「綺麗な色の貝」

    望美は海辺で拾った貝を手に取った。

   「姫君? こんなところで何してんの?」

   「あ、ヒノエ君。あのね、手出して」

   「手、出していいの?」

   「いいけど?」

   「じゃ、遠慮なく」

    ヒノエは大胆に望美の唇を奪った。

   「い、いきなり何するのよ?! ヒノエ君のバカ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」

    望美は顔を真っ赤にして走り去った。

   「手、出していいっていうから『望美』に手を出したのに。
    オレ、何か間違ってる?」

 
 

 

                                   終


    ある意味間違ってません(笑)
    望美ちゃんは貝を渡したかっただけなんですが、日本語の解釈って難しい〜(笑)