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台高 池木屋山 ・ 赤倉山   奈良県川上村・三重県松坂市 

北股林道から 宮の谷林道から

A宮ノ谷登山口〜霧降山〜池木屋山〜霧降山〜赤倉山〜霧降山〜宮ノ谷登山口
日時 :2015年5月17日(日) 天候:晴れ メンバー : Iサン・私
地理院地図 : 地理院地図上にGPSデータを表示(スタートから20数分電源入れ忘れ)  GPSデータ: Trackデータ  使用方法
池木屋山は今回で3度目だが、過去2回は何れも奈良側の北股林道からだったので、一度は三重側から登っておきたいと思っていた。三重側から登る場合、ネット上では宮ノ谷を上りに使い、霧降山から宮ノ谷の左岸尾根を下る周回コースを採用する方が多いようだった。しかし最後に尾根から外れ、宮ノ谷林道終点近くの登山口に下るルートを見つけられず(知らずか)、モノレールに沿って急な斜面を林道まで下ってしまうケースも結構見受けられた。
そのような事前の情報を得ていたので、今回は「尾根までのルート確認をしておきたい」との思いもあって、尾根ルートで往復することにした。

現地まで
自宅・広陵町5:00−−−橿原−−東吉野村−−(R166高見トンネル)−−松坂市飯高町栃谷−−(加杖坂トンネル)−−7:45宮ノ谷登山口
走行距離:約70km 所要時間:1時間45分
蓮ダム湖沿いの県道569号を含め、宮ノ谷林道終点まで全て舗装され勾配も緩い。
路面に小石が結構散乱していたが、取り除く程でもなく通過できた。
林道終点には5〜6台駐車可能なスペースがあるが、トイレは無い。
到着時、既に2台の駐車があったが、出発間際に1台到着する。尚頂上まで2時間45分で上がってこられた単独の男性によれば、7台の駐車があったとのこと(おそらく8時頃)。

登山コースとコースタイム
宮ノ谷登山口7:07---(49)---7:56尾根出合(ネット)---(45)---8:41コブシ平---(38)---9:28青空平---(36)---10:04霜降山10:16---(31)---10:47池木屋山11:15---(32)---11:47霜降山---(6)---11:53奥ノ平峰---(17)---12:10千里峰---(19)---12:29赤倉山12:45---(20)---13:05千里峰---(16)---13:21奥ノ平峰---(7)---13:28霜降山13:35---(25)---14:00青空平14:20---(25)---14:45コブシ平14:54---(34)---15:28尾根別れ・下降点---(39)---16:07宮ノ谷登山口
所要時間:約9時間 歩行時間:約7時間20分 距離:約14.7km 歩数:約30000歩

7:07
登山口
林道終点から50mほど戻り、橋の手前の植林を左に上がる
7:14
涸沢を越え植林内の九十九折れの道を上がる
7:33
踏後が薄くなった辺りで左側の伐採地に入る
ネットに沿って上を目指す、途中でネットの左側から右側へ移る
7:43
ネット沿いに上がりると、作業用モノレールにぶつかる。ゲートから中へ、終点まで急斜面を直登
8:11
標高の低いところでは、常緑樹が目立つ
9:18
尾根には岩場もあるが危険な箇所は無い
9:22
ヒメシャラの林
9:28
この付近が青空平と思われるが?
10:01
霧降山直下
10:02
池木屋山
霧降山直下から
10:03
桧塚方面
手前のなだらかなピークはシャッポ山、右奥は倶留尊山
霧降山直下から
10:06
手前新緑の尾根を上がって来た、右は迷岳、奥には三峰山系も
10:21
真っ赤なヤマツツジ
縦走路で
10:43
頂上直下の池には水は無し
10:51
池木屋山頂上
11:30
新緑が眩しい縦走路
11:55
千石山が間直に
左に薊岳、右が明神岳水無山
12:28
千里峰
赤倉山から
12:32
赤倉山頂上
シャクナゲの木が沢山有ったが、花は殆ど見られず
14:00
貴重なシロヤシオ
縦走路を含めシロヤシオの木は多数あったが、花を付けた木でもパラパラ状態
15:27
尾根から登山口への下降点
ネット2枚を横断し、モノレール終点へ

