高齢者肺炎球菌
ワクチンの定期接種
 
 2017.1.30 更新
1:実施期間は 
  平成28年6月1日 ~平成29年3月31日
2:どこで接種をうけられるか
   乙訓地区の指定医療機関。小院でも実施しています自治体発行の予防接種券をご持参ください。
    
    自己負担金:3000円

    自己負担金免除対象者:1:生活保護世帯(生活保護受給者証)
                   2:市町村民税非課税世帯(保健事業自己負担金無料カ-ド)
3:対象者は: 京都市民の該当者も本院で予防接種を受けることができます。京都市は自己負担金4000円です
   平成29年度(平成28年4月1日まで)は
   1: 平成28年4月1日時点で 65歳 70歳 75歳 80歳 85歳 90歳 95歳 100歳 になる希望者が定期接種の対象となります
 
   2: 接種日現在満60歳以上65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方


   上記の 1 に 該当する方には自治体より予防接種券 が個別で 通知されます。
   上記の 2 に 該当する方は 広報 や インタ-ネットの自治体のホ-ムペ-ジ をご覧ください。
          自治体のホ-ムペ-ジ:
           向日市:www.city.muko.kyoto.jp    長岡京市:www.city.nagaokakyo.lg.jp
           大山崎町:www.town.oyamazaki.kyoto.jp.
   平成26年度の定期接種の対象者 
 対象者  生年月日
 65歳 となる方  昭和26年4月2日生~昭和27年4月1日生
 70歳 となる方  昭和21年4月2日生~昭和22年4月1日生
 75歳 となる方  昭和16年4月2日生~昭和17年4月1日生
 80歳 となる方  昭和11年4月2日生~昭和12年4月1日生
 85歳 となる方  昭和06年4月2日生~昭和07年4月1日生
 90歳 となる方  大正15年4月2日生~昭和025年4月1日生
 95歳 となる方  大正10年4月2日生~大正1年4月1日生
 100歳 となる方  大正5年4月2日生~大正6年4月1日生

  
 平成27年度から平成30年度までは、経過措置としての接種で平成26年度より 平成30年度までの間は、前年度の末日に各64歳、 69歳、74歳、79歳、84歳、89歳、94歳、99歳の者(各当該年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる者) が  対象となります。

   対象者には受診票が自治体より送付されます(5月末までに)。
   対象年度内に受けなければ、次年度以降は受けられません。

 今年接種しなくても5歳刻みでまた機会がありますね? ----いいえ、ありません。
4::肺炎球菌ワクチンについて:
   1:このワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぐ働きを持っています。
   2:肺炎球菌は成人の肺炎の25~40%を占めており、肺炎のほかにも慢性気道感染症、中耳炎、副鼻腔炎、敗血症等を起こしま     す。
   3:すべての肺炎が予防できるわけではありませんので、常日頃のうがい、手洗い、マスクなどの感染予防も大切です。
   4:接種後に。接種した部位が赤くなったり、腫れたり、熱を持ったり、痛むことがありますが、通常3~4日で治まります。その他、
     熱っぽい 、だるいなど体調の変化が起こることがあります。
   5:このワクチンは、毎年接種するインフルエンザワクチンとは異なり、再接種には 約5年以上の 間隔を空ける必要があります
   6:1年のどの時期に接種しても良いワクチンです。肺炎は季節を問わず発症する可能性があります。

 1回接種したら、一生有効でしょうか?健康な人では、少なくとも5年間は抗体価が上昇した状態が続くといわれていますが、個人差がありますあります
 5:なぜ 肺炎予防が大切なの?
 1:肺炎は日本人の死因の第3位
 2:肺炎による死亡者の約95%は65歳以上
 3:肺炎は発症後に急に悪化することがある。
  
6:使用するワクチン:  ワクチンメ-カ-MSDの肺炎予防のWEBサイトへ
   ニュ-モバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)を 1回 接種 します。皮下注射 または 筋肉注射
7:すでに ニュ-モバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)を接種したことがある方は、定期接種の対象とはなりま せん。定期接種制度の対象にはなりませんんが、任意接種はできます。ただし5年以上の間隔を空けることをお勧め致します。5年以内に再接種すると注射部位などの副反応が強く出ることがあります。
8:ワクチン の 副反応 は:
  予防接種を受けた後30分以内に急な副反応が起こることがあります。24時間は副反応の出現に注意しましょう。
   まれに報告される重い副反応としては、アナフィラキシ-様反応、血小板減少、ギランバレ-症候群、蜂巣炎様反応等が
  報告されています。
  5%以上:疼痛、熱感、腫脹、発赤   1~5%:倦怠感、違和感、悪寒、発熱、筋肉痛、硬結、頭痛、GOT上昇
  1%未満:ほてり、搔痒感、咽頭炎、鼻炎、悪心、皮疹、腋窩痛
  頻度不明:無力症、関節痛、関節炎、CK上昇、可動性の低下、等

 9:接種当日はいつも通りの生活でかまいませんが、激しい運動や大量の飲酒は避けてください。