トップページへ | 山行記録 | キャンプ場 | 山の写真集
中ア 木曽駒ヶ岳・宝剣岳・空木岳・三ノ沢岳 

A千畳敷〜三ノ沢岳〜千畳敷 
日時:2018年8月4日(土) 天気:晴→曇(ガス) メンバー:単独
地理院地図地理院地図上にGPS軌跡を表示 GPSデータ: Trackデータ   使用方法
今年に入り、自宅リフォームに伴う2度の面倒な引越し等もあり、山行きの回数もめっきり減ってしまった。
久振りに信州の山へと思うものの、体力に自信が持てず、今回は文明の利器を利用することに・・・、またアルプスと名の付く山域に行くのは4年振りだ。
三ノ沢岳は以前木曽駒から空木へ縦走した際、縦走路から西に登行欲をそそる端正な姿を見てから、一度は行ってみたいと思っていた。

現地まで
8/3自宅・広陵町11:40−−−天理IC−−(名阪国道)−−亀山IC−−(東名阪)−−桑名東IC−−(R153)−−大垣IC−−(名神)−−小牧JC−−(中央道)−−17:25駒ヶ根(IC322km)−−−菅の台バスセンタ−(324km)ー−−18:15伊那市東春近(宿・赤石商店)340Km
走行距離 :約340km
所要時間 :6時間35分
8/4伊那市東春近(宿)4:20−−(16km)−−4:45菅の台バスセンタ−(\600)6:15−−(バス)−−6:45しらび平7:00−−(ロープウェイ)−−7:07千畳敷     バス+ロープウェイ往復運賃¥3900
(復路)千畳敷13:00−−(ロープウェイ)−−13:07しらび平13:15−−(バス)−−13:50菅の台バスセンタ14:20−−−駒ヶ根(IC−−(中央・名神・名古屋・東名阪・名阪国道)−−天理IC−−−19:40自宅・広陵町
走行距離 :約302km 所要時間 :約5時間20分 (事故渋滞で1時間弱ロス)
夏休みでしかも土曜日の登山、混雑は覚悟していたが、案の定菅の台バスセンターに到着してからバスに乗り込むまで、1時間30分も要してしまった。早く起床していただけに、宿を早く出なかったのが悔やまれた。

登山コースとコースタイム
千畳敷駅7:25−−(24)−−7:49極楽平7:51−−(9)−−8:00三ノ沢岳分岐8:07−−(47)−−8:54休憩9:04−−(41)−−9:45三ノ沢岳10:17−−(61)−−11:18休憩11:30−−(27)−−11:57三ノ沢岳分岐12:04−−(9)−−12:13極楽平−−(22)−−12:35千畳敷駅
所要時間:約5時間10分 歩行時間:約4時間 歩行距離:約6.5km 歩行数:約16000歩
累積標高差+852m?/-745m

5:28
バス待ちの長い列
7:23
宝剣岳と 千畳敷カール
7:36
ロープウェイ駅と千畳敷カール
8:03
宝剣岳
8:04
宝剣岳
8:08
三ノ沢岳
分岐から
8:18
三ノ沢岳
8:29
ガスの切れ間から空木岳が姿を見せる
8:42
中間付近から振り返る
8:58
西側から見る宝剣岳
9:15
ロープも2〜3箇所あり
9:16
ダイモンジソウ
9:25
左から木曽駒、中岳、宝剣岳
9:43
頂上目前
9:44
お花畑
9:48
三角点
9:51
木曽駒・宝剣
三ノ沢岳から

三ノ沢岳への尾根筋の道は特に危険個所はないが、ハイマツで足元がかったり、や岩が多く、決して歩き易い道なので歩きにくいです。
 三ノ沢岳はここもいったん下ってまた同じだけ登るというコースなので、帰りが非常につらい。行きよりも帰りが30分以上かかってしまった。道はハイマツが生い茂る中を歩くので足元が見づらくそれ以外は岩を乗り越えたりと危険ではないが、歩きにくい道である
意外だったのは、登山道沿いに結構多くの花が咲いていたこと、そして山頂間近にはお花畑まで
累積標高差は2週間前の大普賢より小さいいはずなのに、上り・下りを何度も繰り返すためか大普賢より、きつく感じられた。

@木曽駒〜宝剣岳〜檜尾岳〜空木岳 
日時:2007年9月21日(金)〜23日(日) 天気:9/21晴、9/22晴→曇、9/23曇 メンバー:NU・KG・私

宝剣岳 木曽駒ヶ岳 空木岳
千畳敷駅より 中岳より 三ノ沢岳分岐より

 中央アルプスは何故か機会が無く、今回が3度目。
最初は28年前の5月で木曽側から宝剣岳まで往復した。この時は天気も良く、素晴らしい春山だった。2度目は10数年前、家族でロープウェーで上がったももの、悪天候で何も見えず宝剣山荘で引き返した。
 今回ようやく、いつものメンバーで木曽駒から空木への縦走が実現。コースの前半は好天に恵まれたが、後半は常にガスが発生し、楽しみにしてた空木岳の姿を間近から見ることが出来なかったのが、心残りとなった。

