〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 「SSTV−Pal」(Ver 04/FEB/2000)の簡易日本語説明書 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 -----------(単にクリックは左マウスボタンのクリックのこと)---------- ◆はじめに ・このソフトは VK7AAB が製作したフリーソフトウェアである ・頻繁にバージョンアップがされている  ・最新版の格納場所は、ftp://ftp.river.net.au/pub/vk3dnh  ・この説明書は JA6OAC 中村さんらの協力により作成した ◆セットアップ ・このソフトを解凍し「setup.exe」を実行するとインストールする ・まずメニューの「Setup」から「QSL info Defaults」を開く ・ここに自分の Callsign を書き、UTC で設定のときは「-9」と書き 「DONE」をクリックする ・市販の SSTV ソフトを使っているときはそのソフトも登録する ◆画像の取込 ・左下の「Load Pic」をクリックする ・画面の下がポップアップしてディレクトリを表示する ・送信に使う画像が入っているディレクトリに移動する ・使用する画像は大きさは自由で自動的に適正な表示になる ・そこの画像名をクリックすると中央下にサムネイルが表示する ・「Correct」をクリックすると画像全体が収まる大きさになる ・「Spread」で画像の横幅を基準に広げる ・「Stretch」で画像の縦幅を基準に広げる ・「Next」で次に、「Prev」前のページに移動する  ・左端にある「BMP」などをクリックするとその形式の画像のみ表示する  ・必要な画像が決まればドラッグして主画面に移動しドロップする ・これで送信画として使える  ・必要のない画像ファイルはドラッグしてゴミ箱に投入する ・「Exit Pic」をクリックして画像取込を終了する ・後は自分の Callsign やデータを次項の要領で書き込む ・出来上がったら左上の「Copy」をクリックする ( SSTVソフトを「setup」で登録しているときは「Send to XXXXX」を使う) ・使用する SSTV ソフトに切り替えると送信画面に転写している ・今後も使いたい画像のときは、画像画面で右ボタンをドラッグし 右側の枠に移動しドロップするとその画像がサムネイル画面に格納される ・この枠の下のミドリ地数字の「右矢印」をクリックすると次のページに移動 ・5ページあり、全部で20枚格納できる ◆文字の表示 ・画面左中ほどの「Text」がアクティーブになっていることを確かめる ・この状態は文字入力で必要部分がピンクのラインで囲っている   (「Text」下地がミドリとなっている) ・テキスト画面の「Type here」を消して Callsign やデータを書く ・主画面にマウスを移動しクリックすると文字が載る ・クリックしながら移動すると画面上の位置が変えられる ・好きな位置に来たときクリックを放す ・「+」をクリックするといま書いた文字が大きくなる ・同じく「−」をクリックするとと小さくなる ・場所と大きさが決まれば赤地「SET」をクリックすると文字が固定する ・以上が文字の入力の基本である (ここからの説明部分はいずれも「SET」前の文字入力で行う) ・文字の形状を変更する機能は多彩である ・「Text」の右、「Shadow」の四隅にある「□」をクリックすると陰が移動する ・ 〃 ▲のクリックで陰が小さくなる ・ 〃 ▼のクリックで陰が大きくなる ・ 〃 「□」内のチェックをはずすと陰がなくなる ・「Horiz」のクリックで「Vert」(赤地)となり、文字が縦書きになる   *そばに現れた上矢印で文字間隔が狭まる(下矢印で広がる)   *「Vert」(再度クリックで横書きに戻る) ・「Date」で自局のCallsignと日時が一発で書き込める ・「QSL」をクリックすると、QSL画面が入力できる Callsin や RS,バンドを書き、画面の Top か Bottom をクリックする ・「PatFil」肉厚のある文字フォントの部分に別の画像を張り付ける機能 例えばレインボウカラーの画像を作っておき、肉厚のある文字を表示させ、 その後でこのパターンフィルをクリックする。