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北ア・後立山連峰

鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳〜岩小屋沢岳〜鳴沢岳〜赤沢岳〜スバリ岳〜針ノ木岳〜蓮華岳

冷池山荘と鹿島槍ヶ岳(爺ヶ岳中腹より)
鹿島槍ヶ岳
鹿島槍ヶ岳

2889.1m

針ノ木岳

2820.6m

日時:’04年8月1日〜8月6日 メンバー:大槻・西上・楠神・坂本
天候:8/2午前快晴、午後曇り・8/3曇り後晴れ・8/4雨後晴れ時々曇り・8/5曇り風強し

現地までのアクセス
8/1(日) 自宅(7:30)−−−大和郡山−−−近鉄学園前駅−−−8:46山田川IC−−(京奈道)−−城陽IC−−(京滋バイパス)−−9:06巨椋IC−−−9:19瀬田東IC−−(名神)−−10:36小牧JC−−(中央道)−−11:20中津川IC−−(R19)−−塩尻−−−14:46大町(買出し)15:18−−−15:30木崎湖海ノ口キャンプ場(泊)
走行距離:411km 所要時間:約8時間
8/2(月) キャンプ場(6:05発)−−−柏原新道登山口駐車場(6:30着)
走行距離:18km
8/5(木) 登山口12:40発−−−大町(買出し)−−−松川村−−−梓川村−−−岐阜県上宝村平湯−−−平湯キャンプ場(泊)15:15着
走行距離:95km 所要時間:約2時間35分
8/6(金) 平湯キャンプ場7:00発−−−7:37着・高山(買物)9:00−−−9:28飛騨清見IC−−(東海北陸道)−−一宮JC−−(名神)−−瀬田東IC−−(京滋バイパス)−−巨椋IC−−−城陽IC−−(京奈道)−−山田川IC−−−近鉄学園前駅−−−大和郡山−−−自宅
走行距離:351km

登山口には扇沢を挟んで駐車場が2カ所あるが、合わせても30台程度のスペースしかない。しかし扇沢駅近くには、合わせて数百台収容出来る駐車場があるので、登山口の駐車場が一杯でもこちらを利用すれば良い。登山口まで歩いても10数分である。

登山コースとコースタイム
8/2(月) 柏原新道登山口(6:45発)---(2時間55分)---種池山荘(10:03−10:47)---(48分)---爺ヶ岳(11:35-12:50)---(15分)---中央峰---(50分)---冷乗越---(10分)---冷池山荘(14:35着・泊)
所要時間:7時間50分 歩行時間:約5時間

蓮華岳(左)、針ノ木・スバリ(中央)、岩小屋岳(中央手前)、立山(右奥) 種池山荘より 種池山荘と剱・立山(種池山荘から爺ヶ岳の途中より) 雲の切れ間に槍・穂高が(爺ヶ岳頂上より) 爺ヶ岳頂上より
種池山荘からのパノラマ(針ノ木方面) 爺ヶ岳(南峰) 剱・立山 槍・穂高 剱岳

柏原新道は特に急な所も無く、良く整備されており、歩きやすい道だ。又尾根の西斜面に造られていることで、朝の内は日陰になるので、快適に歩を進めることができる。
種池山荘まで来ると、秀麗な姿の爺ヶ岳は勿論、蓮華・針ノ木・立山、遠くは富士山・八ツ・南アルプスまで素晴らしい展望が得られる。 小屋から爺ヶ岳に向かい、10分も上がると今度は後方に、剱・立山の大パノラマが広がる。また左手には双児峰の鹿島槍が雄大な姿で迫っている。
爺ヶ岳(南峰)まで来ると、今夜の宿の冷池山荘までほぼ下り、又時間も十分あるので、ここで昼食を兼ねそして雄大な景色を楽しみながら、たっぷり休憩する。

8/3(火) 冷池山荘(5:07発)---(50分)---布引山---(38分)---鹿島槍ヶ岳(6:45-7:15)---(68分)---冷池山荘(8:23-9:32)---(1時間18分)---爺ヶ岳直下(11:00)---(30分)---種池山荘(11:30−11:55)---(70分)---岩小屋沢岳(13:20)---(35分)---新越山荘(13:55着・泊)
所要時間:8時間48分 歩行時間:約6時間10分

冷池山荘上部より 左より雨飾・火打・妙高・戸隠・飯縄の山々(鹿島槍頂上より) 鹿島槍頂上より 冷池山荘より
飯縄山の朝 頸城山塊の山々
展望図有り
五龍・白馬 鹿島槍ヶ岳

