![]() プラスチック製のカゴです。バイバート氏発明の孵化器を さらにウィットロック氏が改良を加えてさらにマスの生存 率を向上させたものです。 購入はFFF(フェデレーション オブ フライフィッシャ ーメン)に。国内ではJFF(ジャパンフライフィッシャー ズ)にお問い合わせを。 |
![]() 組み立てると14×6×8.5cmのカゴは計算された サイズと形状のスリットが開けられ2段に仕切られ て)います。 上の小さなスペースはINCUBATER ROOM、孵化 室でここに受精した卵を入れます。下のスペースは NURSERY ROOM、育成室で卵から孵ったサックフ ライが栄養を使い果たしスイムアップするまでの期 間安全に生活する場となっています。自由に泳げる ようになると中央部の大きい縦長のスリットから外 界へ出て行ける構造をしています。 |
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![]() 一つのボックスにはやまめでしたら200〜300個(卵のサイズ により)ほど卵が入ります。 それを川底の砂利の中に埋めて孵化成長させます。この孵化成長 補助箱の設置には直接川床に埋設する他に画像のようにあらかじ め砂利の中にボックスをセットした籠(クレードルと表現してい ます)を埋設する方法とがあります。 発眼卵放流の利点は、なんといってもそのコストが低く、また野生 に近い状態の魚を得ることができる・・・などなど、多くの利点が あります。 しかし、実行には場所選定が大きな問題となってきます。 魚が自然の中で産卵する・・・そんな場所を選ぶことが大事に なりますが適地を見出すことはとても難しく、経験も必要になって きます。 |
![]() 産卵適地を見つけたら川底を掘り下げWVBを2〜3個セット したカゴを埋め込みます。(クレイドル プランター方式と言 っています) 砂利や小石でカゴを埋め戻し終了です。砂や泥で埋まったり、 思いがけない出水で根こそぎ流失などのないようにすることが 大切ですので、もしも?の場合を考え、一箇所に集中させず広 く分散させて埋設することも大事ことです。 埋め戻しには大量の砂利(25ミリ〜)が必要になります。 以外にこの砂利を手にするのは難しいものです。川底をシャ ベルで掘りご覧のメッシュカゴで選別・洗いを行います。 あると便利な道具類もいろいろあります。一箇所の埋設には3 〜4人が1チームを作り作業を進めると良いと思います。 |
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2007ヤマメ卵埋設放流 ![]() 貴重な「命」を扱うことでもあり、また本物の川に生き物を移植 するわけですので慎重に、そして間違っても伝染性の病気なども 一緒に放流させないように気を配らなくてはなりません。出荷時 、イソジン2000倍液に10分ほど漬け卵や器具を消毒します。 |
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ただ今、現場で卵の計量中。指先が凍えます・・・。 ![]() 昨日までの超寒お天気でなくてよかった良かった。 水温も8℃と暖かめ、このまま推移すれば孵化開始まであと 10日ほど。 それまで大水やら渇水に見舞われなければ良いのですが・・・。 ここは雪国。 天候不順な時期ですので・・・時々は見回りに来なければいけ ません。 |
成長観察、今年もヤリマス。 来月にはイワナの卵も来る予定。従いまして今年のヤマメ、 僅か80粒。我が家にお越し願いまして一日目。積算水温 +3℃。・・・・303℃(24日現在)となりました。 ![]() |
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