ソロライブ A'LIVE 2003 「A to Z」

2003.1.26 17:00〜
大阪・IMPホール
 

〜 ライブ・レポート 〜

 

 まずはバンドメンバーが定位置へ。
 ステージ向かって左から、キーボードのSHINGOさん、ベースのまるさん、ドラムのKaoruさん、パーカッションのK−taさん、ギター&コーラスの大竹さん、ギター&コーラスのU-Kenさん。
 そして直純さんがステージセンターへ。

 17:00ジャストスタート!
 
 静かな音楽がまず流れてきて、上を見上げている直純さんへライトが少しずつ照らされていきます。
 黒いジャケット、黒の細いストライプ柄の白いシャツ。
 歌い出すその瞬間の表情、すごくきれいだと思いました。
 曲当てクイズもあったので、最初の1曲が何なのか、すごくドキドキしながら待っていました。
 そして、流れてきたのは……。

 

♪ A to Z

 アルバム&ツアータイトルにもなったこの曲がライブ1曲目でした。
 やられました(^^;)
 クイズにするくらいだから、これはないだろうと思ったんですけれど……。
 クイズをする前は絶対『A to Z』からだと思っていました。アルバムはシャッフル禁止だったし、流れはアルバム通りだろうと。
 まだまだ読みが甘いようでした(^^;)

 

♪ COME ON!

 この歌の振りの一部で、HMV阿倍野店で見たポラのポーズ(人さし指と親指を伸ばした状態)と同じように見えました。
 歌の後半部分のYEAH!のところはよく声が通ってすごく素敵でした。
 あ、2番に入る時『疲れハテタ身体を」の歌詞が抜けてました。

 

 2曲終わって最初のトークです。
 歌っている時の真剣な表情から一変して、にこやかな笑顔。
 最初の2曲なのに、もう汗がかなり光っていました。
「こんなに汗かいたら痩せるね。みんなも5kg位痩せて帰ってください」なんて言っていました。

「キラリラリンな思い出を作ろう! じゃ、いつものように」ということで、直純さんに合わせてみんなで手をヒラヒラ。事前に練習したかのように揃っていたようです(笑)
 
 前日は加湿器を3つ、さらに浴室からの湯気を部屋をいっぱいにした状態の部屋で眠ろうとしたそうです。
 ふとんに入ったまでは良いけれど、次々に『がんばれ』『大丈夫?』とはげましメールが届いてなかなか眠れず。そして、『ここずっと寝ていないんだ』『大丈夫』『がんばる』とたくさん来たメールに返事をしていたとか。
 この時、メールの着ボイスを自分のにしていたそうで、自分の声で『メールだよ』と何度も聞こえてきて次第にうっとうしくなったとか(笑) 思わず携帯を投げて壊してしまうところだったみたいです。

 
 
♪ トラブルメーカー

 曲はどれもライブバージョンにアレンジされていました。私はこの曲のアレンジが良いなぁと思って聴いていました。
 最後の『フン』もありました。

 

♪ スカイライトの空

 La La La〜のところは何度もみんなで歌いました。
 普通に直純さんが歌って数回、会場の左半分、右半分、みんなで、もう一度みんなで。合計何回歌ったかなぁ。
 途中でピアニカとスルドを持ったお二方が前の方へと出てきていました。
 ホントに普通のピアニカ弾いていました。音がきれいでした。

(この時のMC忘れました)

「じゃ、次は静かな曲で。そのままでお聴きください」ということで、少し照明を落としてしっとりと3曲続けて歌いました。

♪ リフレイン

♪ siempre

♪ stay

 静かな3曲が終わりましたが、MCなしで次の曲へ。 

♪ 太陽の背中

♪ RUNABOUTな夜だから

 続けて歌った2曲。
 2曲目の方は知っている人も少ないかもしれないけれど、内藤寛さんや矢尾一樹さん達と作ったインディーズの曲だと説明。ラジオで歌詞を募集して、いろいろと組合わせて作ったそうです。
 ラジカセ一つ持って東北を回っていたとその当時の事も話していました。
 CDにサイン書いて、「はい、どうぞ、はい、どうぞ」と配って(売って?)いたとか。
 歌の時は、お客さんが声を出して合わせてくれることがあるのだけれど、なにせ音は小さなラジカセ。ちょっと合わせてくれるだけでも聞こえなくなって苦労したみたいです。嬉しいけど、できれば声はこれくらい(口パクしていました)落として欲しかったとのこと。

