謹 啓
貴職におかれましては、日頃の議会活動まことにご苦労様にぞんじます。今後とも志賀町住民の興望を担う議会活動のため、ご健康に気をつけられ、更なるご活躍を祈念するものです。
さて、この度突然の書状を差し上げましたのは、栗原地先に県が計画中の廃棄物処理センターについての貴職のお考えをお伺いしたいという下記区長一同の思いによるものです。
私ども、7区(5自治会)では県による廃棄物処理センター計画について、「何故に志賀町なのか?」という疑問が根強くあり、今までのところ納得の出来る説明を得ていません。
いずれにせよ、県の計画が「焼却施設ありき」でスタートする事には「同意」できるものではありません。
そこで、私どもは「計画の白紙撤回」を求めようとしているところですが、そうした私どもの判断材料を得るためにも貴職のお考えをお伺いいたしたく、別紙・質問状をお届いたした次第です。
つきましては、不躾では御座いますが、ご回答を平成13年11月15日までに、同封の返信封筒にてお送りいただきますようお願い申し上げます。
平成13年10月25日
北住吉自治会長(区長) 藤岡 信義
住吉台自治会長(区長) 村田 壽瑛男
高城台自治会長(区長) 大田 知之
虹ケ丘自治会長(区長) 伊藤 信男
春日1町目自治会長(1町目区長)倉橋 鐵造
春日2町目副会長(2町目区長) 筒井 賢次郎
春日3丁目副会長(3町目区長) 坂尻 吉伸*区長公印は略させて頂きます。
県議会議員の松井としはる氏は文書による回答拒否した上で、口頭により大型産パイ処理場は志賀町でしかありえないと通告してきた!!
以下
砂 川 の 回 答 書 で す
北住吉自治会長(区長) 藤岡 信義
住吉台自治会長(区長) 村田 壽瑛男
高城台自治会長(区長) 大田 知之
虹ケ丘自治会長(区長) 伊藤 信男
春日1町目自治会長(1町目区長)倉橋 鐵造
春日2町目副会長(2町目区長) 筒井 賢次郎
春日3丁目副会長(3町目区長) 坂尻 吉伸
各区長様へ
栗原地先処理システム施設計画質問書への回答書
志賀町議会議員
砂川 次郎
1―1、 県が栗原地先に計画している産業・一般廃棄物処理施設(焼却施設) 建設に反対か賛成か?
答え:
反対である。
1―2、 その理由は?
理由:
住民にとっては最大の問題であるのに、行政よりの詳しい説明が未だ無い、町長はワニ区長会にて各区長の了解をもらったと言うが、書面への押印も、挙手にても意思表示はしていないとのことで、北村町長の勝手な判断としか思えない。
このような大きな問題は、住民投票で決すべきである。
2ー1、 県の計画では、焼却炉の処理能力は日量300トンで、産業廃棄物100トン・一般廃棄物200トンを
混合焼却することになっているが、この計画は妥当か?
答え: 妥当でない。
2―2、 その理由は?
理由:
いろいろ理由はあるが、基本的には、志賀町はこれといった産業もなく、産パイをあまり排出していないにもかかわらず、他の地方の産パイをひきうけるのはおかしい。産業廃棄物処理は排出者責任であるので、産業界が作れば良い。
3、 重金属等は安全か危険か?
日量300トン、燃焼温度1300度という大型ゆえに、重金属に限ってさえとんでもないものを気化させることになる。亜鉛 (沸点は摂氏907度)、カドミウム (767度)、水銀 (366度)、マグネシュウム (1107度)等々が気化され大気に飛散し周辺に降り注ぐと言われています。それでも危険が無く安全と言えるのでしょうか?安全か危険かを、お答え下さい。
答え:
北欧ではもはやゴミを燃やす事はどのように対処しても危険であり、出来るだけ燃やさず、リサイクル等の処理方法を実践しているので、燃焼によるゴミ処理は危険だというのは明らかである。
4、 志賀町から出るゴミの日量?
5、 各市町のゴミの日量?
答え:
以上の4、5、の問いについてはみなさん知っておられると思うのですが、もし知っておられなくて、データを欲しいのでしたらお知らせしますので、ご連絡下さい。
6. 伊香立の処理場でゴミ処理できるのに、何のために建設されるか?
