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大峯奥駈道 「青根ヶ峰・四寸岩山・大天井ヶ岳」 
A「四寸岩山〜大天井ヶ岳〜五番関」往復
日時:2012.4.18(水) 天気:晴れ メンバー:単独
地理院地図地理院地図上にGPSデータを表示 GPSデータ: Trackデータ  使用方法
今年は吉野山においても桜の開花が遅れ、ようやく中千本が見頃になった。平日であっても相当の混雑が予想され、帰りには交通規制と見物客の人波に巻き込まれるのではと思われたが、好天を逃す手はないと、あえて出かけることにした。

現地まで
自宅・広陵町(5:15発)−−−橿原−−−大淀−−−吉野−−−青根ヶ峰南側吉野大峰林道(6:30)
所要時間:1時間15分 走行距離:約46km/帰り約56km

車は先週、青根ヶ峰を南に下り吉野大峰林道に合流した地点の少し先の林道路肩に駐車する。帰りは吉野大峰林道から黒滝村に通じる林道吉野槇尾線が通行可能と思われたので、遠回りになるが黒滝村からR309経由で帰宅する。

登山コースとコースタイム
青根ヶ峰南側駐車地点(6:37発)−−(25)−−林道吉野槇尾線分岐−−(17)−−心見茶屋跡−−(47)−−8:06四寸岩山8:17−−(15)−−足摺小屋(足摺茶屋跡)−−(36)−−百丁口−−(12)−−9:20二蔵小屋(百丁茶屋跡)9:42−−(52)−−10:34大天井ヶ岳10:49−−(24)−−11:13五番関11:21−−(38)−−11:59大天井ヶ岳−−(40)−−12:39二蔵小屋12:53−−(13)−−百丁口−−(38)−−13:44足摺小屋13:53−−(40)−−14:33新茶屋跡−−(31)−−15:04林道下山口−−(11)−−林道吉野槇尾線分岐−−(20)−−青根ヶ峰南側駐車地点(15:35着)
所要時間:約9時間 歩行時間:約7時間35分 距離:約20km



6:37
吉野大峰林道駐車位置
6:42
林道から尾根へ
6:55
四寸岩山
送電線鉄塔下より
7:19
四寸岩山の上り
心見茶屋跡
7:38
四寸岩山の上り
8:04
四寸岩山頂上
8:13
大峰山系(山上ヶ岳〜頂仙岳)
8:18
四寸岩山から南へ下る
8:32
足摺小屋
(足摺茶屋跡)
9:06
百丁口
足摺小屋方向
9:08
百丁口
二蔵小屋へ
9:22
二蔵小屋 (百丁茶屋跡)
綺麗な小屋、トイレあり
10:22
頂上まであと僅か
頂上直下までモノレールに沿って歩く
大天井茶屋跡から
10:36
大天井ヶ岳頂上
11:13
五番関
ここから先山上ヶ岳方面女人結界
11:34
山上ヶ岳
五番関から引き返す途中から
14:07
新茶屋跡に向かう
14:13
大天井ヶ岳と吉野大峰林道
15:03
ようやく林道に降立つ

吉野大峰林道が尾根に沿って走っているため、四寸岩山の上り口まで林道・尾根・林道と交互に歩く。四寸岩山の上り口は黒滝村への林道分岐を過ぎてから左側の尾根を上る。急な箇所は無いが大部分植林の中で展望は良くない。奥駈道は頂上の直ぐ西側を通過するが、ここからは大天井ヶ岳の後方に山上ヶ岳・稲村ヶ岳・弥山・頂仙岳と、大峰を代表する山々の素晴らしい展望が得られる。頂上から南に下り小さなピークを越し、右に新茶屋跡への分岐を見送ると足摺小屋に着く。内部は床はないが良く手入れされている。更に緩やかなアップダウンを繰り返し、再び林道に出た所が百丁口で、周囲は開けて明るい。林道を横断し緩やかに登り詰めると百丁茶屋跡に着く。ここには綺麗な二蔵小屋と手入れされたトイレもある。
当初は二蔵小屋で引き返し、後日五番関からここまで往復の予定だったが、時間も早いことから大天井ヶ岳まで行くことにする。
ここから道は大天井ヶ岳を越える道と東側を巻く道に別れるが、巻道には通行を禁止するかのようにロープが張られていた。
尾根道の始めの10分程は急だが、その後は頂上手前の大天井茶屋跡まで比較的緩やかで、途中からモノレールと平行して歩く。モノレールは頂上まで上がっているが、頂上直下でモノレールと別れ東側から尾根に上がり、右に折れて頂上に着く。
頂上に着いて直ぐ、単独の男性が上がってこられた。昨日洞川に泊まり今日は吉野でもう一泊されるとのこと。
大天井ヶ岳は今回で4度目となり、これで柳の渡しから五番関まで繋がったが、まだ時間に余裕があったので、体力的にはきついが五番関まで足を延ばすことにする。五番関に下る途中では、まだ雪が残り一段と大きくなった山上ヶ岳の姿が目にはいる。
山上ヶ岳には4つの女人結界門があるが、その内の一つが五番関で、ここより先へは女性の入山は規制されている。
また五番関から百丁茶屋跡へ直接通じる巻道はこちら側でもロープではないが、丸太を寝かせ木の枝で×印がされていた。このため巻道は諦め、軽く行動食を摂ったあと再び来た道を大天井ヶ岳へと上り返す。
足摺小屋まで同じ道を帰るが、四寸岩山には上がらず、新茶屋跡を経由し出発地点に戻った。

