[ULCA概論]−3     (1998/7/6)

--- ULCA
 LCAソフトを越える究極のLCAを指す。LCAも海外で作製されたものであり、 我が国でも国際標準を企画する必要がある。LCAは環境負荷も省エネルギーだけであ り、リユースなどには全く役に立たずリサイクル事業の差別化のためのソフトであるが 、リユースを主体とした場合のソフトの構築が要望される。そこでメーカーは組立の時 から設計に分解・組立をし易い方法を加味し、消費者は長持ちするモノを買うべきだと いう考えを示し、再度生産構造を考え直すソフトとして利用する。具体的には
(1)安全性だけではなく、環境保全・リユースし易い物質の選択(データベース化)、
(2)設計・組立では分解・分別性のチェックを行い、部品のデータベース化(形状、材質、必要強度、 耐熱性、融点、使用頻度、耐久性、分解時の問題点)、
(3)分解後の再生処理方法のデータベース化(洗浄法、塗膜法、修理法など、リサイクルへ廻す品目)、
(4)従来のリサイクル法のデータベース化、
(5)廃棄物の乾燥・燃焼方法の最適化とデータベース化および埋め立て物質の安全性チェック、
(6)長期的使用目的とした部品・機器のあり方探索試験など、
これら作業の繰り返しによる産業界へ 展開し、安全・リユース・省エネ・最適生産・販売・廃棄物低減の戦略手法を容易に探索できるようにする。 世界でも初の基準化であり、完成が待たれる。
 平成13年度にソフト企業と連携し組み立てる(30,000万円?)。

PUT-HIGH-WAIN
 Proposal of ultimate technology for highly-sophisticated water and air insuranceのことであり、超微泡化ノズル(100μm以下)を適用し、1)フロン分解後の牡 蠣殻で吸収できなかった塩酸とフッ酸のミストの捕集を行う一方で、2)オゾンを含む酸 素流の表面積を増加させるためにガス流を微泡化する。さらに3)これらの大気汚染物質 を含むガス流を循環させるためにポンプによる噴流をエジェクターとして用い、ガスを 微泡化する。また4)牡蠣殻と強酸の反応により牡蠣殻の処理と有効利用、5)加圧型での 吸収反応の促進など、いわゆる汚水と汚れたガスを清浄化するための究極の技術と云え る。そこで上記のような英語名を考案した。

Takatoshi Miur