幸せなのが辛かった。
時々忘れそうになる。
そんな自分が恐かった…。
今すぐ会いたい…会って抱き締めたいの。
私達の絆…私に現実を見る勇気を与えてくれたあの子に。
でもその気持ちに罪悪感が混じっていることもわかってる。
ただの自己満足かもしれない。
無駄な足掻きをしてあなたを苦しめるだけかもしれない。
だけどこのささやかな幸せさえ現実逃避に思えてしまう。
あなたと私の思いは一つ。
思いを遂げるにはいろいろな方法がある。
あなたと私、できることもしなければならないことも違う。
だから私は行くの。
あなたの思いと共に。
私の思いはあなたと共にあるのだから。
あなたは私の気持ちをわかってくれる。
そして私もわかる―
どんな思いで頷いてくれたのか。
だけどこれは私が決めたことなのよ。
それでもあなたは自分のせいにしてしまうわ。
お願いだから自分を責めないで…。
私のゴールはあなたなの。
あなただけを目指して歩いているの。
絶対に辿り着いてみせるわ。
どんな壁が立ち塞がってもその向こうにはあなたがいる。
そう思うだけで乗り越えられる。
何にだって耐えられる。
そして再びめぐりあえたその時は…。
Fin
Written by ain
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