空は雲で覆われているものの雲は高いので、視界もきき富士山もくっきりと見えている。今日は鹿島槍を往復し、出来れば新越山荘まで行く予定。幸い小屋の朝食時間が早く、予定より早く発つことができた。雨は降りそうも無いが、雨具と行動食・飲み物を持って、鹿島槍に向かう。左に剱・立山、右に噴煙を上げる浅間山から頸城山塊等の眺めを楽しみながら、快調に高度を上げる。特に雲間から射す光に浮かぶ飯縄山が印象的だった。
頂上からは今まで隠れていた五龍・白馬が、北峰の向こうには飯縄山・戸隠・頸城山塊が、そして北アルプスの殆どの頂が視界に捕らえることができた。
さすが100名山で人気の山だけに、次々と登山者が上がってくる。我々は30分程滞在の後、小屋にもどり休憩と軽い食事を摂った。
種池山荘へは昨日歩いた道を爺ヶ岳まで登り返すが、今日は爺の頂上には寄らず小屋まで下る。
種池山荘からはキャンプ指定地を抜け、一旦棒小屋乗越まで下って再び登り返すと、道は黒部側に替わり、緩やかに岩小屋沢岳へと続く。小さなピークを一つ越すと、眼下に今日の最終目的地の新越山荘が見える。



8/4(水) 新越山荘(6:05発)---(40分)---鳴沢岳(6:50着)---(40分)---赤沢岳(8:05着)---(65分)---鞍部(9:10着)---(30分)---スバリ岳(10:00)---(23分)---鞍部(10:38着)---(22分)---針ノ木岳(11:07-12:05)---(40分)---針ノ木小屋(12:45着・泊)
所要時間:6時間40分 歩行時間:約4時間20分

鳴沢岳より赤沢岳・針ノ木岳を望む 赤沢岳からはスバリと針の木が重なって一つの山に見える 赤沢岳より スバリ岳より
赤沢岳に向かう スバリ岳と針ノ木岳 剱・立山と黒部湖 針ノ木岳

朝からどんよりとした空模様、時折パラパラと雨の降る中、最初のピーク鳴沢岳に向かう。今日は4つのピークを越すアップダウンのあるコースだが、昨日新越山荘まで足を延ばしていたこともあって、気分的に余裕のある出発ができた。
昨日までの道と違って、大町側は切れ落ち、尾根は痩せている。鳴沢の登りには岩場もあって、通過には気を使うが、思ったより早く鳴沢岳に着く。雨は既に上がっており、前方にはこれから向かう赤沢岳や針ノ木岳が、後方には岩小屋沢岳・爺ヶ岳・鹿島槍がくっきり姿を見せている。
ここから赤沢岳まではさほど危険な所は無い。赤沢岳まで来ると、黒部湖やアルペンルートのロープウエーも良く見える。
これから先、スバリ・針ノ木まで砂に小石が混ざった道が多くなりなり、滑りやすいので下りは神経を使う。針ノ木岳に着いた頃には天候もすっかり回復しており、意外と広い頂上から、360度の大パノラマを楽しむ。頂上で軽く食事を摂った後、針ノ木小屋に下る。

8/5(木) 針ノ木小屋(6:00発)---(50分)---蓮華岳(6:50-6:55)---(45分)---針ノ木小屋(7:40-8:00)---(30分)---レンゲ沢---(1時間45分)---大沢小屋(10:25-10:35)---(10分)---沢(10:45-11:20)---(48分)---扇沢ターミナル前(12:08)---(12分)---登山口(12:20着)
所要時間:6時間20分 歩行時間:約5時間

風が強い蓮華岳頂上 針ノ木雪渓
蓮華岳頂上 針ノ木雪渓

台風の影響か朝から風が強い。今日は蓮華岳を往復し、針ノ木雪渓を下るのみ。
峠から30分も登れば傾斜も緩くなり、広くなった尾根を20分も行けば頂上に着く。時期は少し遅かったが、頂上に近づくに従い、”コマクサ”が目に付くようになる。
裏銀座の山々が序々に姿を見せるようになったが、風は依然として強く、風下側の大町側はガスで全く展望は無い。
下りの針ノ木雪渓は雪の状態が悪く、雪の上を歩くのは雪渓を横断する時くらいで、後は左岸の足場の悪い高巻き道歩くことになった。結局大沢小屋まで予想外の時間を要した。

その他・見所・宿泊施設
冷池山荘・新越山荘 http://www.kasimayari.jp/
  1泊2食:¥8600 水:¥150/1L、但し宿泊者に限り1L無料  ビール(360):¥550
針ノ木小屋 http://www.harinoki.com/
  1泊2食:¥8800 水:¥200/1L、但し宿泊者に限り1L無料  ビール(360):¥600
  トイレは屋外に有り少々不便

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