先日、新聞でおもしろい記事を見つけた。
思わず「う〜ん!」と唸ってしまったその内容を紹介しよう。
それは「パーソナルバランスシート」なるものを作ろうというもので・・・
「資産」というのは目に見えるものだけではなく、むしろ個人資産は目に見えない無形のものほど将来を占う上では価値がある、というもの。
まず「有形資産」とは土地、建物、預貯金、個人の持ち物などで、ここで言う「無形資産」とは別。で、無形資産の中には3つあって、「固定資産」「流動資産」「棚卸し資産」。
「無形固定資産」は性格、特技、人脈(恩師・親友など)。
「無形流動資産」は肩書き、知識、人脈(その時々で変動あり)。
「無形棚卸し資産」は健康、情報、人脈(仕事関係など)。
人脈についてのみ言えば、単なる取引き先などで人間的なお付き合いをしていない間柄ならば、それは「棚卸し資産」とのこと。当然誰だって「固定」や「流動」資産的人脈を築いていきたいもの。しかしながら日常生活の中で「棚卸し資産」的どうでもいい連中に振り回されることがいかに多いことか。一日のほとんどは仕事をしているので、日常、付き合っている人の多くが「棚卸し資産」というのは、しょうがないけど。自分のまわりでゴチャゴチャ言ってる奴はどの分類に属する奴なのかを見極め、そいつが「棚卸し資産」(その場だけの登場人物)であれば、そんな奴は適当にサラリとかわしておけばいいでしょ?と思いたいワケ。どうせお互いさま、そいつだってこっちのことはその程度のもの。(そんな風に考えると、あまり仕事上の人間関係なんかで悩まなくてもすむとも思う)
「無形棚卸し資産」は年に一回は見直しが必要・・・とも書いてあった。(なるほど)
一方、自分にとって大切な「固定・流動資産」の人達とは、会えなくてもこちらから連絡を取って末永いおつき合いをお願いしたいもの。だけどその人達にとって僕は「棚卸し資産」だったりして・・・ショック!・・・
「棚卸し」→「流動」→「固定」へと、レベルアップを心がけることが望まれるとも書いてあったけど、なかなかこんな僕のような考え方では難しいな、実際・・・
まあ仕方がねえな。
僕のまわりの(大切な)「棚卸し資産」の方々のため、明日もお仕事、お仕事・・・
「無形固定資産」及び「無形流動資産」のみなさまへ・・・ (2001・9)