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 室生火山群 鎧岳(893.6m) ・ 兜岳(920m)     奈良県曽爾村


兜岳(左)と鎧岳(右)

A鎧岳〜兜岳
日時:2020.3.25水) 天気:快晴 メンバー:単独
地理院地図地理院地図上にGPSデータを表示 GPSデータ: Trackデータ  使用方法
 前回(16年前)は兜岳から鎧岳へ右廻りで周回したが、兜岳登山口まで緩やかではあるが長い車道の上りとなる為、今回は鎧岳から兜岳へ縦走し、兜岳登山口から車道を下り駐車地に戻ることにした。また鎧岳の上りは、前回の逆コースは採らず、峰坂峠に上がり鎧岳を往復してから、兜岳に向かうコースとした。

現地まで
自宅(広陵町)8:00−−田原本−−桜井−−(R165)−−榛原−−(R369)−−曽爾村−−−9:25新岳見橋近くに路駐
距離:約46.3km 所要時間:1時間25分
 今回も前回(16年前)と同じ、新岳見橋近くの路肩に駐車する。

登山コ−スとコ−スタイム
駐車地9:34----(36)----10:10金強稲荷社下----(22)----10:32金強稲荷社10:36----(14)----10:50金強稲荷社下----(10)----11:00林道終点----(18)----11:18峰坂峠分岐----(8)----11:26縦走路合流----(20)----11:46鎧岳12:22----(23)----12:45峰坂峠----(37)----13:27兜岳13:41----(31)----14:12県道登山口14:16----(45)----15:18駐車地
所要時間5時間44分 歩行時間約4時間24分 歩行距離:約46.3km
累積標高:+977m/−964m 山で出会った人:1人

9:38
鎧岳
新岳見橋から
左下が駐車位置
9:51
鎧岳

”すいせんのさと”
から
10:00
鎧岳
10:02
此処から植林帯に入る
10:11
金強稲荷社参道入口
10:16
しっかりした参道(山道)
10:20
高見山
参道途中から
10:27
中腹の広場から見上げる鎧岳
10:28
倶留尊山と曽爾高原
広場から
10:34
岩壁に下に建つ金強稲荷社、一段上に小振りな社殿有り
11:19
峰坂峠分岐
11:27
縦走路に合流
11:49
鎧岳頂上
11:51
栗ノ木岳、修験業山、局岳
手前右は後古光山
12:14
曽爾高原
12:45
峰坂峠
12:51
峰坂峠からは激上り
13:10
後古光山(左)と古光山(右)
13:16
鎧岳と曽爾高原
13:25
頂上手前は自然林の尾根
13:29
兜岳頂上

東側の展望良
13:30
頂上から東の眺め、手前左から倶留尊山、二本ボソ、曽爾高原、後古光山、古後山、後方は学能堂、栗ノ木、修験業、三峰山
13:51
激下りを振り返って
14:08
再び植林帯に入る
14:15
県道登山口

以前の登山口から県道を400m程上がった所
14:21
県道から兜岳を見上げる
14:55
兜岳(左)と鎧岳(右)
15:01
クリスマスローズ
今井地区の各戸の前にはプランター等にクリスマスローズが栽培されている
15:18
鎧岳
新岳見橋から

駐車地〜金強稲荷社〜鎧岳
 峰坂峠へ通じる林道分岐までは、住宅は疎らだが舗装された生活道路で、半ば辺りまで来れば、正面に鎧岳を見あげながら歩くこととなる。
クマタワ峠・東海自然歩道を示す道標に従い林道に向かう。植林帯に入ると展望は全く無く淡々と舗装された林道を歩く。
途中にヒダリマキガヤ群生地を指す道標があったので、林道を外れ行ってみることにしたが、分岐から直ぐの所に石作りの立派な鳥居と、金強稲荷社と刻まれた石柱が有り、参道(山道)が鎧岳に向かって上がっていた。何か判らない群生地に行くより、こちらの方に興味が湧き、また今日は時間もたっぷりあるので、上がって見ることにする。

