響 直美

(画像は響先生よりこのページのみの使用許可をいただいております。無断転写は厳禁です)

 ある日、出会いが突然訪れて、ひとめぼれした作家さんです。
 ちょっとお財布に余裕があったので、買ったことのない作家さんでも探してみようかと思ったところに出会いました。
 たまたまカバーもかかってなくて、パラパラと覗いて、速攻レジに持っていきました。
 あの時の出会った瞬間の感動は忘れません。
 女のコのふわりとした長い髪、ふわふわの羽や綺麗な花々、丁寧に描かれた世界が広がっていました。
 ストーリーもただ甘いラブストーリーだけではなく、切なかったり心があたたかくなるような、ファンタジー調の素敵なストーリーなんです。
 時には血が流れる痛いシーンもあったり(それがまたかなり痛そうに見えます/^^;)、読みごたえたっぷり。
 ホントに素敵で、すばらしいです!(力説)

  響先生のストーリーは、まさに私が描きたいと思っている理想のものです。
 こういうエピソードを私は描きたかった、と思い、やられた!と思ってしまいます。
 どうしたらそんな素敵なストーリーができるのか、伝授して欲しいくらい。
 今現在(2002.7月)発売されているコミックスは2冊です。
 その私がひとめぼれした初コミックス『妖恋夜話』から作品紹介を、と思うのですが、どれも素敵でどの作品をとりあげてよいのやら。
 天使の歌声を持った盲目のしずくさんと、元気でかわいい女のコ瑠香ちゃんとのラブストーリーの『天使の歌がきこえる』(これはシリーズとして同人誌の方でもその後が描かれています)、他人とのつながりを断ち山奥で暮らす慶一と白狐沙霧の恋の話『妖恋夜話』、研究対象である天人フェザリアとDr.リガの想いの現し方についての『シュープリーム・エッグ』、それから……。
 代表してどれかというのではなく、どれも本当にお勧めなのです。
 最新作の『ハーレム・ナイト』は、中東の小国を舞台にしたヒロインの探偵レイチェルと依頼人ランドとのラブストーリー。奴隷として捕われたランドの妹を救出すべく、2人は中東へと乗り込み……といった感じの、甘いだけではないドキドキするような救出作戦が楽しめます。
 ヒロインが可愛くて、それでいて強くてカッコ良くて、すごく魅力的です。
 これは、ハ−レクイン原作なので響先生のオリジナルとはまた違った華やかでドラマチックな展開を楽しめます。
 また、響先生お一人ではないですが、『世界で一番残酷で美しいグリム童話』にも、『白雪姫』『いばら姫』を描かれていて収録されています。
 あと、ハムスターの本にも4コマありますね。
 2001年はプリンセスGoldなどに読み切りが掲載されているので、早くそれがコミックス化して欲しいと、切実に願っています(秋田書店さん、お願いします!)。
 同人誌の方でも素敵な作品がたくさんあります。
 『天使の歌がきこえる』の瑠香ちゃんとしずくさんのシリーズはぜひとも読んで欲しいと思います。ほんわかと心があたたかくなる感じのやさしい作品です。
 どの作品も響先生のパワーを感じ、作品ひとつひとつを大切にしていると、そんなふうに私は感じています。
 もっともっと響先生の作品がたくさんの人に読まれて欲しいと願っています。
 同人誌もたくさん出していらっしゃいますので、イベントの際はぜひチェックを♪

 

My Best Scene

『妖恋夜話』
P70
 沙霧が慶一とともに生きていくと白狐達に宣言するシーン

(強い覚悟を決めた沙霧の表情がとても印象的でした)

My Best Words

『シュープリーム・エッグ』
妖恋夜話収録  P160
フェザリア

「心も…形にできるんですよ」

(強い想いはどんな形であってもちゃんと『形』として現せるんですよね)

 


作品リスト

作 品 名

収 録 作 品

出版社
 

妖恋夜話
〜あやかしの恋のおとぎ話〜
天使の歌がきこえる
妖恋夜話(ようれんやわ)
射玉姫譚(ぬばたまきたん)
シュープリーム・エッグ
秋桜幻想(コスモスげんそう)

リイド社
667円(税抜)


コミックス表紙

ハーレム・ナイト
ハーレム・ナイト

宙出版
600円(税抜)


コミックスカバー折り返し


男と女の神話

男と女の神話

宙出版
600円(税抜)
 

作 品 名

収 録 作 品

出版社

世界一残酷で美しい
グリム童話1
いばら姫
(響先生作品)
             他

集英社
571円(税抜)

世界一残酷で美しい
グリム童話2
 白雪姫
(響先生作品)
             他

集英社
571円(税抜)

GOGOハムスターライフ1
ハムの王子様
(響先生作品)                    他

ソニーマガジンズ
680円(税抜)

 もっと響直美さんを知りたい・楽しみたいという方は
公式サイト BLACK HALF へどーぞ!