 前日の25日から40メロミックスで『A to Z』全曲の着メロと着ボイスが配信されました。
 以前の配信ですごくアクセスがあって、驚いた社長さんもアルバム全曲の配信に自ら熱心に関わってくれたそうです。

 

♪ Rainy day

 ここで、ちょっとしたハプニング? 出だしがちゃんと出てこなかったようです。
 U-Kenさんと何か耳打ちしていました。
 客席に雨を降らすとかなんとか演出があったみたいですが、苦情が来そうだから止めたとか?
 この曲、私的にちょっと思い入れがあるので、少し瞳がうるうるしてしまいました。

 

♪ 〜kiss you〜

 この曲を聴くと、サビの部分で人さし指を唇に当てて、この曲の振りをしたくなります。でも、会場ではやっている人少なかったみたいです。あまり動きが見えませんでした。私は小さくやってました(大きくできるほどスペースなかったので)。

 

♪ Go!Go!Over Drive

 曲の前にライブメンバーの紹介がありました。

 

『Go!Go!Over Drive』が終わると「次で最後の曲になります」の言葉。
 みんなは声を揃えて「えー?!」。この時の時間は18:30頃でした。
 ここでツアータイトル『A'LIVE』について説明。
 『ひとつのライブ』『生きる』など、直純さんのライブに対する強い思いがすごく伝わってきました。

 

♪ ALIVE
 Wow〜のところがすごく会場に響いていました。以前インストアイベントで1度聴き、その時もよく通っていたのですが大きな会場で聴きたいとずっと思っていました。
 この時に銀色のキラキラした紙吹雪が舞い降りてきていました。

 ここで直純さんとバンドメンバーは退場。
 U-Kenさんは『アンコールだ!』とばかりに手であおっていました。
 

アンコール1

 止まらない『アンコール!』の呼び声に応えて、衣装替えした直純さんが登場。
 黒いV字のセーター(シャツ?)に帽子。
 袖で涙を拭っていました。

「今日は泣かないって決めていたのに」
「アンコール、止まるんじゃないかと思った」
「楽屋行ったら、みんなの熱気で鏡曇ってんの。スモークいらないね」   

 と、涙ぐみながら言う直純さん。
 思わず私も涙が浮かんできました。

 
♪ 僕はヒーロー

 『僕はヒーロー』の歌詞にある『チビ川』。今見たらホントに小さな川だけど、子供の
頃はとっても大きくて飛び越えられなかった川だったんだよね、と。
 踏み出した一歩、ここにみんなといることができて嬉しい、良かったと言っていました。

♪ 嵐になれ光になれ

 最後に行くぜ!っという感じで流れてきたのは『嵐になれ光になれ』でした。
 会場内も待ってました!とばかりに大歓声でした。
 この曲、ネオフェス3(私は見られなかった)ではマイクスタンドを振り回すパフォーマンスがあったので、できるなら見てみたかったのですが、振り回せるようなスペースもなく、何より、マイクスタンドは使ってませんでした(^^;)
 サビの部分のフリは、片手にマイクを持っていたのでちょっとやりづらそうだったかな。

 

 歌い終わって退場となりました。
 U-Kenさんは去り際に会場に向かってピック投げていました。
 そして、再び「アンコール!」が会場に響きました。

 

アンコール2

 「アンコール! アンコール!」のコールから、いつの間にか『Nao! Nao! Nao!」のコールに変わっていました。
 この『Nao!』コール、全員がひとつになった感じがして感動しました。
 やがて暗いステージに1台のキーボードと椅子が運び込まれます。
 直純さんを呼び続ける『Nao!』コール。
 そしてまるで次の演出を知っているかのように私達が直純さんを呼ぶのに応えて、直純さんが1人で登場して椅子に座りました。