次に先ほどのレインボウカラー 画像を主画面にドラグアンドドロップすれば文字部分にレインボウカラー 画像がはめ込まれる ・「ColFill」文字の色を変える機能   文字を入力しておき、ここをクリックしてカラーボタンでドラッグして   文字の上に持って行きドロップすることでその色が変わる ・その下の「Xxxx outline」で文字の輪郭線の太さや輪郭が変化する ・「BkGnd」で文字に下地色がつく 下地色の変更はカラーバーで右クリックする ・「Outline」のチェックをはずすと文字の輪郭線が消える ・その右の「右矢印」をクリックするごとに輪郭線の色が変化する ・「左矢印」も同じ ・「Text」の下の「Off」をクリックすると数字が現れ陰がグラデューションする ・ 〃 「右矢印」で数字が変わり色が変化するA「左矢印」も同じ ・「Paste」の▼枠をクリックするとキャラクタが表示されるので 選択してクリックするとそれを主画面に書き込むことができる ・「+」「−」で大きさを変えられる、最後は「SET」で固定する ◆定型文字の入力 ・左下の「Load Msg」で定型文の登録ができる  ・この部分に文字をあらかじめ書き込んでおく  ・文字をダブルクリックで文字画面に転写される (漢字の入力もできる、化け字になるが主画面に持って行くと正常に)  ・複数の文章を作成するときは間を「---」で区切ることで入力が可能 ◆ヘッダー・フッター ・左下にある「16」「32」は画面の上・下に画像又は文字を添付する機能 ・メニューの「Header」をクリックし「16」か「32」を選択する ・製作エリアでの操作は通常の画面の操作と同じで、文字を入れたり画像を 張り付けたりなどと同じ操作をする。要は16/32ラインだけの画像を作る ・作業が完了したら右クリックをし(便箋マークが表示)そのまま希望登録 位置までドラッグすると便箋マークが巻紙表示になる ・ここでドロップすると位置登録され、他の場所にも同様に作成し登録する ・作業が完了したら「DONE」をクリックすれば登録完了できる ・使用するときは「16」か「32」をクリックする ・登録しているラインが現れるので、表示するラインをドラッグし 主画面上でドロップする ・主画面の上の部分でドロップするとヘッダーに、下の部分ではフッターに ・終了は「Exit」をクリックする ◆文字フォント&カラー ・メニューの「Fonts」-「Change Font」で好きなフォントが登録できる ・漢字フォントを選択で日本語の入力ができる ・気に入ったフォントを見つけたら「Fonts」-「Save Font」をクリックし F1 から F4 のところに登録する ・4つのフォントを登録することができる  ・「Orig」でデフォルトに戻る ・メニューの「Color」-「Save Font」で好みの4色が登録できる ・P,B,I,Uで太い文字や傾斜文字、アンダーラインを付加する ◆主画面の変化 ・メニュー「Header」下の「左右矢印」をクリックで主画面の左右が変わる ・同じく「上下矢印」で上下が逆になる ・その右の「湾曲矢印」でその方向に主画面が22.5度傾く ・「Copy」の下の「OOPS!!」をクリックで主画面が先に使用したものに戻る  ・その下の「Things」の下矢印をクリックするとメニューが出て編み目や円・   四角のほか各種カラー画面を入力することができる(応用は別項参照) ・「Crop」(「SET」の右側)をクリックして主画面の範囲をマウスで 指定するとその範囲が拡大表示する  ・「Dejag」(〃)はジャギーなどで汚れた受信画を修正する   (「OOPS!!」で原画と比較ができる) ◆画像処理 ・「にこにこマーク」をクリックすると画像処理画面がポップアップする ・「Brightness」をクリックしてスライドバーで動かすと輝度が変化する ・「Contrast」をクリックしてスライドバーでコントラストが変化する ・「Gamma」をクリックしてスライドバーでガンマ曲線が変化する ・「Grey」でモノクロ画像になる ・「Sharpen」のクリックで画面がシャープになる。 