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 安達太良山 ・ 西吾妻山 ・ 磐梯山 ・ 会津駒ヶ岳 福島県・山形県

C滝沢登山口〜会津駒ヶ岳〜滝沢登山口 
 日時:2016.10.20(木) 天気:晴れ時々曇り メンバー:YOサン・NUサン
ルート地図地理院地図上にGPSデータを表示 GPSデータ: Trackデータ  使用方法
 会津駒ヶ岳は42年前、尾瀬の帰りに桧枝岐村に立ち寄り、その際登っているのだが、その日は雨模様だったこともあり、印象は殆ど残っていない。
今回42年振りに訪れることになり、山は勿論のこと南会津の中でも最も山深い地に位置する桧枝岐村を、再訪するのも楽しみだった。

現地まで
広陵町〜那須は那須岳を参照
10/19 那須岳・峠の茶屋P13:40−−(k17・k30)−−関谷北−−(R400・R121・R352)−−16:20桧枝岐村・かわばたキャンプ場(泊)
走行距離 :約119km 所要時間:約2時間40分
那須岳下山後、檜枝岐村まで山間部を100km以上の移動だが、ほぼ全線2車線の整備された道のお陰で、明るい内に檜枝岐村に着くことが出来た。
10/20 キャンプ場−−(R352/4km)−−林道分岐−(1.5km)−−滝沢登山口駐車場
走行距離 :約5.5km 所要時間:約12分
国道から登山口までの林道は舗装されているが、狭いうえカーブが連続するので、暗い内の通行は気を使う。
トイレは林道入口に有。
10/21 桧枝岐村5:50−−(R352・R121・R400)−−西那須野塩原IC−−(東北)−−久喜白岡JCT−−(圏央)−−海老名JCT−−(東名)−−御殿場JCT−−(新東名)−−豊田東JCT−−(伊勢湾岸)−−四日市JCT−−(東名阪)−−亀山JCT−−(名阪国道・西名阪)−−法隆寺IC−−−16:12自宅・広陵町
走行距離 :約734 km 所要時間:約10時間20分

登山コースとコースタイム

コース概要図
   駐車場05:37
   ↓(3)
05:40登山口
   ↓(80)
07:07水場分岐
   ↓(73)
08:20駒ノ小屋08:40
   ↓(18)
08:58駒ヶ岳頂上09:05
   ↓(15)
09:20駒ノ小屋09:28
   ↓(60)
10:35水場分岐10:55
   ↓(55)
11:54登山口

   ↓(3)
11:57駐車場
所要時間:約6時間20分 歩行時間:約5時間 歩行距離:約10.3km 歩数:約 ? 歩
累積標高:+1354m/−1337m

5:40
登山口
5:55
紅葉が期待できそう
6:09
良い感じになってきた
7:00
鮮やかなカエデの赤
7:05
陽が射すと一段と美しさも増す
7:29
黄葉した白樺
7:39
標高1800mを越えると、広葉樹は葉を落とし、針葉樹が目立つ
8:06
ガスの中に突入
標高1950m付近、
頂上まで木道が続く
8:22
駒ノ小屋前の池、ガスは晴れず
8:2
駒ノ小屋
8:58
会津駒ヶ岳頂上
9:32
雲間から光が射す
9:34
平日だが、登山者が
9:40
ガスが薄くなり、小屋を振り返る
9:59
山腹の紅葉
10:42
水場近くの紅葉
11:08
中腹は紅葉の真っ盛り

11:25
中腹は紅葉の真っ盛り
11:26
中腹は紅葉の真っ盛り
11:31
鮮やかなカエデの赤
11:54
登山口に戻る
11:57
駐車場
12:22
竜ノ門の滝
展望台から
12:30
展望台から

会津駒ヶ岳は昨日の那須岳とは対照的に、標高2000m近くまで樹林に覆われ、また登山口からの標高差も1000mを越え、那須岳に比べ上りはかなりハードだ。
樹林内のコースは登山口からややきつい坂が、水場が有る中間点近くまで続く。此処を過ぎる登りも比較的緩やかになるものの、上りはまだまだ続く。今まで色づいた葉をつけていた木々も次第に姿を消し、針葉樹が目立つようになると程なく湿原現れ、広大な頂上の一角に踏み入れる。それと同時に足元は木道に変わり、以降頂上まで木道や木製階段から外れることはない。
42年前もそうだっが、今回も頂上一帯はガスで展望どころか、風も強く寒くさえあった。早急な回復が見込めそうもないので、当初行く予定だったが中門岳は諦め、早々に下山する。

