「君に聖人になるための方法をプレゼントしてあげましょう。よく注意するんだよ。 第一に、朗らかでいること。君を動揺させたり、落ち着きを奪ってしまうものは神様からやってくるのではありません。
二番目に勉強と信心の務めだ。学校で一生懸命に勉強すること、お祈りを熱心にすること。これらすべてのことを名誉や、自慢のためにするのではなく、神様への愛、豊かな人間になるためにすること。
三番目には、みんなによい行いをすること。聖人であるためには、すべてこういった事を行う事だよ。」・・・
ドンボスコがドミニコサビオに聖人になるための3つの方法を教える箇所・・・
小学2 年生の女の子
今度1年生になる妹がいる。妹は、幼児さんからここで生活している。本児は、両親が家を出て、母親の祖母が4年ほど面倒をみている。祖母は、仕事をしていて家には、病弱の曾おばあちゃんのお世話もしているので、本児の面倒を見ることに手が回らずばらくお世話になりたいとのことで入所する。20:00近くになると目を真っ赤にして
「おばあちゃんの所に連れていって… 会いたいんよ〜。」と泣き出す。
「シスター夜、ずっと側にいてくれる」と不安一杯。22:00就寝でべットに泣きながら入る。私の手をしっかり握っている。
「ねえ!おばあちゃんに会いたい〜。」隣では、園生活に慣れている妹が心配そうに休んでいる。
「眠ってごらん。おばあちゃんが夢で会いに来てくれるかも… 」
「うん、そうだね。」と泣き寝入りで休む。妹もお姉ちゃんの寝息を聞いて安心して休む。
勉強嫌いの小学3年生の女の子
この一年・宿題を取り組ませるのに大変な日々を展開させてくれた彼女!どうしたことかこの春休み、ワーク3 冊(漢字と計算等)を2日で仕上げる。
「シスター側にいてね。うち勉強するけん。」
「いや〜大変だもん」と返答すると
「うち変わったけん」朝から夜まで時間があるとワークをしている。しかも楽しそう!漢字を書きすぎてタ方手は震えている。すると彼女、鉛筆をセロテープで手に固定させて取り組む。ずっと側にいて漢字に悩んだらヒントを与える。どうもそのヒントが漫才のように楽しかったとか… 側にいた6年生の女の子に
「冗談が多すぎなんょ… まったく」とお叱りを受けるほど。でも、ワークを全部終えての彼女の達成感は、すがすがしい!本当に人は輝くとき・輝く瞬間があるものです。ちいさな胸に大きな自信を彼女は、身につけたでしよう。
高1の男の子
寮生活で少し時聞がとれて帰園。タ食をおいしそうに食べているので
「おかえり、どう!ここの食事おいしい」
「はい!おいしいです。出て見て食事がおいしかったことに気づきました。」と彼が話すと何人かの職員も共に食べていたので
「え〜!ここに居る時は、誰よりもこんなご飯食えるか、って文句言ってたのにね。」と反論。すると
「寮のご飯は半生なんですよ。お腹こわすんです。」と話し出す。おかわりをたっぷりしここの味をお腹にドット落としてまた、寮に帰っていった。がんばれ!
今のところ・・・
☆子供たちから学んでいること
・誕生の瞬間の祝福があっただろうか。
・施設に幼くして入所しても、心に胎内で傷ついたものは、回復に時間がかかることと、難しい。
・人間は本来的に、宿される運命となったこの宿である胎をふるさととする。だからここに何が差し出されても帰ろうとする。園の子供たちは、その母親が拒否したり、わが子を捨てても美意識のなかにいる。
信仰の世界・・・神がふるさと、限りない信頼と希望。人間としての世界で何があろうとも命の終わりに受け取って頂き・帰れる最終的家。
☆誕生は、祝福されても育つ環境不足(人的・物的)
・親が育てる能力を持たない。育て方が解らない。家族でつながった子育をしていないので・・・。
・親をサポートして支援する人が全く居ない個室化育児かサポートが弱い。
・経済力を持たない。
・精神面のもろさ(トラブル・転職・離婚・再婚の繰り返し等々)
・親自身が温かく受け入れられて育ったのではなく、物的・心的貧しさの中で生きてきた人たち。
☆結果的に子供
・暴言・・・・言葉の表現に乏しい(暴力や要求の多い親の中で育ち、説明の仕方や表現方法を知らない)
・飽き性・・・こつこつと積み上げる、当たり前の成長過程が嫌い。出来ないわけではないが苦手(学習・生活・人付き合い)
・人への警戒・・胎内で身に付いている子も居るように思う。根深い。
人に深く愛され・信じて生きたい誰よりも深い寂しさ・孤独の中に居るのに・・・。
・生活の場を整えられない。・・・家の中は、雑然としている・食事を作って食べさせる空間が読めない。だらだらとした生活。
*園に何年生活しても特に女の子は、将来母親となるのが早いのだが(家庭に憧れるのか?)衛生観念・身辺処理能力が低いことは、また子供に繰り返しが続かないとも限らない。再生が身に付かないし、時間がかかる。
☆かかわりの10のポイント
1. 遊び相手となり、スキンシップする。
2. 欲しいといっても、我慢する力を育てる。(いつでも与えない視点から)
3. 間違いや失敗の理由をきちんと聞く、暴力はよくない。
4. 子供の行動を把握し、遊び先も把握し又、友達について知る。
5. 他人との比較をしない。
6. 食卓の団欒で、子供たちの話題に関心を持ち耳を傾ける。
7. 子供の努力・良いことについてほめる。
8. 職員の言動の一致。
9. 宗教、精神生活の豊かさを知る。
10. 子供の前で社会の決まり、公共機関への批判をしない。(法律・警察・学校・役所等)
−カトリック生活1月号の中より10のポイントは拾うー