連続してクリックすると輪郭が強調されて面白い画像に加工できる ・「Soften」のクリックでソフトタッチの画像になる ・「Neg」のクリックで陰画になる ・「Reset」のクリックで処理が取り消されてはじめの画像に戻る ・いずれの処理も最後に「Done」のクリックで固定される ・「Esc」をクリックでポップアップメニューが終了する ◆ドローツール ・左中ほどにある「Draw」のラジオボタンをクリックすると   ミドリ地となり、その関連がピンクの枠になる ・マウスを主画面に持ってきてクリックしながら動かすと線が書ける ・文字入力画面の下のカラーをクリックすると色の変更ができる ・数字ミドリ枠に左右の「矢印」をクリックすると線の太さが変更する ・「Fix Col」で主画像の上で必要な点でクリックするとその色が固定され、 画面のシミやノイズの修正に便利なツールになる ・「Make overlay」でオーバーレイ用に同じ色で囲まれた外側が塗り込まれる ・「Remove noise lines」をクリックすることで受信画像のノイズを修正 *ノイズラインにマウスを持って行き右ボタンで上のラインを *左ボタンで下のラインを転写することでノイズを消すことができる ◆画像処理2(顔画像の切取・貼付)  ・顔画像などの必要部分を切り取り、それを別の画像に貼付ができる  ・まず切り取りたい顔画像を表示する  ・次ぎに「Draw」のラジオボタンをクリックする  ・「Things」のメニューより「Circle」(「Box」でもよい)を選ぶ  ・円が表示されるのでそれを顔のところに持って行き、大きさを調整する  ・「Make overlay」をクリックする  ・円の外側がカラーで塗りつぶされる  ・下の右下にある「Scrap Book」をクリックする  ・新しい画像一時格納欄が右に表示されるので、そこへ右ドラッグして格納する  ・主画面を張り付けたい画像に変更する  ・ここで左下にある「Overlays」のラジオボタンをクリックする  ・先ほどのオーバーレイした画像をドラッグアンドドロップで顔部分だけが   張り付けることができる  ・「+」「−}で適当な大きさにする  ・貼付画像を半透明にしたいときは「Blend」をクリックしてその右のバーを   適当な位置に動かすことで透明度を変更できる  ・場所・大きさが決まれば「SET」で固定する ◆縮小画面の添付 ・左下の「Pic in Pic」をクリックしておくと縮小された画面を入力できる *通常はコピーされている画面が現れる *受信画を取り込みたいときはその画面を「Ctrl+C」キーで取り込み    SSTV-PALに移り「Paste」をクリックする *サムネイルをクリックするとその画面が縮小で表示する ・「4 pic in 1」のチェックで主画面の4分の1画面が表示される ・「Follow Mouse」主画面でクリックしながら動かすと画面が 徐々に大きくなってマルチ画面の入力ができる  ・「Transparent Overlays」は「Make overlay」で作った画像をはめ込む ◆ログ(データベース) ・画面の一番下はログの作成ラインである ・左側の枠は交信局名の記入欄で、まずここに Callsign を記入する ・中央にメモを書き込む ・できあがれば右の「S」をクリックすると書き込む ・検索は Callsign を記入すると自動的に過去のデータが表示する  ・登録した Callsign と同名の画像(callsign.jpg)をSSTV-PALのディレクトリ   に入れておくと真上の枠にその画像が現れる  ・この画像をドラッグすることで主画面に呼び出すことができる   *この機能を使えば、特定の画像(例:CQ)を作成・登録で応用ができる ◆その他  ・画面右下の「Scrap Book」をクリックすると右側のサムネールが変化し   ここに一時画像を保存できる(元に戻すのはその隣の数字をクリック) ・右端下の「□枠に数字」をクリックすると過去に使った画像が表示する ・まだまだ面白い機能や使い方があると思われるので、各局のレポートを よろしく ------------------------------------------------------------------------- ◆最新機能  ・「Things」に「Globe」機能が追加された。   これを選択すると画像が球体に変化する     JA3CF 岩崎 好宏   (2000/08/19)