12月10日(火)

  そんなワケで「高崎、再!訪問の日」となってしまったのであります。

この日は深谷で仕事だったので、そのままJRで高崎へ。大沢先生はこの日、塾の授業があるとのことで帰宅時間は10時過ぎだという。3時間近くも時間が余ってしまう。せっかくの時間だしと思い、約1年ぶりに中学時代からの友人、杉下と会うことにした。新前橋の「夢庵」で飲み食いして、その後車で大沢先生宅まで送ってもらった(ちなみにビールを飲んだのは俺だけで、車の運転がある「群馬県警杉下殿」は一滴も飲んでおりません。念のため)。

10時頃おじゃまする。大沢先生もちょうど帰ってきたところらしいが、既にビールがグラスに注がれていた。あわっ。「先日はどうも有り難うございました」の挨拶もそこそこに「乾杯!」。そして1時間程して永田さんと、久しぶりの清水君(直樹君じゃなくて永田さんの塾関係の清水君です)が登場!!

実は、この日に大沢先生宅におじゃまさせて頂くことは、永田さんには伝えてあったのだけど、電話で話した訳では無いのです。なんと!「パソコン通信」の電子メールで連絡しておいたのだ。「おほん!」そう、先日「電脳青年」の柴田が頑張ってくれたおかげで、永田さんのパソコンとも通信できるようになったのだ。永田さんや萩森さんからも「電子メール」をもらったりして、パソコンの輪は広がりつつある。柴田によれば「ホームパーティー」という、仲間うちだけで使える情報交換の掲示板のようなものを、500円/月で使用できるらしく「永田さんのホームパーティーを作ろう!」と、話は盛り上がっている。パソコン通信を通じて、今まで以上に交流が深まり、パソコンの輪が広がることを期待する(^-^)。

この日は、永田さんが買ってきてくれた「もの凄え〜旨い!!」焼酎を飲ませてもらう。焼酎の本場九州は大分の酒で、ストレートで飲める程、否ストレートで飲まなければもったいない程の、旨い焼酎だった。旨い日本酒のような口当たりで、喉を流れながらす〜っとアルコールが消えていくような感じだ。しかし、調子にのってグイグイやってると、やっぱり25度!「もの凄え〜酔っぱらう!!」

永田さんが、最近見つけた酒屋で「名物凝り性おやじ」に薦められた焼酎だという。なんでも旨い酒を探しにわざわざ九州まで行って、「これは!」と思う酒を見つけると、カメごとおさえてしまうという。ついでに「これは!」と思う客を見つけると、やはりしっかりおさえてしまうとか、、ねえ、永田さん、、

いやあ、しかし焼酎の奥の深さにビックリさせられる1本でした。ちなみに何ていう名前でしたっけ??、、今度是非買って帰りたいものです。

深夜1時過ぎ、大沢先生がその焼酎と共に消え、お開きとなる。

翌朝は、思った程酒は残って無くなんとか二日酔いは免れた。ちょっと寝坊したけど。やはり旨い酒というのは、良質なアルコールということだろうか。

朝ごはんをいただき(あつかましくってすみません)10分ちょっとで行けるはずの井野駅まで20分かけて歩き(やっぱり道覚えてなかった、、)深谷へと出勤するサラリーマン塩川であった。

「 大沢先生、朝はお会いできませんでしたけど、二日酔いは大丈夫でしたか?」いろいろお世話になりました。肝心のデジタルカメラはしっかり持って帰ります。でも、またおじゃま出来たのもデジタルカメラのおかげってワケか、、ハハ。



振り返ってみれば、浪人生時代に突入した二十代(柴田、清水は大学生だったけどね)大沢先生や永田さん達と出会い、し組と共に歩んできた二十代。群馬から東京へ「行って来いよ!」と背中を押してもらった大沢先生と、遂に三十代を迎えた今年、また再会出来たのも何かの縁ではないか?と、勝手に考えている今日この頃。今度は「福岡でもどこでも行って来いよ!」とまた背中を押してもらったような気がする。自分自身「十年ひと昔」という言葉が身にしみるように、ひとつの区切り、ひとつの青春の終わりを実感として感じている。同時にまた、新たな飛躍のチャンス、新たな青春のスタートだと考えている。結婚して、考え方が多少「おじん」くさくなったのかもしれないけど、今は「時の流れに身をまかせ、あなたの腕に抱かれて〜」じゃないけど、柔軟に、そして前向きに将来を考えて行こうと思っているワケだ(う〜ん、大人になった〜!)

正直言って、東京にまだ多少の未練はあるし、ふるさと群馬から遠く離れる事に、若干の寂しさ、不安はある。でも、大沢先生の「人間ステタモンジャナイヨ」の中の言葉をお借りするなら、「ふるさとの体温」を僕はたっぷりと蓄えているつもりだ。「二十代の思い出の体温」も蓄えてきた。どこに行っても、何があろうとも、自分らしく自信を持って生きていけると思う。まだまだ人生旅の途中。そして誰に何と言われようと自分の人生、自分で選ぶ道である。(と、自分自身に言い聞かせているのです)

「し組」としてもまた、新たな思い出を刻むべく、これからも共に歩んでいきたいと考えている。


 最後に、西東三鬼の俳句から..    「わが家より旅へ雑草の花つづく」

  そして新人、塩川公之の俳句から..  「からっ風 行って来いよと背中押す」

     もうひとつ..                  「Iターン 君のためなら愛ターン」

     し組の赤羽に..                 「青春の思い出刻む赤水門」

 な〜んて、これで終わっては自分らしくないので..  「のんべえは 大事にしなきゃ胃肝臓」
                                    「俳句より 俺にあうのはバイクかな」?

 と、このへんで...
                                1996年12月 今の気持ち