フライングディスククラブ

              

 

 

 

一粒荘フライングディスククラブのあゆみ

 

平成15年4月  クラブ活動としてスタート

平成15年11月 あいち障害者フライングディスク大会に参加

平成16年5月  第1回名古屋市障害者スポーツ大会フライングディスクの部に参加

平成17年4月  試行的に施設交流フライングディスク大会を行う

平成17年5月  第2回名古屋市障害者スポーツ大会フライングディスクの部に参加

平成17年9月  第1回施設交流フライングディスク大会開催(6施設の参加)

平成17年11月 あいち障害者フライングディスク大会に参加

平成18年5月  第3回名古屋市障害者スポーツ大会フライングディスクの部に参加

平成18年11月 第2回施設交流フライングディスク大会開催(6施設の参加)

平成18年11月 あいち障害者フライングディスク大会に参加

 

 

 

 

 

一粒荘での練習風景

 

 一粒荘での練習風景です。毎週水曜日に食堂で       

行っています。試合形式では行っていませんが

1投1投集中して投げています。

                                             

 

 

 

 

 

 

 

全ての利用者が手や腕が自由に使える         

わけではありません。不自由ながらも

工夫して投球しています。

この利用者は左手の薬指と小指でディ

スクをはさんで投球しています

 

 

 

 

正式なルールではないのですが、5m届かなくても    

3mなら・・・、という利用者のために、オリジナル

として3mの種目を作りました。場合によっては2m、

1mと距離の適正を見ています(のちに施設交流大会

で、3m種目は「自己申告制」という形で登場します)

 

 

 

 

 

フライングディスク競技には2種類あり、「アキュラシー」と「ディスタンス」があります。アキュラシーは、正確性を競う競技で、「アキュラシーゴール」めがけてディスクを10投し、何投入ったかを競います。ディスタンスは投げたディスクの距離を競う競技です。3投してどれだけ遠くに投げられるかを競います。
現在、一粒荘ではアキュラシーのみ行っています(ディスタンスは広い敷地がないとできない・・・というのが理由です) ここではアキュラシーのみですが、公式のルールをご紹介します。

 

 

フライングディスク競技規則    日本フライングディスク連盟競技規則より

第1条 競技・種目

 競技は、日本障害者フライングディスク連盟の競技規則を参考とし、アキュラシー競技の

 ディスリートファイブ、ディスリートセブンとディスタンス競技を行うものとする。

第2条 アキュラシー競技

 1 競技フィールド

(1)   競技は平坦かつ障害物のない地域でなければならない。

(2)   サイト(1プレーヤーが競技する競技場)の設置は追い風を原則とする。

(3)   各サイトの間隔は、アキュラシーゴール間の距離を5m以上とする。

(4)   競技場には吹流しを設置する。

 2 用具

 (1)ディスク

    競技用ディスクは、日本フライングディスク協会公認および推奨品(含む日本障害者

   フライングディスク連盟公認)の「ファーストバックモデル」で、直径23.5cm

      100±5gとする。(図1)

 (2)アキュラシーゴール(標的)(図2)