現地までのアクセス(全走行距離 651km)
                                             
9/21(金) 自宅(6:30発)−−−JR大和小泉−−−大和郡山7:05−−−天理−−(名阪国道)−−亀山IC−−(東名阪)−−楠JC−−(名古屋高速)−−小牧IC−−−小牧JC−−(中央道)−−11:05駒ヶ根IC−−(昼食・買出)−−菅の台バスセンター12:42==(バス\800)==しらび平13:20==(ロープウェー\1180)==(13:27着)千畳敷
走行距離:約293km(駒ヶ根ICまで) 所要時間:約4時間35分(駒ヶ根ICまで)
9/23(日) 菅の台バスセンタ−−(こまくさの湯)−−小黒川渓谷キャンプ場
9/24(月) 小黒川渓谷キャンプ場−−(光前寺)−−駒ヶ根IC8:15−−(往路の逆コースで)−−12:00大和郡山−−−12:30自宅

 駒ヶ根ICから菅の台バスセンターへは約2Kmと交通はいたって便利。
菅の台バスセンターには大きな駐車場があり、1回の駐車料金は400円。(3日間停めても400円) 

登山コースとコースタイム

9/21(金) 千畳敷(13:40発)---(38分)---14:18宝剣山荘14:33---(11分---)14:44中岳---(20分)---15:04木曽駒ヶ岳15:18---(27分)---(15:45着)宝剣山荘(泊)
所要時間:2時間5分 歩行時間:1時間36分

宝剣岳
木曽駒ヶ岳より
空木岳・南駒ヶ岳
木曽駒ヶ岳より
雲海に浮かぶ南アルプス
宝剣山荘近くより

 連休の1日前とあって、しらび平行きのバスは空席があり、乗客も登山者よりも観光客が多いといった状況。ロープウエ−の乗り継ぎもスムーズで、約7分で標高2600mを越える千畳敷に着いた。菅の台から僅か45分、そこには真っ青な青空の下、岩峰の宝剣岳を中心に素晴らしい景色があった。
 この日の内に木曽駒ヶ岳を往復しておきたかったので、休憩もそこそこに歩き出す。平日にも関わらず多くの人とすれ違うが、殆どの人は軽装だ。傾斜も次第にきつくなった頃、宝剣小屋が見える乗越浄土ついた。ここで休憩をした後、小屋に寄りザックを置き、木曽駒へ向かう。ここまで来るとさすがに人も少ない。尾根は広く中岳を下り頂上山荘から、緩やかな斜面を登り返すと木曽駒の頂上だ。宝剣山荘から30分程、意外と近い。上空は晴れているのだが、あいにく中央アルプス以外の山は乗鞍・御嶽・甲斐駒等南アルプスの一部の山の頂上部が雲から僅かに頭を出している程度で、展望は今ひとつ。
 帰りは頂上山荘から中岳の巻き道をとったが、時間的には行きとさほど違いはなかった。
夕刻近くになり雲も幾分か下がり、ようやく南アルプスの3000m峰が姿を現した。

9/22(土) 宝剣山荘(6:30発)---(10分)---6:40宝剣岳6:56---(27分)---三ノ沢岳分岐---(137分)---10:18檜尾岳10:31---(80分)---12:43熊沢岳---(45分)---2703mP---(31分)---14:16東川岳---(20分)---(14:50着)木曽殿山荘(泊)
所要時間:約8時間20分 歩行時間:約5時間50分

日の出の甲斐駒
宝剣山荘近くより
宝剣岳頂上
左後方は木曽駒
空木岳・南駒ヶ岳
宝剣岳より
三ノ沢岳
三ノ沢岳分岐より
檜尾岳の上り
木曽駒ヶ岳
熊沢岳の上りより
熊沢岳 熊沢岳→東川岳
への稜線
空木岳第一ピーク
東川岳より
空木への登り
木曽殿山荘より

