「立川駅前広場の南口に……」

立川駅前広場の南口に新しく作品が生まれました。2013・11・22日です。
国際ソロプチミスト立川の創立三十周年記念で設置されました。

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立川駅南口の階段の上に燕が巣をつくっているのを見つけました。いつまでも燕がくる街でありますようにと思います。この作品を作るにあたり下敷きにした話しがあります。「幸せな王子」です。皆さんのよくごぞんじの燕と王子の銅像のお話し。オスカー・ワイルド作のお話しは、心優しい王子と、葦に恋した燕が南の国に旅立ちそびれ王子のもとで、街の貧しい人々に、銅像に飾られていた宝石を運ぶという話し。最後は悲しい結末ですが、小さいころ読んで心にのこった話しでした。
作品のモデルになってもらった少女は、12歳位。南の国からやって来た燕に、世界の様々な出来事をきいてます。小さく膨らみ出したむねを踊らせこの少女もまた、このまちから世界に羽ばたいていくことでしょう。
国際ソロプチミスト立川の御婦人方もかって少女のような心で、大人になり、女性や子供たちのために様々な活動をしています。
創立三十周を記念しての制作依頼でした。時計は、ソーラーで駆動、電波で自動的に時間が調整されます。デジタル時計ばかりになってしまい街になかなか時計がなく、困ることがあります。アナログ時計は、やはりわかりやすくていいですね。ポールの高さは、8.7m。船のマストをイメージしてます。少女ののっているところは見晴らしデッキです。小鳥達がなにやら加えてやってきてます。少女たちのよき人生の船出を祈り、ボンボヤージと刻みました。2013・11・22立川市長をまねき完成除幕式をして立川市に寄贈されました。北口の「風に向かって」の飛行機少年、「南風の少女」と、我が愛する立川に作品を作ることができ感謝します 。

 


この日、ソロプチミストの会長から立川市長への贈呈式が除幕式のあとおこなわれました。青いポールは、船のマストをイメージ上に時計があります。中間にデッキがあり、小鳥と話す少女がたってます。オスカー・ワイルドの「幸福の王子」からイメージしました。
南の風が吹く頃、遠い世界からつばめがこのまちにやってきます。少女は、世界の様々な出来事を燕から聞いてます。胸の少し膨らみ出した少女は、心をときめかせます。

立川の駅の階段には、燕のすがあります。いつまでもこのまちにやってきますようにと祈りをこめて。
( 作者BONZE)