TAC・・・「伝統イコール創造」の気概で製作しています。形やスペックを受け継ぐばかりではなく、 伝統の素材や技術を用いつつもそれぞれの持つ可能性(求められるフライロッドとしての性能とクォ リティー、製作技術上での創意とコスト)を探り出し、それらを自分なりの次元でバランスさせ、釣 具としての製品に反映させて行き続けることを「伝統」ととらえ製作しています。
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バンブーロッド
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中空

8ft3番。従来モデルを改良中です。

中空ロッドの特徴の一つには大きく負荷をかけた時、ロッド
断面形状が楕円状に変形し易い(丸がつぶれた状態)ことが
挙げられます。
通常のキャスティング程度では考えなくて良い程度(むしろ
飛距離を延ばす働きも、という意見もあり)ですが大物を掛
けたときに思いのほかロッドがたわみ充分なストッピングパ
ワーを与える(魚を寄せるのに苦労する)ことが出来ない・
・・・魚のホールディングやティペットの保護には良い性能
ですが・・・・といわれています。
そこで、重量感やキャスティングのフィーリングをそのまま
にロッドの剛性をアップ!!の考えから中空ピッチの変更を
考えました。
ブリッジの数を増やしてつぶれ感に対処しようという作戦で
す。
肉厚を変えていませんので重量は僅かに増しますが、さて、
どんな結果になるでしょうか。
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フェルール完成

試作・テストを重ねてきました新グラスフェルール、この辺
がひとつの終点?とも言える段階でしょうか。
ガラスリボンの螺旋巻きで縦方向と周方向への力に対応できた
と考えています。
フィニッシュも竹竿に装着しても違和感を強く抱かない程度に
仕上がったかと思っています。


画像:右側がバットセクション。チューブはトップ(ミドル)側
   にセット。
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グラスフェルール再考

新たにフェルール用のグラスファイバー六角
チューブを製作しました。

画期的とも言えるテーパー付きFRPチューブ
です。テーパーはロッドのテーパーと同じで
す。
現代のグラファイトロッドの大多数がそうで
あるようにトップ側がバット側に被さるタイ
プのフェルールが可能となりました・・・・
それも超軽量な!!

画像は3ピースロッド用の2セット分のメタ
ルとグラスですがトラディッショナルなメタ
ルフェルールでは部品数は4個、重量は9gと
4gで13g。それに対して部品数
2個、重量は2セット分たったの4..2g!!
1/3しかありません。


グラスフェルールその後

通常の金属フェルールのロッドのほかに試作
ロッド3点製作、グラスフェルール絡みの3
本です。

一番上・・・・8ft3番3ピースのトップ(
バットはオーソドックスな金属フェルール)。

中・・・・・7ft3番3ピースのミドルとト
ップ。

下・・・・・試作一号グラスフェルール竿。
8ft4番3ピースのトップ




グリップ&リールシート

リールシート、主なタイプを「リング&ポケット」から
ご覧のようなスライドリングのリバースロックにと変更
を考えています。
「リング&ポケット」に比べ部品数が増え、製作コスト
が余分にかかってしまいますがロッド全体の軽量化!!
にはとても有効と考えられ・・・・これは「トライすべ
きでしょう!」の結論に。

この変更に伴ってグリップもリールフットにオーバーラッ
プするタイプに・・・・。
ハーフウェルズ風に削ってみました。