今回も頂上付近での景色は望めなかったが、中腹の紅葉は充分過ぎるほどに美しく、南会津の山の美しさを体感する事ができた。

その他・見所・関連山行
’16.10.19 那須ヶ岳

かわばたキャンプ場(大型バンガローを利用 料金:2500円/1人)    詳細はキャンプ場HPで 
 バンガローは普通キャンプ場内にあるものだが、ここでは二棟(三部屋)の建物が国道352を挟んで建ってている。ただ交通量は非常に少なく、特に夜間は滅多に通らないので、全く支障はない。
建物内はどちらかと云えば昔の山小屋風で、土間から畳の広間に上がるようになっている。だが設備は清潔な畳に清潔な布団・毛布、クリーニングされたシーツに枕カバー、座卓に座布団、什器類は全て整い、冷蔵庫・電子レンジ・巻ストーブと充実している。カセットガスコンロのボンベさえ持参すれば事足りる。

 トイレはバンガローから少し離れたフリーテントサイト内にあるが、男女合わせて4基の便座は全て温水シャワー付きで、今まで利用したキャンプ場の中で、これ程清潔で快適なトイレはなかった。
 場内に風呂・シャワーは無いが、日帰り温泉”燧の湯”(500円)の無料フリーパス券が借りられる。

@〜B 2015.7.20〜25 安達太良山・西吾妻山・磐梯山 
東北の山は’74年の燧岳・会津駒ヶ岳以来41年振りとなる。当時は鉄道とバスを乗り継いで行くしかなかったが、今は高速道路が発達し、マイカーで朝に奈良を発っても、明るいうちに福島に入ることが出来るようになった。ただ当時は行き帰りの行程も旅の要素を持っていて、登山の楽しみと旅の楽しみがあったように思うが、今回のようにマイカーで現地直行となると、この旅の要素がどうしても薄くなってしまう。仕方ないのだが・・・。

今回の3山は何れも現地から日帰りが可能なため、本来現地3日あれば良いのだが、雨もあるだろうと思い、現地4日で予定を組んだ。
B八方台〜磐梯山〜八方台 
 日時:2015.7.24(金) 天気:雨・ガス・強風 メンバー:OTサン・NUサン・KGサン
ルート地図地理院地図上にGPSデータを表示 GPSデータ: Trackデータ  使用方法
3日目にして朝から雨模様、予報では24日も同じ様な空模様となっている。どちらにするか思案するが、結局23日は観光に当て、磐梯山は24日に行くことに・・・。
晴れて入れば猪苗代登山口から登るのも一案だったが、悪天候では時間をかけて登っても展望も得られず・・・、それならと短時間で登れる八方台から往復することにした。

現地まで
猪苗代までは@参照
宿−−−(K322・R115・K7・磐梯ゴールドライン)−−−八方台
走行距離 :約20 km 所要時間:約30分
八方台は表磐梯から裏磐梯に抜ける磐梯山ゴールドラインの峠部分に位置し、50台程度駐車可能な無料駐車がある。駐車場内南側にトイレが、北側には休憩舎がある。
到着時は休憩舎からトイレが見えないほど、濃いガスに覆われていた。
磐梯山ゴールドラインは今は無料開放されている。

登山コースとコースタイム
コース概要図
  八方台7:53
   ↓(25)
08:18中ノ湯跡
   ↓(66)
09:32弘法清水
   ↓(28)
10:00磐梯山10:07
   ↓(20)
10:27弘法清水
   ↓(57)
11:24中ノ湯跡11:32
   ↓(22)
11:54八方台
所要時間:約4時間
歩行時間:約3時間35分
距離:約7.4km
歩数:約16000歩

7:53
登山口
7:57
中ノ湯跡まで道は広く歩き易い
8:30
中ノ湯を過ぎて登山道らしくなる
9:33
弘法清水の岡部小屋
9:44
弘法清水からは傾斜も増す
10:02
強風の頂上
10:04
頂上のお花
10:06
頂上にて
11:18
緑が美しい尾根道
11:29
中ノ湯跡
1:46
美しいブナの林
7/20
磐梯山
磐梯山SAから
7/22
磐梯山
東鉢山七曲りから

