分野/プロジェクトID番号 | 分野:再資源化技術 (一般廃棄物処理業種) |
研究機関名 | (協)仙台清掃公社 〒983-0035 仙台市宮城野区日の出町1-7-15 |
代表者部署・役職 | 理事長 渡邉 浩一(平成15年度現在) |
指導者氏名 | 東北大学大学院教授 斉藤 文良 工学博士 |
プロジェクト名 | メカノケミカル法を利用した廃蛍光管からのレアメタルの非加熱逐次分離法の開発 |
研究期間 | 平成9年9月1日 〜 平成10年3月31日 |
研究の目的 | 平成9年度において研究代表者らが開発した手法の基本概念を把握して、廃蛍光管(三波長形)からの蛍光材の可溶化分離効率向上のための技術的課題の解決を図るとともに、本プロセスの要点・問題点を解決する。 |
成果の要旨 | 平成9年度は、基礎的検討事項として、メカノケミカル法を利用して、ガラス破片共存下での廃蛍光管(三波長形)に含まれる蛍光材からのレアメタル成分の酸による抽出分離収率向上のための要素技術の改善策を明確にする実験を行った。 その結果、ガラス破片の混入がレアメタル抽出効率に悪影響を及ぼすことなく、むしろ30〜40%混入の場合、わずかに好影響を及ぼすことが判明した。 |
成果発表・特許等の状況 | 上記研究成果は、「希土類金属化合物の抽出方法」として特許申請を行った。 〔整理番号〕P090801 〔提出日〕平成9年8月25日 |
今後の予定 | 平成9年度に確立した新技術に関する検討結果を踏まえて、廃蛍光管からの効果的蛍光材分離試験条件の探索、ガラス破片共存下での蛍光材のメカノケミカル処理によるレアメタルの室温下、弱酸での抽出実験等に関する基礎データを収集するとともに、最終的なレアメタル逐次分離回収率が実験室で到達したレベルにまで向上させるための技術的課題を解決する。 更に、本プロセスの最適化のための基本設計を行い、将来の工業化レベルへ到達させるための要件を確認すると共に、レアメタル分離後に残るシリカの用途開拓についても検討を進める。 |
研究者氏名(平成15年度現在)
研究代表者 | 渡邉 浩一 | 理事長 |
研究者 | 鎌田 美志 | 環境計量士 |