@柳の渡し〜青根ヶ峰
日時:2012.4.9(月) 天気:晴れ メンバー:Fサン・私
地理院地図地理院地図上にGPSデータを表示 GPSデータ: Trackデータ  使用方法
吉野には桜の時期に何度か訪れ、一度は西行庵まで行ったこともあったが、直ぐ近くにある青根ヶ峰に足を延ばすことはなかった。今回青根ヶ峰に登るに際し、どうせ大峰奥駈道を歩くのなら吉野駅ではなく、奥駈道の吉野側の起点から歩いてみたいと思い、柳の渡しから出発することにした。

現地まで
自宅・広陵町(5:30発)−−(マイカー)−−6:19近鉄壺阪山駅−−−近鉄六田駅6:53着

登山コースとコースタイム
近鉄六田駅6:55−−(7)−−7:02柳の渡し−−(5)−−柳の宿−−(6)−−県道分岐−−(32)−−7:53吉野神宮−−(44)−−8:46蔵王堂−−(62)−−10:12水分神社−−(18)−−10:32高城山10:46−−(19)−−11:05金峰神社−−(20)−−11:26青根ヶ峰11:47−−(24)−−12:16西行庵−−(11)−−12:30金峰神社−−(20)−−水分神社−−(56)−−14:01蔵王堂−−(27)−−14:28近鉄吉野駅
所要時間:7時間35分 歩行時間:約5時間50分(名所寄道時間は含まず) 距離:約20.4km

柳の渡し〜吉野神宮 水分神社〜青根ヶ峰

7:04
柳の渡し
後方の美吉野橋を渡る
7:09
役行者像(柳の宿)
美吉野橋の南詰
7:16
民家の間の狭いコンクリート道を上がる
7:31
竜門岳と吉野川
墓地から、ここから緩やかにになる
7:38
長峰道
あまり歩かれていないようだ
7:52
吉野神宮に到着
8:52
蔵王堂
8:57
ようやくしだれ桜が咲き初める
東南院にて
10:04
花矢倉展望台からの眺め
10:13
水分神社
10:26
高城山への分岐
頂上には立派な休憩所があり、展望良
10:56
金峯神社入口
左は吉野大峰林道
11:05
金峯神社
神社の右を行く

11:16
西行庵分岐を過ぎ、ようやく登山道らしくなる
11:26
青根ヶ峰頂上
展望は無い
11:54
青根ヶ峰を南に下った地点
左奥駈道、右吉野大峰林道
11:55
百貝岳
青根ヶ峰を南に下った地点から
13:59
平日で桜もまだにもかかわらず、大勢の人出が

スタート地点になる柳の渡しは近鉄六田駅から、吉野側右岸の国道169を上流に600m程行ったの所にある。元来の渡しは少し上流にあったようだが、ここを奥駈道の起点として出発する。直ぐ上流の美吉野橋を渡り、南詰にある役行者像からは民家が両側に立ち並ぶ狭い車道を東に向かう。短い橋を渡るとその先で右折し民家と民家の間の細いコンクリート道に入る。急な道は一旦車道を横断し、墓地を通過すると地道となり傾斜も緩くなる。道には草や笹も目立ち、あまり歩かれていないようだ。
吉野神宮からは足に負担がかかる車道が延々と続く。例年通りだと下千本から奥千本の何れかで、満開の桜を見ることができるのだろうが、今年はしだれ桜がようやく咲き始めたところ。途中、蔵王堂・吉水神社・水分神社等の名所にも立ち寄る。
高城山頂上には立派な休憩所があり、東には竜門岳や高見山が西には百貝岳や青根ヶ峰の展望が得られる。高城山を下り金峯神社を経て西行庵との分岐を過ぎると、ようやく登山道らしくなり、かつての女人結界から最後の坂を登り詰めると青根ヶ峰だ。頂上の東側は植林、西側は自然林に覆われていて展望はない。
帰りは南に下り、途中西行庵に立ち寄り帰路についた。

その他・見所・関連山行
同行者・藤原氏の山行記録ヤマレコ【大峰奥駈道】(序盤V)柳の渡し〜高城山〜青根ヶ峰ピストン
吉野町観光情報

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