八方台〜頂上
 登山口は駐車場の向い、道路を渡った所にある。登山口から暫くは道幅も広く、傾斜も緩やかで歩き易い。周囲は美しいブナ林で、中ノ湯跡までこのような状態が続く。中ノ湯跡には建物が荒れた状態で残っていおり、硫黄の匂いも微かにする。ここから本格的な登山道が始まると同時に急な上りも始まる。この上りの途中には何箇所か、左側に開けた所があった。おそらく展望ポイントと思われるが、今日はガスで何も見えない。道は標高1500m辺りで、斜面右をトラバースして行く。若干下った後、緩やかに高度を上げて行き、標高1600m辺りで分岐に出る。どちらを採っても弘法清水へ行けるが、距離の短い右から直接弘法清水へ行く。弘法清水には小屋もあるが、立ち寄らず頂上に向かう。頂上まで標高差200m弱、急坂が続く。やっと到着した頂上は当然ながらガスで真っ白、その上じっとして立ってはいられない程の強風だ。証拠の写真を撮り、早々に下山を開始した。
下山中、平日で悪天候にも関わらず、次々登ってくる10組近い登山者とすれ違う。

A天元台〜西吾妻山〜天元台 
 日時:2015.7.22(水) 天気:晴れ時々曇り メンバー:OTサン・NUサン・KGサン
ルート地図地理院地図上にGPSデータを表示 GPSデータ: Trackデータ  使用方法
この山もスキー場のリフトを三本乗り継げば、標高1820mまで歩かずに到達できる。今日も昨日と同様、NUさんと私はリフトは使わず、リフト終点(北望台)でOTさん・KGさんと合流することにした。
8時30分発の天元台ロープウエーには10数人乗っていたが、我々二人以外は全てリフト乗り場に向かった。
どうやら北望台まで歩いて登る登山者は珍しいのか、はたまた物好きなのか、リフト乗り場周辺においても、登山道と書かれた案内板は見当たらず、リフト終点(北望台)ではじめて見ることとなった。

現地まで
猪苗代までは@参照
宿−−(K322・R115・R459)−−裏磐梯五色沼−−(K2)−−白布峠−−(K2)−−湯元駅−−(天元台ロープウェー)−−天元台高原駅
走行距離 :約49 km(湯元駅まで) 所要時間:約55分(湯元駅まで)
天元台へは猪苗代からだと裏磐梯を経て県道2号で、標高1400mの白布峠を越えるのが最短ルートだ。いわゆる山岳道路で、カーブは多いものの全て2斜線確保され、落石も見当たらず、安心して走ることが出来る。
ロープウェー湯元駅はこの道路から数百m入った所にあり、無料の駐車場も確保されている。今日は平日のためか、駅に一番近い駐車場にスンナリと駐車できた。尚駅近辺では合わせて300台分が確保されているようだ。当然トイレも設置されている。

登山コースとコースタイム
コース概要図
   天元台高原駅8:30
   ↓(83)
09:58つがもりリフト終点(北望台)10:08
   ↓(21)
10:29かもしか展望
   ↓(10)
10:39人形石分岐
   ↓(41)
11:20梵天岩11:32
   ↓(5)
11:37天狗岩
   ↓(19)
11:56西吾妻山11:59
   ↓(10)
12:09西吾妻小屋12:53
   ↓(11)
13:04吾妻神社・天狗岩
   ↓(9)
13:13梵天岩
   ↓(33)
13:46人形石分岐
   ↓(10)

14:01人形石14:13
   ↓(34)
14:47つがもりリフト終点(北望台)
   ↓(リフト37分)
15:23しらかばリフト起点
   ↓(5)
15:28天元台高原駅
所要時間:約7時間 歩行時間:約5時間 歩行距離:約10km 歩数:約20000歩

9:05
天元台を見下ろす
9:24
中大巓を正面にゲレンデを上がる
9:58
つがもりリフト終点
10:14
リフト終点から岩がゴロゴロした上りが始まる
10:29
かもしか展望台でくつろぐ登山者
10:39
人形石分岐
正面は中吾妻山
10:43
大凹へ木道が続く
10:55
大凹から水場を過ぎると暫く急な上りが続く
11:09
梵天岩に向かって

11:15
なだらかな山容の中大巓
11:17
梵天岩
11:37
.天狗岩?
奥の建物は吾妻神社
11:39
西吾妻山
天狗岩?から
11:57
西吾妻山頂上
展望は無い
12:07
頂上から西吾妻小屋へ
12:48
西大巓

