Kyoto Shimbun 2002.05.20 News
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 住民投票の実施を
 志賀の廃棄物焼却施設計画
 滋賀県が志賀町栗原に計画している廃棄物焼却施設建設計画の是非を問う住民投票の実施を目指す市民団体の設立準備会が十九日発足、同町小野コミュニティーセンター(小野湖青一丁目)で住民に対する説明会を開いた。

 発足したのは「志賀町・産廃施設計画の住民投票を求める会」。発起人は琵琶湖環境権訴訟の原告団の一員だった同町のフリージャーナリスト有田一彦さん(46)で、世話人は約十人。

 説明会には住民ら約五十人が参加。有田さんが「四月の町議選は廃棄物焼却施設問題が争点となった。反対派が多数にならなかったが、町民の盛り上がりをこのまま終わらせてはならない。住民投票を行い、次のステップにつなげよう」と話した。このあと住民投票について、新潟県巻町や岐阜県御嵩町の具体例を挙げて説明した。

 住民投票の実施には、町長提案と議員提案、有権者の五十分の一の署名を集めた直接請求の三通りがあり、いずれも議会の議決(過半数)を要する。有田さんは「有権者の三分の一にあたる約六千人以上の署名を集め、議会に住民の意思を伝えよう」と直接請求を提案。署名集めは七月七日の県知事選後に始める予定。
写真=住民投票の実施を目指す市民団体の説明会(志賀町)
 


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