「やっと2人っきりになれたね」

 うきゃ〜(///) 言われたこっちも照れますが、言った直純さんもちょっと照れていました(笑)
「座ったら余計見えなくなるよね、ごめんねー」
「ここからはチケット代には入っていないから。特別サービス」と言いながらキーボードに向かう直純さん。
「上手くないけど練習してきました」とのこと。
 キーボードは独学で覚えたそうで、会場内のみんなも驚いていました。
 前触れもなく直純さんは「合唱コンクールがあってね」と話し出します。
 唐突な話題変えだったせいか「いきなり言われてもわからないよね。学生の時に合唱コンクールがあって……」と続けていくのですが、これはキーボードを弾くきっかけになった話しとなります。
 その合唱コンクールで伴奏をできるコが「弾きたくない」と言い出して(多感なお年頃だったからとか)、『弾けるんだから弾けよ!』と思いつつ『お前が弾かないなら俺が弾く!』と決めたのだそうです。
 その当時、お母さんがへそくりを出して夜店で売っていたオルガンを1万円で買ってくれたとのこと。押した後、なかなか元に戻らない鍵盤や、音がぽす〜と抜けるようなオルガンの説明をしました。で、そのオルガンで練習をしたそうです。
 
 キーボードに向かってからも続くトーク。途中で何故かあややの真似。その時、近くにカメラマンさんがいたようなのですが、そのポーズ、撮ってくれなかったようです。「ベストショットだったのに、もったいない」と言い、もう一度あややの真似をしていました。でもやっぱり撮られなかったような?(笑)
 会場から「もう一度」の声があがり、最初はもういいよとやらないそぶりを見せたものの、立ち上がってもう一度ポーズ。
「3回もやっちゃったよ、バカだね〜」と笑っていました。
 
 MCがずいぶんと長くなっている様子。それを気にして「早く弾けって感じだよね。でもこんなふうに話が長い時は、みんなも知っての通り緊張している時です」と一言。
 そのうち会場からも「弾いて」の声が聞こえてきたようで、「弾くよ、弾きます! なんかえらそうだね。弾かせていただきます」と返事。
 座り直して、「じゃ、弾きます」とキーボードに向かいます、が。
「どこだっけ?」
 最初の音がどこだか忘れてしまったようです。
 そして静かに弾き出します。が、途中で「あれ?」とつぶやくシーンがありました。
 

♪ 虹色・腕/弾き語り・スローバージョン

 曲名を言わなかったので出だしは何の曲なのかわかりませんでした。
 キーボードの弾き始めはちょっとだけたどたどしく感じたものの、すぐにそれは感じなくなりました。そしてスローテンポで歌い出した『虹色・腕』。
 ネオフェスでノリ良く歌っているのとは全然違い、スローテンポがすごく合っていました。
 独学で覚えたというキーボード。練習を繰り返し、ここまで弾けるようになったのだと思うと、すごく感動しました。直純さんの演奏は丁寧で、あたたかい音に聴こえました。
 
 弾き語りが終わると、バンドメンバー再登場。1人ひとり名前をみんなで呼びました。
 K-taさんは何故かミッキーマウスの鼻と耳の変装グッズ(?)を付けていました。ミッキーマウスと同じ誕生日だから、とか言っていました。次に登場したKaoruさんも変装グッズ付でした。その次がまるさんでしたが、普通に登場したので、付けていない方がなんだか変な感じだと言っていました。最後はSHINGOさんですが、登場すると『3、2、1、ダーッ!』と気合い入れていました。

「これが本当に最後の曲です」

 楽しかったライブもとうとうラスト。

「ここまで来れたのもみんなのおかげ、応援があってこそ。本当にありがとう。
 みんなが応援してくれるように僕も応援しているから」

 そんな直純さんの言葉に我慢していた涙はこぼれました。

 最後の曲は、直純さんがどうしても歌いたい1曲なのだそうです。

 

