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  北ア 白馬岳雪倉岳 朝日岳  新潟県糸魚川市/長野県白馬村・小谷村/富山県朝日町

蓮華温泉〜白馬大池〜白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳〜蓮華温泉


白馬岳 雪倉岳 朝日岳
朝日小屋より(右は旭岳) 三国境から雪倉の途中で 朝日小屋より

日時:’06年8月1日〜8月3日 メンバー:西上・楠神・坂本
天候:8/1早朝雨その後曇り時々晴れ ・ 8/2晴れ後曇り夕方晴れ ・ 8/3早朝は快晴後曇り
私にとって白馬へは30年振り、雪倉・朝日は実に32年振りとなる。当時の思い出は薄れてしまったが、ただ高山植物が素晴らしかったことが強く印象に残っている。以前からもう一度訪れたいと思っていたのが、ようやく実現。天候にも恵まれ、美しい花・白い雪渓・青い空・満天の星等美しい北アルプスに触れることができ、短い期間であったが充実した山行だった。

現地まで(全走行距離1070km)

7/30(日) 自宅(7:10)−−−JR大和小泉−−−大和郡山−−−山田川IC−−(京奈・京滋バ)−−瀬田東IC−−(名神)−−米原JC−−(北陸)−−糸魚川IC12:55−−−糸魚川(買出し)−−−蓮華温泉(15:00)キャンプ場(泊)
走行距離:498km 所要時間:約8時間
7/31(月) 風吹大池往復
8/1〜8/3 蓮華温泉〜白馬大池〜白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳〜蓮華温泉
8/3(木) 蓮華温泉(13:55)−−−白馬村(買出)−−−戸隠キャンプ場(18:00)(泊)
走行距離: 所要時間:
8/4(金) 戸隠キャンプ場(7:00発)−−−鏡池−−−善光寺−−−長野IC9:30−−(上信越・中央)−−小牧JC−−(名古屋高速)−−楠JC−−(西名阪・東名阪)−−天理IC−−−JR大和小泉−−−大和郡山−−−自宅(16:00着)
走行距離:約500Km 所要時間:約9時間

登山コースとコースタイム

8/1(火) 蓮華温泉(6:35発)---(110分)---天狗ノ庭---(75分)---白馬大池(10:15-11:20)---(52分)---2612mピーク---(52分)---小蓮華岳(13:16着)---(41分)---三国境---(43分)---白馬岳(15:13-15:30)---(30分)---村営頂上宿舎(16:00着)
所要時間:9時間25分 歩行時間:約6時間40分

白馬大池
2612mピークに向かう途中より
白馬大池
小蓮華岳より
小蓮華山から三国境への尾根
小蓮華岳より
白馬岳頂上 頂上と白馬山荘
村営頂上宿舎に向かう途中より

早朝から雨が降り出し、キャンプの撤収に時間が掛かり、出発が遅れてしまった。
幸い出発の頃には雨もあがりスパッツだけで、歩きだす。白馬大池までは樹林帯の道だが、視界も適度にあり道も歩きやすい。途中天狗の庭で大きく視界が広がり雪倉・朝日の展望が得られる。また天狗の庭の景観も素晴らしい。白馬大池で蓮華温泉コース、栂池コースが合流し、白馬に向かう登山者と、白馬から下ってきた登山者の格好の休憩場所となっている。
白馬大池からはまだ上りが続くが、展望の良い稜線の道となり、風もあって快調に歩を進める。
三国境から急登を詰めると、頂上は近い。さすがに白馬だけあって、頂上には次々に登山者が上がって来る。あいにくガスで展望は今ひとつであったが、明日の朝を期待し、早々に下る。

8/2(水) 村営頂上宿舎(5:50発)---(26分)---白馬岳---(32分)---三国境---(86分)---避難小屋---(41分)---雪倉岳(9:46-10:10)---(122分)---水平道分岐(13:05)---(88分)---朝日小屋(14:48着・泊)
所要時間:8時間58分 歩行時間:約6時間30分

杓子岳(左)と鑓ヶ岳(右)
村営頂上宿舎上部から
雪倉岳(右)と朝日岳(奧中央)
三国境より、手前は鉢ヶ岳
旭岳
三国境から15分程下ったところ
お花畑
鉢ヶ岳東斜面にて
白馬岳
雪倉岳の上りから
朝日小屋と朝日岳 左より雪倉岳・白馬岳・旭岳
朝日小屋より