5分もすれば社殿に着くものと思ったが、10分経っても着かず、ようやく広場に着きこの奥に有るかと思ったが、小さな社が有るのみで、参道は更に奥に延び、結局20分程掛かってしまった。社殿は想像していたよりは小振りだが、柱状節理の岩壁の真下に建つ姿は実に厳かだった。
なお途中の広場からの展望は素晴らしく、展望の少ない鎧岳において貴重な展望地だ。
再び林道に戻り峰坂峠向かうが、林道終点から次第に傾斜が増し、峰坂峠に近づいたと思われたところで、峰坂峠への道と分かれて鎧岳方面へトラバース道が分岐していた。峰坂峠へ上がれば遠回りになるので、このトラバース道で鎧岳に向かう。兜岳からの縦走路に合流しても依然植林の中で、展望は得られない。最後に急坂を上がれば頂上から北に延びる尾根に出、右に折れると程なく頂上に着く。
頂上は木々が芽吹く前で、木々の間から東に曽爾高原等の展望が得られた。
鎧岳〜兜岳〜駐車地
 長かった植林帯歩きも峰坂峠までで、峠から少し上がると、左側(東)は自然林に替わる。なおこの上りは可成りの急坂だが10分も有れば上り切る。急坂の後は崖沿いの道になり、東側に視界が大きく開け、鎧岳、曽爾高原、古後山、三峰山等素晴らしい展望が得られる。
兜岳頂上は美しい自然林の中にあり、芽吹き前で明るく気持ちが良い。また東側の樹木が切り払われ、眺めは申し分ない。
下山は頂上から南西に延びる自然林の明るい尾根を下るが、此れもまた半端ではない激下りで、時には3点確保で慎重に下る。
傾斜が緩くなると、再び植林に入る。下り切ると僅かな流れがある小さな谷に出る。道は判りにくいが、テープに従って行けば、県道の登山口に出る。後は県道を横輪バス停を目標に下り、駐車地に戻った。
なお16年前、登山口は地蔵堂にあったが、その地蔵堂には「登山口は県道を400m上がった所」との案内があった。

@兜岳〜鎧岳
日時:2004年4月24日 天候:晴れ時々曇り メンバー:NUサン・KGサン
初夏を思わせる陽気から一転、この日は冬型の気圧配置で風も強く、出発地点の気温は11度と低めであったが、鎧岳の美しい姿と兜岳の新緑を満喫した山行だった。
この2つの山は麓の青蓮寺川から見ると、鎧岳は鋭く急峻な姿に対し、兜岳はお椀を伏せた様な穏やかな山容をしている。しかし実際登ってみると見た目とは相違し、登り下り共に急なのが兜岳で、鎧岳は登り下り共に緩やかである。

現地まで
JR王寺駅−−−田原本−−−桜井−−(R166)−−榛原−−(R369)−−曽爾村・掛−−(県81)−−岳見橋
走行距離:57km 所要時間:1時間35分
車は岳見橋と新岳見橋の中間付近の路肩が広くなった所に停める。

登山コ−スとコ−スタイム
岳見橋(9:45発)----(45分)----登山口----(33分)----兜岳(11:03-11:16)----(24分)----峰坂峠----(22分)----尾根----(2分)----鎧岳(12:04-12:45)----(9分)----下降点----(22分)----新宅本店前バス停との分岐----(17分)----診療所(葛)----(17分)----岳見橋(13:50着)
所要時間:約4時間5分 歩行時間:約3時間11分

新岳見橋からの鎧岳 登山口へ向かう途中の県道784から見る兜岳と鎧岳 自然林の中の兜岳頂上 高見山と台高の山々 鎧岳の岩壁と曽爾高原(兜岳の下りから)
鎧岳
新岳見橋から
兜岳(左)と鎧岳(右)
奥香落山荘手前から
兜岳頂上 兜岳からの眺め 鎧岳と曽爾高原
兜岳−峰坂峠間から

鎧岳頂上の西側は人工林に覆われている 曽爾高原・古光山・三峰山等の眺め 葛付近の県道81から見る鎧岳 今井付近の県道81から見る兜岳 今井付近の県道81から見る鎧岳
鎧岳頂上 鎧岳からの眺め 鎧岳
葛付近の県道81から
兜岳
今井付近の県道81から
鎧岳
今井付近の県道81から

山口へは新岳見橋付近から旧道に入り、横輪川に架かる橋を渡りすぐの交差点を赤目方面に右折し、そのまま車道を進む。

登山口から少しで尾根に取り付く。高度を上げるに従って傾斜もきつくなり、頂上の手前では3点支持で通過する箇所もある。頂上は自然林に被われ、木々は芽吹いたばかりで明るい気持ちの良いところだ。頂上からは高見山をはじめ国見山・明神岳・桧塚等台高の山々を見ることができる。

頂上から下ると痩せ尾根となり、右手は断崖となっており、鎧岳の岩壁と曽爾高原の眺めが素晴らしい。一つピークを越すと逢坂峠へ急激な下りで、立木に捕まり足元を確認しながら下る。

逢坂峠から鎧岳への登りとなるが、今までとは一変し植林帯の緩やかな道で、難なく鎧岳から北に延びる尾根に合流する。右へ100Mほどで頂上だ。頂上の西側は植林されており、展望は東のみ開けている。曽爾高原・古光山・三峰山・学能堂・修験業山等を望むことが出来る。

下山は北に向かい、下山口の案内板の所を右に下る。植林された斜面は急ではあるが、道はつづら折れに付けられている為、緩やかで歩きやすい。途中の新宅本店前バス停との分岐を右に採り、林道に出ると、県道は近い。

その他・見所・関連山行
曽爾村役場ホームページ

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