登山口〜宮ノ谷左岸尾根まで
 林道終点から50mほど戻り橋の手前を左に入り、植林を上がること2〜3分で涸れ沢を渡る。以降植林内の九十九折れの山道がかなり上部まで続いている。植林が切れ雑木が混ざっり、踏み後も次第に不鮮明になった辺りで、左側の伐採跡に移る。丁度ネットが有り、その左側に小さいが赤いテープを確認、ネットの左側を上がる。直ぐ突当りるが、2枚のネットの向こう側にテープ見つける。2枚のネットを抜け、今度はネットの右に沿って上がると程なく作業用モノレールに突き当った。直ぐのゲートから中に入り、伐採跡の急斜面をモノレールに掴まりながら終点まで行く。一旦平坦になると、目の前に2重のネットが現れる。このネットを抜けると、此処から本格的な尾根歩きが始まる。
宮ノ谷左岸尾根
 尾根下部には若干植林もあり、また常緑樹も結構目に付いたが、次第に新緑の美しい落葉広葉樹に変わっていく。危険な箇所はないが、長い上りが続く。特にコブシ平と青空平の手前は急坂が続くので、辛いところだ。この尾根が台高縦走路に突き上げたピークが霧降山で、東側に大きく開け桧塚や迷岳をはじめ、遠くは三峰山系、また倶留尊山や大洞山まで視界に捉えられる。
池木屋山〜赤倉山(台高縦走路)
 霧降山は池木屋山と赤倉山のほぼ中間に位置する。池木屋山へは大きなアップダウンは無く、池木屋山まで30分少々で着く。一方赤倉山へは千里峰から一旦大きく下るので、その分余分に時間がかかる。
縦走路は丁度新緑が美しい時期で、点在する真っ赤なヤマツツジと相まって、飽きることなく楽しく歩ける。その分開けた箇所は限られ、霧降山以外では、奥ノ平峰と千里峰の頂上の一角くらいだろうか。
尚、霧降山前後ではシロヤシオの幼木が繁茂して、足元が見えないところもあるが、そこは強引に進む。

@北股林道終点〜千里峰〜霧降山〜池木屋山〜ホウキガ峰〜北股川〜北股林道
日時 :2010年10月13日(水) 天候:晴れ メンバー : オーさん・アイさん・私
GPSデータ : Trackデータ   Pointデータ    使用方法   池小屋山からP1258付近までデータ欠落有り
北股林道終点から千里峰に上がり池木屋山を経て弥次平峰手前まで台高主稜線を縦走。下りは弥次平峰を往復した際の弥次平峰東方の北尾根を利用。なお池木屋山はオーさんは今回が初めて、アイさんは以前宮ノ谷から登ったことがあり今回で2度目、私にとっては実に35年ぶりとなる。またオーさんは、この縦走で大台ヶ原から高見山まで全て繋がったことになる。
紅葉には少し早かったが、好天にも恵まれ静かな台高を楽しむことができた。

現地まで
道の駅・吉野路(5:05)−−−吉野町−−(R169)−−川上村・入之波−−−北股林道クルビ谷(6:40)
走行距離:約51km 所要時間:1時間35分

登山コースとコースタイム
駐車位置7:05---(47分)---7:52林道終点・登山口---(35分)---8:33やせ尾根・1100M地点---(50分)---9:30千里峰9:40---(10分)---9:55奥ノ平峰---(6分)---10:06霜降山---(40分)---10:46池木屋山11:56---(35分)---12:30ホウキ峰---(50分)---13:25・P1258---(25分)---13:58北尾根分岐---(65分)---15:07北股川渡渉点15:22---(15分)---15:38林道15:55---(35分)---16:30駐車位置
所要時間:9時間25分 歩行時間:約6時間50分

林道終点・登山口 千里峰頂上直下 木ノ実ヤ塚〜明神岳〜桧塚の山並み
手前は千石山・奥ノ平峰より
千里峰
奥ノ平峰より
迷岳〜白倉山〜古ヶ丸山の山並み
奥ノ平峰より
池木屋山頂上直下の池 池木屋山頂上 台高縦走路 池木屋山
ホウキガ峰手前より
赤倉山と千里峰
尾根下降点手前より

上りに使った尾根は5月の下見の際、1100M地点のヤセ尾根付近まで確認していたので、そこまでは難なく到着。これから先は尾根は広くなっているがそれまであったビニールテープは見当たらず、代わりに赤色のリボンのが等間隔で取り付けられていた。そのリボンも一時見失うが、常に上を目指せば稜線に到達できるので、歩き易い所を選んで登り、ヤセ尾根から標高差約300Mをほぼ1時間で千里峰の少し東に上がる。
この付近北に大きく視界が開け、薊岳から明神岳・桧塚・迷岳等素晴らしい眺めだ。縦走路は紅葉には少し早かったが、秋空の下歩く台高の尾根は実に美しい。
今日は平日でもあり誰とも会わないと思っていたが、池木屋山では宮ノ谷から上がって来た京都の男性2人と出会う。頂上まで4時間40分かかったとのこと。
池木屋山から先は三人共に初めてコースとなるが縦走路は特に迷うような箇所も無く、台高の尾根歩きの楽しさを実感しながら下降点に到着。北股川へ下る尾根も6月の弥次平峰の際往復しているので、特に問題なく北股川渡渉点に降り立った。前回は水量も少なく靴のまま飛び石伝いに右岸に渡れたが、今回は少し水量も多く、面倒だが靴を脱ぎ裸足で渡る。今回3箇所沢を渡ったが靴を脱いだのはこの1箇所のみ。そこらか右岸沿いに約200mで林道への取り付きがある。さらにもう一本沢があるが、これを渡ると林道まで後僅か。
その他・見所・関連山行
馬ノ鞍峰〜山ノ神の頭  弥次平峰  戸倉山〜高塚(トベット)  
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