  材質:鋼鉄製で円形部はオレンジ色焼付仕上げとする。 

  形状:内径91.5cmの円形とする。パイプの径は2.5cmとする。

  位置:アキュラシーゴールの前面がスローイングラインと平行で外形の最下部が61cm

     なるように設置する。

 (3)足留材

   足留材は、投げる側の面がスローイングライン上になるように設置し、その構造は次の

   通りとする。

  材質:木製またはプラスチック製とする。

  色:白色

  形状:長さ160cm、幅6cm、高さ4cmとする。

  止め方:競技場に完全に固定する。

  スローイングアシストライン:視覚障害者にスローイング方向がわかるように、スローイング

  ライン中央からアキュラシーゴール方向に直角に直径1.5cm、長さ50cmの丸棒を設置する。

 3 競技

(1)   競技種目

  ディスリート・ファイブ:スローイングラインの中央よりアキュラシーゴールまでの距離を

  5mとする。

  ディスリート・セブン:スローイングラインの中央よりアキュラシーゴールまでの距離を7mとする。

2)競技方法

@       プレイヤーは、10回(10投)連続して試技するものとする。

A       スローイングのほうほうは自由とする。

B       補助具も含め、競技上有利となる用具の使用は認めない。

C       プレイヤーが視覚障害の場合、競技役員がアキュラシーゴール後方3mの距離から音源で

知らせることができる。

D       試技の時間は、プレイヤーが1投目のディスクを受け取ってから5分とする。5分をこえた

試技は無効とする。

 (3)得点

@ 得点は、ディスクが地面に触れずに直接アキュラシーゴールを通過した回数とする。逆方向から

通過した場合は得点とならない。

A      得点が同じであった場合、10回(10投)の試技において、第1得点を先に取得したものが

上位となる。第1得点が同じであれば順次、次の得点によって決定する。同順位の場合、上位

3名の決定にあたっては、3回(3投)の追加試技によって決定するまで同様の試技を続ける。

4位以下は、同順位とする。

 (4)反則

    @ プレイヤーが競技中にスローイングラインの前面を除く上部に触れるか、踏みこえたときには

      無効とする。

A       車椅子または椅子の設置面がスローイングラインの上部または外側の地面に触れるか、踏みこえた

ときには無効とする。フットレストがスローイングライン上の空間に出るのは認める。

    B 補助具は、身体の一部とみなされる。

B       無効となったスローイングは、1回の試技とみなされる。

図1:ディスク       図2:アキュラシーゴール

 

一粒荘の活動

 

名古屋市障害者スポーツ大会 (瑞穂陸上競技場)

 

名古屋市が主催する障害者スポーツの大会です。フライングディスクだけでなく、競走・跳躍

投てきなどの陸上競技も行われます。

 

あいち障害者フライングディスク大会

                                     

          

   
年に1度、あいち障害者フライングディスク大会に参加しています。この大会は、あいち障害者フライングディスク協会が

中心となった大会です。参加人数は毎年700〜800名あり、会場は愛知県体育館で行う大規模な大会です。

 

 

 

 

 

施設交流フライングディスク大会


 

 

 

一粒荘をはじめとし、あわせて6施設が集まり、療護施設だけの大会です。公式のルールではなく

障害者に合わせたルールを作り、スポーツとしてより楽しみやすくしてみました。まだ2年目ということで、

まだまだ未完成なところはありますが少しずつ良いものになってきています。

実際、第2回施設交流フライングディスク大会で適用したルールを紹介します。

 

 

 

第2回施設交流フライングディスク大会ルールについて

 

3名(4名)を1つのグループとし、各種目・各グループの成績1位の選手が決勝トーナメントへ進出できる。

予選リーグについて

予選は、勝ち・負け・引き分けによる勝ち点制によって行います。(○:3点 ●:0点 △:1点)

勝ち点の合計が同点の場合、2試合(3試合)で投球し入った合計が多かった選手が勝ち。

それでも同点の場合、じゃんけんによって決める。

各種目の決勝進出者が決まったら、くじによりトーナメント組み合わせを決める。

決勝トーナメントについて

 決勝は10投投げ終わった時点で同点の場合、決着がつくまで、サドンデス形式で行います。

 

 

 
7mの種目について

 7mの種目の参加エントリーが本年度は4名しかありませんでした。よって、3m・5mと同様の

形をとることができません。そこで、7m種目は

 4名による予選通過順位を決めるリーグ戦(上記のリーグ戦と同じ形式)を行い、1〜4位を

 決めます。順位が決まった時点で組み合わせが決まります。(トーナメントの形が違うので別紙

を参照して下さい)

そのトーナメントで最終的に勝った選手が優勝になります。

 

 

リーグ方式による1対1の個人戦

障害別・男女別の区別なし

種目は3m・5m・7mの3種目。各種目ごとに予選を行い、グループの1位同士による決勝戦を行う。

※3mは1m・2m・3mの中で届く距離を自己申告

 

投げ方は自由。必要であれば職員による補助も可。ただし、明らかに投球に有利と思われる補助は不可。

投球の際、投げる意志がない、または不可抗力によってコート内にディスクが落ちた場合は投球には

含まない。

視覚障害のある選手についてはアキュラシーゴールの位置を音で教えることができる。

先攻・後攻をじゃんけんで決め、10投なげたら交代。

1人2投練習投球(カラーディスク)してから開始する。

審判の笛の音が鳴ったら投球を開始する。1投における時間は30秒以内。障害により30以内で投球が

できない場合は考慮するが、1分過ぎた場合はミスとする。

3mの種目のみ、距離変更ができる。ただし、6投目以降の変更は認めない。