「大地の音、大地の声」除幕式

東中神駅南側、江戸街道沿い、玉川町商店街の一角にある広場に、
赤川氏ザインによる ポケットパーク が完成しました。[2002.5.1]

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テープカット

 皆さんの後ろがクジラさんの頭の部分、左端にある木はミモザアカシア。
ポールはラッパを逆さにしたような形で、上から吹き抜ける風があると下の方で音が聞こえます。 左の方には水飲み場もあります。

 ちょうど昨年の今頃でした。

 赤川氏がスケッチブックを抱えて、我が家に立ち寄ったことを思い出します。昭島はクジラ祭りのあることもあり、シンボルでもあるクジラを取り入れたいと熱く語っていました。

 「まだわからないんだよ。僕の案が採用されれば、のはなしだからね。でも、いいものを作りたいなあ」そう言っていました。

 赤川氏は、自分の作品が町の中にあることで、あたりの雰囲気を柔らかく和やかなものにしていきたいのです。

 ここは交通量の多い交差点の角で、今までは殺伐とした風景でした。でも今は、素敵な緑とクジラさんの壁、ユーモラスなラッパの形、そしてその上にある温もりいっぱいのBonzeの分身が、あたりを一新してくれました。

 こんなものなくったって、人は生きていける。でも、生きるってなあに?柔らかな波長を交わし合いながら、譲り合い、助け合っていく心が人々の中になくなったら、長生きしてもつまらない社会になってしまいますよね。いくら美味しいものでお腹がいっぱいでも、いくら綺麗なべべを着ても、なにかが足りないって感じるようになる。

 待ちを行く人達が、ちょっと足を止めて見上げて行きます。信号待ちの運転席の人が車の窓から覗いています。みんな、にっこりしていましたよ。

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 ピノキオとゼベットじいさん