「まさか、嘘よね・・・ムクイ・・・?」
ファインはまっすぐな眼差しでムクイを見つめた。透き通っている瞳はまるでガラス玉のようだった。だが、今のムクイにはその眼差しが胸に突き刺さるような思いだった。ムクイは視線を合わすことが出来なかった。
「嘘よね・・・ムクイ・・・・まさか?」
「ごめん・・・。その通りだ・・・。」
ムクイはうつむきながら小さな声で答えた。
ムクイはようやく退院の日を迎えた。病院の正面玄関を出るとまぶしい位の日差しがムクイを照らした。CITY7の空は青く澄んで、心が洗われるようだった。数日したらムクイはまた戦場に向かうことになるだろう。しかし、ムクイの横には誰もいない。
(これから俺は一人であんな化け物と戦わなくてはいけないのか・・・大事な何かを失って当然のことをしてしまった・・・やっぱり入院なんてするもんじゃないな)
スピリチア消失傾向にあり!
Fire Bomberは最高だ!!
ENDING 4