乙訓地区の大腸がん検診:平成5年より自治体による集団方式と委託医療機関による個別方式によって実施されてきました。大腸がんは近年、食生活の欧米化にともない、非常に増加してきているがんのひとつです。1年に一度は大腸がんの検診を受けましょう。 | ||||||||
乙訓地区の検診の方法:
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大腸がん検診での方法と結果:当院でも実施しています。・・・・大腸がん検診受診票(個別検診) |
1:まず実施医療機関に訪院され,問診用紙と糞便用の容器2個を貰ってください。 2:問診用紙に自覚症状・癌の家族歴・ご自身の病歴等を記載していただき,糞便を2日間採取し容器にいれ医療機関にご持参ください。なお,糞便の採取およびその保存については容器と一緒にお渡しいたします説明書をよくお読みください。 |
大腸がん検診受診票の問診事項: 1:問診:最近6ヶ月の体の調子についてお尋ねいたします。 @:排便に変わりがありますか。 便秘と下痢をくりかえす、便が細くなってきた。 A:便に血が混じりますか。はい の場合は出来るだけ具体的に。 2:既往歴:今までに次の病気に罹ったことがありますか。その時期は。 大腸ポリ−プ、痔、大腸がん、その他の大腸の病気 3:家族暦:祖父母・両親・兄弟・姉妹のなかで次の病気に罹った人がありますか。 大腸がん、大腸ポリ−プ 4:検診歴:今までに大腸がん検診で「要精検」と判断されたことがありますか。 はい の場合は年度、便潜血結果を。また、精密検査をした場合はその結果を。 |
約1週後には結果が分かっていますので,その医療機関におたずねください。糞便の潜血反応が一度でも陽性ですと,精密検査を必要とします。また,糞便の潜血検査が陰性でも,100%大腸がんを否定し得るものでありませんので,少しでも 症状がありましたら,医療機関を受診してください。 |
大腸がんについて: |
大腸がんは最近非常に増えています。まもなく胃癌を追い越し、女性の乳癌と共に最も多いがんになると予想されています。 大腸がんは小さな良性ポリープから始まり、ポリープがんとなり,やがて進行がんに発育すると言われます。何の症状もない初期から目に見えないわずかな出血があり、これが便に混じっています。大腸がん検診では受診者の大便に出血があるかを調べます。人間の血液だけを特異的に調べます。 |
平成25年度大腸がん検診結果報告: 受診率:10824っ名/42059名(25.7%)要精検率:840名/10824名(7.8%) 精検受診率:561名/840名(66.8%) がん発見率:39名/10824名(0.36%) 陽性反応的中度:39名/840名(4.6%) |
こんな症状のある方は要注意です。
ぜひ大腸がんの検診をお受けください。
痔がないのに、便に血が混じる。 次の3つ以上当てはまる方は要注意です! 1:大便の前などにお腹が痛む事がある。 2:便秘と下痢を頻繁に繰り返す。 3:便に血が混じる。 4:便柱が細い。 5:その他 家族(親や兄弟)に大腸がんにかかられた人がいる。 40才を過ぎたら、一度精密検査を受診されることをお勧めします。