♪ 君に会えて良かった

 初めて聞くタイトルだったので、誰か別の人の曲なのかと思いました。
 もうサビの部分(タイトルと同じ歌詞)しかもう覚えていませんが、心地よい曲でした。
 以前から歌っている曲で、すごく思い入れがあるのだそうです。

 偶然(?)にも前日着ボイスをDLした中に『君に会えて良かった』というのがあり、なんだか嬉しくなりました。
 

 歌い終わると、直純さんを中心にライブメンバーが並び、肩を抱き、横一列のまま横歩きで退場していきました。
 


※以下はライブ中の出来事です。内容は覚えているのですが、どの時のものだったのかを忘れてしまいました。ということで、ここでまとめておきます。
 上記も間違っているところあるかもしれませんけれど御容赦を(^^;)

●この曲は?

 アレンジで前奏が変わっている曲があるせいか、流れてもすぐにわからない曲がありました。
 それは会場にいる皆さんも同じようで、曲がわかる前のその短い一瞬に『これは何の曲?!』と不思議そうな顔をしていたようです。
 あとから直純さんが『この曲何?! こんな曲私のリストにはないわ?!』とばかりに頭の中でフル回転して探しているような顔だった、と言っていました。

 

●実家に帰った時の話

 今年のお正月は実家に帰ったとのこと。
 「実家の御飯は美味しいねぇ」と言っていました。特別なんでもないような味噌汁が一番美味しくて良かったようです。
 グッズのすね太くんのモデルは実家で買っていたネコ。直純さんは可愛がっていたつもりだったけれど、そのネコはそう思っていなかったらしくすねた性格になってしまったとか。妹さんから「お兄ちゃんがいじめたせい」と実家に帰った時に言われたそうです。
 少しですがトークに妹さんが登場♪ 妹さんには『お兄ちゃん』と呼ばれているのかぁと密かに思いました(笑)

 

●宣伝?

 会場内はすごい熱気で暑かったです。
 直純さんも汗をたくさん流していました。曲の合間に汗を拭こうと手に取ったものは、ライブ限定グッズのハンドタオル。
「お、なんだこれは?!(笑) 新品なのによく吸うなぁ。みんな買った?」と汗を拭きながら言っていました。
 それと携帯で写真を取る時。この時も携帯にはすでにストラップがついていて「こんなところに!(笑)」とちょっと大きなリアクションでグッズの宣伝をしていました。

 

●日記用に

 恒例の写メール撮影。
 確か『虹色・腕』が終わった時だったと思います。
 本当はもう少し先に映す予定だったみたいです。
 会場が広いので、左側と右側にわけて2回撮りました。どんな感じで映ったのかは、"N" Diaryの1/26を御覧ください。

 

●逃げないで越えよう

 ラストの方だったと思います。直純さんは言いました。

「進んでいた道で大きな壁にぶつかった時、その壁から逃げてこっちへ行ってもまた壁にはぶつかる、じゃあ今度はこっちと行っても壁はあり、逃げてしまっても必ず壁にぶつかってしまう。逃げることは進まないことだから、初めに当たった壁を越えていくことが大切だよ」

 心にすっと入ってくる直純さんの言葉は、いつも自分に力を与えてくれます。

 

●おまけの感想

 ホントにホントにホント〜に素敵なライブでした。
 歌う時の真剣な表情、トークの時のにこやかな笑顔、そして感動の涙。
 スポットライトに照らされる直純さん、カッコ良かった(本当はこんなありきたりな言葉では足りないくらい)です。
 ネオフェスでも、インストアイベントでもない、ソロライブというあの雰囲気は独特で、スタンディングのせいか、すごく一体感があったような気がします。
 わざわざ大阪まで行くのかと周りに言われましたが、行って良かったです。
 思わず涙が出てくるようなライブは初めて。
 ライブを思い出しながらレポを書いている今も、ちょっとうるうるしています。
 ラストソングのタイトルではないですが、『直純さんに会えて良かった』と心からそう思います。

 大成功に終わった大阪ライブ。事務所のバクチは一人勝ちですね(笑)

ここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。

 

 ※間違っている場合もあります。あらかじめご了承ください。
(2/9 一部訂正)