現在の伊香立の処理施設で、今後10年以上志賀町のゴミは処理できるということですが、そうであれば県の処理施設は何のために建設されるとお考えでしょうか?
答え:
当然推測であるが、いろいろあるなかで、基本的には、産パイ処理のために建設しようとしている。
7. 県は何故志賀町に建設するか?
答え:
推測するほかはないが、尋常の神経の町長であれば広域処理場など積極的に誘致するはずもないが、町長本人が言っているように北村町長が県に誘致したので、県は渡りに船であったのであろう。上記の注意:県の肝いりで作られるが、第三セクターで運営されるので、県の施設ではないはずです。
8.
県からの志賀町議会への説明は十分されたのか?
志賀町議会のとった、立場と見解は?
県の計画は志賀町議会に対し十分な説明がなされたのでしょうか?
志賀町議会はこれに対してどのような見解と立場を取ることになったのでしょうか?
答え:
県議会で土地購入計画が可決される直前に簡単に知らされた。
その後県よりの説明があったが、短時間で資料も少なく十分とは言えない。
最大会派の皐月会議員と公明党議員は、町長が誘致の同意案件を議会にはからないことを良いことに、
再三の議場での砂川の問題追及にもかかわらず問題にしようとしない。
見てみぬフリの、消極的処理場賛成の立場をとっている。
9―1 25キロメートル圏広域処理は妥当か?
県は25キロメートル圏の広域処理を考えているようですが、これを妥当だとお考えでしょうか?
答え:
前提条件はいろいろあるであろうが、基本的に今回の件は妥当でない。
9―2 理由は?
理由:
2ー1の理由と共に、圏域の距離を設定しても実際上、日本全国からゴミはやってくるので気休めに過ぎない。
10、 一般廃棄物は自治体処理が当然ではないか?
産業廃棄物については,排出事業者が自己の責任で処理する事となっています。何故に自治体(県)が処理しなければならないのでしょうか?
答え:
基本的には「一般廃棄物は自治体処理が」当然である。
11、 何故産パイ処理を県がするか?
産業廃棄物については、排出業者が自己の責任で処理する事となっています。何故に自治体(県)が処理しなければならないのでしょうか?
答え:
推測でしかないが、「企業が適切な処理をしないから県が尻ふきをするように」と、国から通達が来ているから。と言うのが大きい理由と言えよう
12、 産パイと一般の混合燃焼炉を知っているか?
13、 知っているなら何処か?
答え:
14、 大きい事業の説明責任は?以上の12. 13.についてはみなさん知っておられると思うのですが、もし知っておられなくて、データを欲しいのでしたらお知らせしますので、ご連絡下さ
い。
地域住民に大きな影響を与えるような事業について、事業主体は十分な説明責任を果たさなければならないと考えますが、貴職のお考えをお答え下さい。
答え:
1―1の答えに準ずる。
15―1、 ゴルフ場跡地が県町に買い上げられたら、不法投棄は止まるか?
栗原地先のゴルフ場計画跡地が、県及び町に買い上げられたことで、今後志賀町での産パイ不法投棄等が無くなるとお考えでしょうか?
答え:
不法投棄は止まらない。
15―2、 その理由は?
答え:
それぞれ、土地の買収と、不法投棄は別々の事象であり関連性はほとんど無い。
16、 不法投棄の防ぎ方。
答え:
17、 志賀町がゴミ箱になるのはどう考えるか。いろいろ検討せねばならないが、基本的には、行政の取り締まり強化をうながす必要がある。
私たちの住む志賀町が滋賀県下の市町村のゴミ箱となることについて如何お考えでしょうか?
答え:
非常に問題である。
18―1、 計画に不透明さを感じるか?
貴職は、今回の栗原地先における、産業廃棄物処理施設計画の経緯に不透明なものを感じられておられますか?
答え:
大いに感じる
18―2、 上記の理由は?
答え:
わざわざ町長が処理場を県に積極的に誘致するのは尋常でない。
第二ゴルフ場から始まる土地の漂流も不透明さがある。
19、 市町村合併についてどう考えるか?
答え:
市町村側が言い出したことではなく、政府=お上が、言い出し、えらく積極的に行っていることなので、
本当に住民のために必要なことなのか、眉にツバを付けて考えてみなければならない。
追伸:
処理場の件で会合をもたれる時一度お呼びいただければ幸いと思います。
上記のお答えは公表させていただきますのでお知りおき下さい。以上