が起きそう。 ━━━━━━「市町村の負担、企業の負担」━━━━━━━━━━  容器包装リサイクル法は「企業(事業者)の責任」を定めた点で 画期的と評されるのですが、逆にその「企業の負担が軽すぎる」 というところが、批判されてもいます。  ドイツやフランスの方式だと、企業の負担がもっと重いです から。  その辺は下記の本が参考になります。  「政策の形成と市民」     (副題)容器包装リサイクル法の制定過程   寄本勝美 有斐閣 1998年7月初版  容器包装リサイクル法の制定について書かれた本で、寄本さんは この法を策定したときの(厚生省の) 「生活環境審議会    廃棄物処理部会     廃棄物減量化・再利用専門委員会」 のメンバーです。そのため、やや自己保身的な感もなくはないです が、参考にはなります。  同専門委員会のメンバーを見ると、「行政手続法」の制定に 関わった、成蹊大学の塩野宏さんがいますね。個人的にはそれだけ で、オーとか思っちゃいますね。ちょっとだけ意外。  この本は、厚生省などの国の動きだけでなく、市民団体が この法律にどう反応したかなども、書かれており、 容器包装リサイクル法制定の様子だけでなく、(題名のとおり) 「政策の形成に市民がどう関わるか」という話も書かれていて、 興味深いところです。  以下はこの本の内容を参考に、筆者の思うところを綴ります。  前回ご説明したとおり、容器包装リサイクル法は、 市町村による分別収集(その費用も負担する)、 企業によるリサイクル(リサイクル協会)という形になって います。  ドイツでは、企業が分別収集もリサイクルもやります。 フランスでは、市町村が分別収集を行いますが、費用の一部は 企業が負担します。  これらと比べると、日本は市町村の負担が重く、逆に企業の負担 が軽くなっているわけです。  前述の本によると、この理由として「厚生省が主導で法律を 制定した」ことが、挙げられています。  ごみ行政を管轄している厚生省にとっては、市町村の分別収集 という、(自身の管轄する)既存のシステムを使うのが有利。 逆に、企業が収集するとなると、「通産省」など、他の管轄に なってくる。 (それにしても、費用負担は市町村である必要はないと思うが?)  企業に(収集の)費用負担を求めなかった点については、 厚生省、通産省とも、「企業にこれ以上の負担を求めることは、 反発が予想されて、法の成立自体が困難になる」との考えがあった ことがあげられています。  でもねえ、市民団体は無視するけど、企業は恐れてるってこと だよね。一見、しょうがないかと思えなくもないけど、あれだけ 業界に(企業に)天下りしてると、はいそうですかと素直に 納得できないものもありますね。  うるさい企業はなだめて、(国の)言うことをよくきく市町村 に負担を押し付けた感はあります。  まあ、一歩前進ではあるので、その点は確かに評価できる気は しますけど。環境行政やってる人間としては。  ただ、「中小企業で対象外になるところの分は、市町村が費用を 負担する」ことになってるけど、これはどう考えてもおかしいの では?  この分ぐらいは、業界の負担としても良かったのでは、と思い ます。 ━━━━━━「市民立法、議員立法」━━━━━━━━━━━━━  前述の本ですが、「研究NGO」の重要性を指摘している点は、 興味深いです。  「市民立法、議員立法」についても(少し)触れています。 現状では難しいようです。^^;  これは、研究NGOが日本で未発達のため、官僚に対抗できるだけ の法案を作れないことが大きな理由です。  でも、(このメルマガでもちょっとだけ触れているけど) 「ダイオキシン対策法は議員立法」なんですよね。関連法案との 調整とか大丈夫だったのかな?施行した後もちょっと不安。^^;  ま、やってやれないこともない、のかな? ━━━━━━「さらなるお話。:-)」━━━━━━━━━━━━━━  残りは勢いで書いちゃいますが。^^;  前回、さりげなくアルミ缶、スチール缶は法律上除外されてると 書いたけど、実際は無論そんな単純ではなく、製缶業界からの 圧力?があったわけです。(逆に言うと、除外されたから製缶業界 は、法律に賛成した。)  それと、法律では容器包装の利用者だけでなく、容器の製造業者 (包装の製造業者はふくまれない!)にも、リサイクルの義務を 課していますが、国会への法案提出のぎりぎりまで、この件につい て、議論があったのです。(法案提出をあきらめかけるほど) それは農水省(及び圧力団体の飲料・食品業界)の反対があった からです。  厚生省・通産省は、容器包装の製造業者にリサイクルの義務を 課さなければ、容器包装の利用者である企業が、 「よりリサイクルのしやすい容器包装を選択する」と考えていた のですが‥‥。  プラスチックを対象にすることも、初めは通産省の反対が あった。それで、採用されることにはなったが、 (2000年4月まで)猶予されることにもなった。  デポジット制というのも、有名だけど。業界はやりたがらない でしょうね。システム作りを自分でして運営することになるから、 大変だし、面倒。課徴金なら行政が勝手にやってくれるから、楽。  それに、1本10円程度のデポジットじゃ、(今よりましにして も)効果は薄い気がする。まあ金になるなら、他人のでも 集める人も出てくるでしょうが。  指定法人が新たな天下り先になる可能性は当然あります。 容器包装リサイクル協会がどういう場所に設置されているのか 知りませんが、わしら貧乏自治体からすると、 とんでもなく立派なビルに入ってるんだろうなあ、この野郎。 という感はあります。^^;  港区虎ノ門だよお。 清水ひろかず ============================================================  ○「かすみがせき市環境部職員M、今日もやる気は‥‥^^;」    発行日 2000年2月26日 (隔週刊)    発行者 清水ひろかず    Webページ  http://www.asahi-net.or.jp/~pu2h-smz/    電子メール pu2h-smz@asahi-net.or.jp  --------------------------------------------------------   このメールマガジンは、     インターネットの本屋さん『まぐまぐ』                を利用して発行しています。                ( http://www.mag2.com/ )    マガジンID:0000022471 ============================================================ ■登録/解除の方法 http://www.asahi-net.or.jp/~pu2h-smz/ 本メールマガジンは上記URIよりいつでも登録・解除可能です。 またバックナンバーも、上記をご覧ください。