胆石症・胆嚢ポリープ


腹腔鏡下胆嚢手術のエキスパート
地域の他医院との連携で、検査から手術、
フォローまで一貫した治療システムを実現

(ホスピタウン1999年5月号に載りました。)




 JR新潟駅前のオフィス街に位置する川合クリニックには、付近の企業に勤める人々の他、遠方からも多くの患者さんが訪れる。「手術はとにかく慎重に、自分の親や子供に対しているのと同じ気持ちで行う」と言う院長の川合千尋さんは、胆石症・胆嚢ポリープに対する腹腔鏡下胆嚢摘出術を数多く手がけてきた消化器外科の専門医。
 腹腔鏡下胆嚢摘出術は、入院約5日間と比較的負担が少なく、術後の痛みも少ないのが何よりものメリットとのことだが、さらに、川合さんによる手術では、通常4ヶ所あける穴も3カ所で済むことが多く傷が小さいという点も評価を高めている要因のようだ。
 現在、同クリニックに入院設備はないが、川合さんは提携病院(三浦外科)の非常勤医師でもあり、検査から手術、術後のケアまで一貫して自らが担当できるシステムを採用している。「日本の大病院では外来と入院で主治医が違ったり、誰が手術をしてくれたのかよくわからないというケースもあります。しかし、一人の医師が検査からフォローアップまで責任をもって行うことによって、経過・容態がつかみやすく、患者さんの心理的ストレスを最小限に抑え、安心して治療に専念していただくことができると考え、このようなシステムを採っています。開業して2年を経過し、少しずつ理解していただけてきたのではないかと思います」と川合さん。「患者さん一人ひとりと丁寧に向かい合っていきたい」という姿勢のもと、在宅静脈栄養・経腸栄養に頼らざるを得ない短腸症候群等の患者さんの長期に渡る診療にも力を入れている。


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