 早朝から素晴らしい天気。逆光だが南アルプスの山々もくっきり見えている。山荘を出るとすぐ宝剣岳の登りになる。岩場で緊張感ある登りが続くと聞いていたが、ホールドもしっかりしており、また要所に鉄製の手がかり(足がかり)があり、とくに緊張を覚える所もなかった。下りも同様である。大きな岩が積み重なった頂上からは、これから向かう空木岳への縦走路はもとより、南アルプス・御嶽、北には木曽駒があり、その奧には槍・穂高が望めた。また綺麗な三角形をした三ノ沢岳が特に印象的だった。
宝剣を下り三ノ沢岳の分岐で小休止した後、次の目標檜尾岳に向かう。極楽平では千畳敷からの道が合流し、丁度10人程のグループが上がってきていた。我々と同じ方向に向かうようだ。連休の初日の今日はまだ人は少ないだろうと予想していたが、どうやら今宵の宿は宝剣山荘のようにはいかないように思えてきた。道は下り始めるが、次第に岩稜帯となる。再び上り詰めた所では何人かの人が休憩していたが、これが濁沢大峰だったのだろう。一旦鞍部まで下り、登り返すこと約30分で檜尾岳に着いた。既に南アルプスは雲に隠れ、木曽駒・宝剣も頂上付近がガスが掛かり始めていた。
昼食は熊沢岳でと思っていたが、ワンピッチでは行けず、登りに差しかかったところで昼食を摂る。
熊沢岳から先は今までとは違って、道は起伏も小さく比較的歩きやすかった。途中2703mのピークがあるが、上りはそれほどでもない。東川岳からは空木岳の眺めを期待していたが、やはりガスの為その全体像を見ることは出来なかった。
急な尾根を下ること約20分で木曽殿越に建つ、木曽殿山荘に着いた。

9/23(日) 木曽殿山荘(5:45発)---(50分)---第一ピーク---(30分)---7:12空木岳7:29---(6分)---駒峰ヒュッテ---(23分)---駒石---(20分)---避難小屋分岐---(108分)---尻無---(25分)---11:00池山避難小屋水場11:35---(50分)---林道終点---(50分)---スキー場駐車場---(5分)---登山口---(10分)---(13:30着)菅の台バスセンター
所要時間:7時間45分 歩行時間:約6時間17分

第一ピーク 頂上手前の岩場 駒峰ヒュッテと駒石
頂上より
南駒ヶ岳
頂上より
空木岳
駒峰ヒュッテより

 昨日とは違いどんよりした空模様の中、朝食を終えた大部分の登山者は、空木岳に向かって出発して行く。我々もそれに続く。第一ピークまでは急登の連続だ。このピークから頂上の間には岩場もあるが、梯子や鎖・鉄製のホールドが設置されており、安全に通過できる。
我々が頂上に着いた時には、既に多くの登山者で賑わっていた。曇りではあったが南駒ヶ岳や中央アルプス北部の山々も見渡すことが出来た。
下山に使う池山尾根は菅の台まで標高差にして2000mにもなり、かなりハードな下りになりそうだ。
頂上直下の駒峰ヒュッテの前を抜けると、駒石までノンビリといた尾根歩き。時折後ろを振り返るが空木岳はガスがかかり、姿を見せることはなかった。駒石からは次第に下りとなりやがて樹林帯にはいる。道は木の根が露出したりして歩きにくい道が暫く続く。途中の小地獄・大地獄は以前は難所だったようだが、今は梯子や橋か架けられ安全に通行出来るようになっていた。下るに従い道も歩きやすくり、歩き飽きた頃ようやく池山小屋手前の水場に着いた。ここで休憩を兼ね簡単に昼食を摂る。
水場からは遊歩道のような道を50分程で、車が10台程駐車している林道終点着く。頂上からタクシーを予約しておけば、ここまで迎えに来てくれるようだ。我々は菅の台までもう一踏ん張りしなければと、林道と別れ登山道を下る。林道を2・3度横断するするが、この最後のワンピッチはきつかった。
菅の台に着き、早速一番近い”こまくさの湯”で汗を流した。

その他・見所・宿泊施設
赤石商店 TEL0265-96-0370 
  古民家をリノベーションした宿
  菅の台バスセンターまで約16km
  素泊まり 個室(和室)¥4500  ドミトリー(ベッド)¥3500


宝剣山荘
 TEL:090−5507−6345
  1泊2食:¥8000   朝食6時
  この日は宿泊客も少なく、6畳程の個室でゆったり眠ることができた。
  トイレは清潔。
  

木曽殿山荘 
TEL:090−5638−8193 予約必要
  1泊2食:¥7500  朝食5時
  個室は無く、2階ワンフロアーの大部屋のみ。この日は80人を越える宿泊者があり、
  一枚の布団で2人が寝ることになった。室内は暑く何度もめがさめた。
  建物は新しく清潔。  トイレは屋外に3基の簡易型トイレがある。(汲取式)
  予約が無い場合、混雑具合・到着時間にもよると思うがが、空木岳を越えて駒峰ヒユッテまで
  行くこともあるようだ。運良く泊まれても、到着が遅いと食事は無い。

駒峰ヒユッテ(形態は避難小屋)
  外から見る限り、室内はとても綺麗で寝袋も用意されていた。トイレもバイオ式で清潔だ。
  詳細はホームページ

こまくさの湯
 TEL:0265−81−8100
  入浴料:¥600
  菅の台バスセンターから山側へ300m程のところに有り。

小黒川渓谷キャンプ場
 TEL:0265−74−6886
  フリ−テントサイト:¥1000  オートキャンプサイト:¥3000  他にコテージも有り
  菅の台から約20km、小黒川沿いの標高約1000mにあるキャンプ場。  

トップページへ | 山行記録 | キャンプ場 | 山の写真集