胃がんリスク検診 
更新:2016.6.21
検診期間;平成28年7月4日(月)~平成28年10月31日(月)
対象年齢 :長岡京市、向日市、大山崎町崎に居住する60歳(生年月日/昭30.4.2~昭31.4.1)
       長岡京市に居住する55歳(平成28年4月1日現在、昭和35.4.2~昭和36.4.1)の方

    
     受診票は市町側から対象者に送付されます。
     自己負担金:500円 
     生活保護受給者証、保健事業自己負担金免除カ-ドを提示するときは免除
受診者の方に:様式 1(胃がんリスク検診を受けられる方に)をあらかじめ読んでおいてください。          様式 2(受診票)を記載してください。 
次の方は受診できません。
1:胃がんと診断されたことがある。 
2:胃切除を受けたことがある。 
3:ピロリ菌除菌治療をしたことがある。 
4:胃十二指腸潰瘍の治療を現在受けている。 
5:腎臓が悪いといわれている。 
 
検査について: 通常の採血です。ペプシノ-ゲン1、ペプシノゲン2 、ヘリコバクタ-・ピロリ抗体 を調べます
検査の結果について:次のように分類いたします。
  
A群:ヘリコバクタ-・ピロリ抗体 陰性 そして ペプシノ-ゲン検査 陰性
  
B群:ヘリコバクタ-・ピロリ抗体 陽性 そして ペピシノ-ゲン検査 陰性
  
C群:ヘリコバクタ-・ピロリ抗体 陽性 または 陰性 そして ペプシノ-ゲン検査 陽性
 
http://www.jsgcs.or.jp/citizens/citizens_news/stomach_cancer.htm
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A群の方:胃がんのリスクは低いと考えられます。精密検査の必要性は高くありませんが、ヘリコバクタ-・ピロリ抗体が陰性でも過去に感染が見られた場合や、検査の関係で陰性と出る場合もあります。
 心窩部痛・悪心・嘔吐等の症状が見られたり、家族に胃がんの方がおられたりして検査結果について疑問をお持ちの場合は精密検査をお受けください。 
B群 および C群の方:ヘリコバクタ-・ピロリの存在が認められたり(ヘリコバクタ-・ピロリ抗体
  陽性)、胃粘膜の萎縮が疑われる(ペプシノ-ゲン検査:陽性) 場合は精密検査の対象にな  りますので 胃内視鏡検査(正確な診断能力を有する内視鏡専門医による検査が必要です。
 紹介させていただきます)の対象になります。
 B群は2年に1回 C群は1年に1回、胃内視鏡での経過観察をお勧めいたします。
平成25年度の胃がんリスク検診と胃がん検診の報告::長岡京市実施分について
  胃がんリスク検診は60歳の方を対象に 実施。胃がん検診は40歳以上 乙訓医師会胃がん・大腸癌検診委員会報告より
 胃がんリスク検診の結果: 
  受診率 :161名/975名(16.5%) 要精検率:64名/161名(39.8%) 精検受診率:40名/64名(62.5%)
  胃がん発見率 :3名/161名(1.9%)  陽性反応的中度 3名/64名(4.7%)
 胃がん検診の結果:
  受診率 2385名/42059名(5.7%)平成24年度より50名減少
  要精検率:322名/2385名(13.5%) 精検受診率:301名/322名(93.5%) 胃がん発見率 6名/2385名(0.25%)
  陽性反応的中度:6名/322名(1.8%)
 費用対効果  の 問題
  
   一次 二次(内視鏡)  がん発見数 がん1症例あたりのかかる費用 
 バリウム検診  2400年円 300万円     450万円
 リスク検診   80万円  40万円  3  40万円

 検査の判定:    日本臨床

 ヘリコバクタ-・ピロリ抗体 IgG  10 U/ml未満 は 陰性
 陰性: ペプシノ-ゲンI 70.1以上  または  PGI/PGⅡ比 が 3.1 以上
 陽性: ペプシノ-ゲンI 70.0以下  そして  PGI/PGⅡ比 が 3.0 以下
 中等度陽性: ペプシノ-ゲンI  50.0以下  そして   PGI/PGⅡ比 が 3.0 以下
 強陽性: ペプシノ-ゲンI 30.0以下  そして  PGI/PGⅡ比 が 2.0 以下