小屋から頂上までは約30分、きょうのコースではこの上りと雪倉の上りが目立った上り。
頂上からは杓子岳・鑓ヶ岳の向こうに五竜岳方面が見えてはいるものの、遠くの視界は今ひとつで、おもだった北アルプスの山は確認できなかった。
三国境を下り切ると起伏の少ない快適な道となり、花も一段と多くなる。鉢ヶ岳の東面はお花畑に雪渓もあり、コース中最も美しく感じられた。
避難小屋を過ぎると、いよいよ雪倉岳の上りが始まるが、途中にはお花畑もあり、登りの疲れもしばし忘れる。頂上に着いた時は既に白馬方面はガスに隠れていたが、こらから向かう朝日岳は大きな姿を見せ、朝日小屋も確認できた。
雪倉の下りは思った以上に長い。途中下り始めて40分程のところで、大きな雪渓が解け、沢になって流れ出した個所で昼食を兼ね休憩を取る。ここからも暫く下りが続き、水平道分岐まで随分長く感じられた。
32年前もこの水平道を通ったはずだが、全く記憶には残っていなかった。今年は残雪も多いようで、水平道分岐では10人程のグループが頂上コースへ向かうところだった。水平道前半には大小6〜7個所の雪渓を通過したが、特に危険は感じなかった。ただ雪渓末端部分では注意がいる。水平道とは云え後半は結構登りもあり、小屋まで随分長く感じられた。
夕食までの間、小屋の前でビールを飲み、雪倉や白馬を眺めて過ごす。



8/3(木) 朝日小屋(5:20発)---(50分)---朝日岳(6:14-6:30着)---(98分)---五輪ノ森(8:28)---(32分)---花園三角点---(60分)---白高地沢---(67分)---瀬戸川---(40分)---兵馬ノ平(12:45)---(40分)---蓮華温泉駐車場(13:40着)
所要時間:8時間20分 歩行時間:約6時間25分

白馬岳と旭岳
朝日岳頂上より

旭岳の左下には鑓ヶ岳が頭を見せる。
剱岳
朝日岳頂上より
雪渓の横断
蓮華温泉へのくだりにてこのような雪渓が数個所有る。
雪倉岳
蓮華温泉へのくだりにて
朝日岳
蓮華温泉へのくだりにて
空の青、雪の白、草木の緑のコントラストが美しい。
五輪尾根
蓮華温泉へのくだりにて
湿原の中を木道が延々と続く。

今日は最終日、快晴の朝を迎えた。朝食も予定より早く食べることが出来、その分出発も早まり、後の行動にも余裕がでた。朝日岳頂上までは約50分ほど、頂上は広く白馬と剱岳の眺めが、また雲海の上には妙高や火打等遮るものはない素晴らしい展望だ。下山後の行動を考えると、頂上でのんびりもしておれず、早々に下山開始。
栂海新道との分岐を過ぎると最初の大きな雪渓を横断する。この後も2〜3個所雪渓がある。
その後は小さな湿原や何本かの沢を通過し、五輪ノ森下の青ザクまで来ると展望の良い尾根に出る。途中からは木道となり、お花畑の中を樹林帯の手前まで延々と続く。樹林帯に入ると暫くは急な下りが続く。
白高地沢は水量も多く、両岸の河原も含めるとかなり大きな沢で、橋は流れが狭まった岩の上に鉄パイプで組み立てられており、通行は一人づつとなっっいた。ここから次の瀬戸川まで緩やかに下って行くが、意外と時間が掛かる。瀬戸川の河原で昼食を兼ね休憩をと思っていたが、立派な橋のたもとからは河原に降りられず、橋を渡ったところで休憩。
瀬戸川からは即登りとなり兵馬ノ平まで続く。朝日岳からずーと下りだったので、この登りは疲れた体にはかなりきつく感じられた。兵馬ノ平は大きな湿原で、我々は湿原を流れる冷たい小川で顔を洗い最後の休憩を取る。兵馬ノ平から急ではないが、木道の登りがキャンプ場まで続く。

その他・見所・宿泊施設
村営頂上宿舎 
  1泊2食:¥8400
  食事は朝・夕共にバイキング形式でお代わり自由、味も良く申し分無し。
  この日は宿泊客も少なく、布団は湿気も無くゆったり眠ることができた。
  トイレは水洗ではないが清潔。
  

朝日小屋

  1泊2食:¥8400
  こちらも夕食は山小屋の食事とは思えない内容、大いに満足できた。
  この日は100名近くの宿泊客があったと思われるが、一人布団1枚で眠ることができた。
  トイレ(屋内)は水洗で清潔。屋外にもあり。
  朝日小屋ホームページ

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