西吾妻小屋近くから
12:52
西吾妻小屋近くの湿原
14:00
人形石

天元台〜北望台〜カモシカ展望台〜梵天岩〜頂上
 特に指定された登山道が無いようなので、リフト乗り場を過ぎたゲレンデの端から上り始める。ゲレンデは緩やかで歩き易く、二本目のリフト終点まで意外と早く到着。振り返ると眼下には天元台が、遠くには米沢と思われる町並みが微かに見えている。三本目のリフト下と通過した辺りから若干傾斜もきつくなるが、距離は短く間もなくリフト終点(北望台)に着く。
此処から本格的に登山道が始まる。登山道に入りと直ぐ分岐がある。左は人形石経由で少し遠回りになるので、人形石は帰りに寄ることとし、右の道を進む。岩がゴロゴロした急な道もかもしか展望台までで、その後は緩やかとなり、次第に大凹に向かって下っていく。大凹付近は湿原もあり、多く高山植物も咲いている。水量豊かな水場を過ぎると、今度は梵天岩に向かって上りとなる。急な上りを抜けると、再び緩やかになり、梵天岩が見えてくる。梵天岩そして天狗岩まで来ると、頂上まであと一踏ん張りだ。残念ながら到着した頂上は、樹木に囲まれ展望は得られない、休憩は西吾妻小屋付近ですることとし、早々に頂上を後にした。

頂上〜西吾妻小屋〜吾妻神社〜人形石〜北望台〜天元台
 西吾妻小屋前で昼食と思っていたが適当な場所が無く、木道を西大巓方向に進み、登山者の邪魔にならないよう二本の木道の内の一本に腰を掛け昼食を摂る。
吾妻神社・天狗岩を経由し帰路につくが、何を指して天狗岩と云うのかは良くわからないまま、往路と同じルートで人形石分岐まで戻る。人形石は広い台地の片隅に巨石が鎮座しており、遠くからでも其れと判る。此処で最後の休憩をした後北望台に戻り、リフト三本乗り継ぎ天元台に下山した。

@奥岳登山口〜安達太良山〜くろがね温泉〜奥岳登山口 
 日時:2015.7.21(火) 天気:曇り時々晴れ メンバー:OTサン・NUサン・KGサン
ルート地図地理院地図上にGPSデータを表示 GPSデータ: Trackデータ  使用方法
今回の3山の山麓にはスキー場が点在しており、そのためリフトやロープウェーを利用することで、短時間で高度を稼ぐことが可能だ。この安達太良山もゴンドラを利用すれば標高1350m近い薬師岳近くまで一気に上がれ、大幅な時間短縮が可能だ。だが今日のコースだと下から歩いても5〜6時間程度なので、NUさんと私は下から、足に不安と抱えるOTさんとKGさんはゴンドラで上がり、薬師岳で合流することにした。

現地まで
7/20 自宅・広陵町6:30−−−7:00JR大和小泉−−−大和郡山−−−精華学研IC−−(京奈・京滋・名神)−−米原JC−−(北陸)−−新潟中央JCT−−(磐越)−−15:30猪苗代磐梯高原IC−−−猪苗代(食料調達)−−16:30ホテルリステル本館(泊)
走行距離 :約744 km 所要時間:約10時間 全走行距離 :約1884km
7/21 宿−−(K322・R115)−−土湯トンネル−−(R115・R459・K386)−−奥岳登山口(あだたら高原スキー場)
走行距離 :約45 km 所要時間:約45分
登山口が有る安達太良高原スキー場には広大な駐車場が有り、無料で利用できる。またレストハウスのトイレも自由に利用できるのでありがたい。尚スキー場に至る道路は良く整備されて、快適なドライブが楽しめる。

登山コースとコースタイム
コース概要図
   奥岳登山口7:53
   ↓(16)

08:09林道外れ
   ↓(18)
08:27リフト終点8:37
   ↓(28)

09:05五葉松平
   ↓(11)

09:16薬師岳9:26
   ↓(36)
10:02表登山口分岐
   ↓(34)
10:45安達太良山11:35
   ↓(19)
11:54くろがね小屋分岐
   ↓(16)
12:10峰の辻
   ↓(30)
12:44くろがね小屋12:53
   ↓(40)
13:34旧道分岐
   ↓(50)
14:32奥岳登山口
所要時間:約6時間42分 歩行時間:約5時間 距離:約13km 歩数:約22500歩


