現代日本の歯科医療にはさまざまな問題点があります.特に必要のない歯科治療や自費診療の横行は目をおおうばかりです..

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病む日本の歯科医療



様変わりした歯科治療(まえがき)

 歯科材料や技術の進歩、歯科医師数の増加、むし歯の減少など疾病構造の変化などにより、日本の歯科医療はこの半世紀で大きく様変わりしてしまいました. 

 特に歯科医師数の増加が日本の歯科医療に多大な影響を与えています.
 その結果さまざまな問題が持ちあがっています.
 現代日本の歯科医療にはどのような問題があるのか、まえがきとして様変わりした歯科治療
を書きました.

《様変わりした歯科治療》


必要ない歯科治療を行う”過剰介入”(総論)

 様変わりした日本の歯科治療の中で、私がもっとも憂慮しているのは、必要もない歯科治療を行う”過剰介入”です.

 歯科治療の材料や技術の進歩にともなって、インプラントをいれるために健全な歯を抜歯してしまったり、不要な矯正治療を行って口の中を崩壊させてしまったり、白い歯白い歯といって健康なエナメル質や神経をを取り去ってしまったりといった、かつては考えられなかったトラブルが頻出しているのです.
《現代歯科医療の問題点》


経営のための自費治療とその害

 歯科医師数の増加によって、多くの歯科医院が過当競争にまきこまれ、患者さんの口の健康より医院の経営を優先した診療を強いられるようになっています.

 売り上げのために必要のない自費治療を行い、かえって歯の健康を害してしまうケースが続出していることに注意を喚起したいと思います.
《経営のための自費治療》


おどかす歯科医

 歯科医院の過当競争の害は無謀な自費治療だけではありません.

 「歯周病を放置すると大変なことになる」、「歯周病が全身に影響を及ぼす」などと、必要以上に患者さんの不安をあおるようなフレーズを歯科医がしばしば口にするようになっています.これらの文言は患者さんを集めることを目的としたもので、それほど心配がないのに、患者さんに過剰な恐怖心を植え付けています.
《不安をあおる歯科医療》


勉強の足りない歯科医たち

 経営を優先する歯科医療では痛みや腫れなどの病理現象に対する治療の勉強はさておき、インプラントやセラミックを口の中に入れることや患者さんを自分の診療所に集めるための勉強ばかりしているのが日本の歯科医の現状です.

 歯科疾患に対する勉強不足により、間違った薬剤投与が行われたり、口の中全体の状態特に咬合(噛み合わせ)を無視して補綴治療が行われたり、逆に自分勝手な咬合論による過剰介入による悲劇をもたらしたりしています.
《勉強の足りない歯科医たち》