7:51
登山口
暫く林道を歩く

8:09
林道と別れゲレンデへ
8:27
リフト終点
此処から山道が始まる
8:47
岩がゴロゴロした登山道
8:59
傾斜も緩くなると五葉松平も近い
9:13
頂上が見える
9:19
薬師岳
9:35
暫く木道を歩く
10:36
頂上が近づく
10:36
牛ノ背
10:42
頂上直下
10:48
頂上
11:52
沼ノ平火口
12:11
峰ノ辻
12:39
くろがね小屋
12:44
馬ノ背に上がるルートは通行禁止
13:13
くろがね小屋からは林道並みの広い道
14:49
駐車場に戻る

登山口〜五葉松平〜頂上
 ゴンドラに向かう二人と別れ、くろがね小屋に通じる林道を進む。五葉松平へは林道途中から左に分岐がある筈で、道標を見落とさないよう、注意深く歩いていると地面に置かれたプレートが目に入った。
ゲレンデを歩く時間は短いものの足元は粘土質で滑りやすく、その上前日の雨で湿度も高く、快適とは云いがたい。
リフトの終点から山道となり、樹林内の上りとなる。今日のコースでは樹林内を歩くのは、ここぐらいか。
傾斜も緩くなると木々も低くなり展望も開けて来る。平坦な五葉松平を抜けると、薬師岳は近い。
薬師岳は岳とはついているが、目立ったピークは無くちょっとした広場で、休憩するには最適だ。尚、ここからなだらかな尾根上に突き出た乳首の形をした頂上が見える。
薬師岳から暫く平坦な木道が続くが、両側の木立に遮られている為か、風が通らず涼しさは全く感じられない。
木道が切れても依然として傾斜は緩く、頂上直前まで急坂と云うほどのものは全く無くない。乳首に相当する頂上部は岩山となっていて、短い区間だが3点確保が必要な箇所もある。当然頂上では360度の展望が待っている。

頂上〜くろがね小屋〜登山口
 頂上下の尾根が広くなった所で昼食を摂った後、牛ノ背に向かう。その名が示すように幅広い尾根には樹木は見当たらず、森林限界を超えたアルプスの尾根に見えなくもない。くろがね小屋分岐が近ずくと、荒涼とした沼ノ平が目の前に広がる。底は平で色は白く、緑に覆われた女性的な山容から全く想像出来ない光景だ。なお’97年の火山性ガスでの遭難死があった以降、沼ノ平への進入は禁止されている。
くろがね小屋へは矢筈森から東に延びる尾根の南斜面をトラバース気味に下る。道が尾根に上がった所が峰ノ辻で、頂上下から直接下って来た道が合流し、またここで勢地平に直接行く道とくろがね小屋へ行く道が分かれている。
峰ノ辻から矢筈森の東斜面をトラバース、そして石がゴロゴロした広い斜面を下り、最後は小さな尾根からくろがね小屋に下る。この有人の小屋には日帰り入浴できる温泉がある。
小屋からは道は広くなり、小型の四駆なら通行可能な程の道幅だ。現に温泉施設を管理するための車が、小屋近くまで進入していた。
平坦な勢至平を通過し、緩やかな下った先のカーブで、山道が分岐している。道標には広い道が馬車道、山道が旧道となっている。旧道の山道は直線的に下っているので、時間短縮できると思い少し下ってみたが、直ぐぬかるんで滑り易い箇所に遭遇、引き返し距離はあるが歩き易い広い林道(馬車道)を下る。旧道を下った場合と比べどれだけ余分な時間が掛ったかは判らないが、結局分岐から約1時間弱で、登山口に戻ることができた。

その他・見所・関連山行
ホテルリステル本館
 3階建の建物は建築から可也経過しているようで、室内の設備も当時のままと思われ、風呂なども使い易いとは云えないが、キッチンがあり、ガスコンロに鍋・フライパン・食器等が完備し、自炊するにしても道具類などは殆ど持参しなくても用は足せる。風呂はウイングタワー(新館)にある大浴場(温泉)が利用できるので、わざわざ室内のものを利用しなくても済む。
宿泊料金は今回4人で、素泊まり3000円(一人当り)と格安だ。
自炊の場合、ホテルから4〜5kmの所に大型スーパーが2つあり、食料調達には困らない。またコンビニもスーパーの直ぐ近くにある。
今回のような山行形態にはピッタリの宿であり、ロケーションも申し分なかった
詳しくは此方で→ ホテル公式HP

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